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明治37年7月25日生まれ、昭和63年9月24日逝去(享年84歳)。
芸術活動一筋の人生を歩まれ、日本彫刻界の巨匠として国内外に認められるとともに、市の芸術文化の向上にも多大な貢献をされました。
昭和56年までの間、5回にわたり紺綬褒章を、昭和57年には勳四等瑞宝章を叙勲し、同年12月には茅野市名誉市民(2人目)の称号が贈られました。
同氏の作品は、パリ・ヴァンセンヌ公園の「雲水郡像」、国立近代美術館の「托鉢」、第33回国民体育大会のモニュメント「やまびこ郡像」、尖石縄文考古館の「縄文の手」など多数あるほか、茅野市の蓼科高原美術館矢崎虎夫記念館に数多く展示されています。
令和4年度 茅野市中央公民館 茅野学講座「父 矢崎 虎夫が歩んだ人生と彫刻の世界」
彫刻家であり茅野市名誉市民である矢崎虎夫氏の次女、有賀敬子さんを講師にお招きし、講演・解説をいただいた講座の様子をお伝えします。蓼科高原美術館 矢崎虎夫記念館を会場に、芸術活動一筋に歩んだ父の人生と矢崎虎夫氏が遺した彫刻の世界についてお話しいただきました。
茅野市中央公民館の学習専門委員会では、地域の宝物や魅力を見つけたり再発見をしたりしながら作成する「お宝マップ」を提案しています。
令和4年度には、上記の有賀敬子さんの講演会を通して、矢崎虎夫氏の彫刻にかけた思いや各作品の背景について学ぶことができました。そして、これまでの氏の活動や人物像、茅野市内等の各所に設置されている彫刻を周辺の地図とあわせ、リーフレットとして編集しました。市内等に点在する氏の作品を収録したこのリーフレットが、各地域での学習活動等の参考となれば幸いです。
今後、このリーフレットは氏の功績や作品をまとめたものとして後世へ残しつつ、茅野市の魅力の再発見に係る活動等で活用していく予定です。
※作成したリーフレットはA3サイズ(折り畳み式)です。リーフレットは茅野市中央公民館窓口、各地区コミュニティセンターで無料配布しています。(掲載先で配布されている場合もあります。)