本文
茅野市では、「幸せを実現できるまち」をまちづくりの普遍的なテーマとする、第6次茅野市総合計画を策定しました。
茅野市は、昭和48年度(1973年度)からの第1次総合計画に始まり、これまで5次にわたる総合計画を策定し、目指すべき都市像の実現に向け、まちづくりを行ってきました。第5次総合計画策定以降に新型コロナウイルス感染症が世界で猛威を振るい、人々の暮らしに変革をもたらし、ロシアのウクライナ侵攻は、日本経済に大きなインパクトを与えました。
一方で、持続可能な社会の実現に向けて、SDGsや脱炭素化などが世界共通の課題に掲げられています。国や長野県は、こうした世界規模の動きを捉え、ゼロカーボン、DXなどをテーマに新たな取組をスタートしています。このように、第5次総合計画策定時の想定を超えるレベルで茅野市を取り巻く環境が大きく変化する中、人口減少・少子高齢化も着実に進展しており、今後、茅野市が直面し、解決を求められる課題は、これまで以上に複雑多岐に渡ることが予想されます。
現在茅野市は、こうした課題に対応するため、これまでのまちづくりの仕組みを見直す行財政改革の推進や新たなまちづくりの手段であるDXの活用と、新たな価値観であるGXの共有を進めています。今後も、目まぐるしい変化が予想される社会経済情勢へ的確に対応し、茅野市の強みを活かしながら、新たな手段や価値観を取り入れ、持続可能なまちの実現を目指すまちづくりの指針として、第6次茅野市総合計画を策定しました。
茅野市では、昭和57年(1982年)に、茅野市民憲章を制定しました。
茅野市民憲章は、市民の皆さんの総意により定められたもので、長期にわたって茅野市のまちづくりが目指すべき方向性を示すものであり、市民の皆さんの暮らしをより良くするための行動指針、行動目標でもあります。
第6次茅野市総合計画は、「基本構想」と「基本計画」によって構成しています。
基本構想は、市の長期的な市政経営に係る目指すまちの将来像と、その将来像を実現するための政策の基本的な方針などを定めています。
「幸せを実現できるまち」
「たくましく やさしい しなやかな 交流拠点CHINO」
新たなまちづくりの仕組みを整えて交流を拡大し、人の力をつなげてまちの力に変えながら、これまで茅野市が培ってきた「たくましさ」、「やさしさ」、「しなやかさ」に、さらに磨きをかけるため、茅野市が実現を目指す交流の考え方として、以下の3つを掲げます。
1 「若者に選ばれるまち」の実現
2 地域における支え合い、助け合い
3 “知”の(CHINO)交流拠点の創出
「たくましく やさしい しなやかな 交流拠点CHINO」として、様々な交流の力を発揮し、まちの「たくましさ」、「やさしさ」、「しなやかさ」に磨きをかけるため、次の3つのまちの姿を描き、その実現に向けて市民と行政が一緒に取組を推進することで、「幸せを実現できるまち」の具現化を目指します。
1 安心して快適に暮らせるまち
2 心豊かに学び育ち活躍できるまち
3 活力と魅力があふれる稼げるまち
まちづくりの普遍的なテーマ、目指すまちの将来像、3つのまちの姿の実現に向けて、課題解決の「基本となる手段」と、共有すべき「基本となる価値観」を、次のとおり定めています。第6次茅野市総合計画に位置付けたすべての取組は、「基本となる手段」、「基本となる価値観」を取り入れながら推進していきます。
1 行財政改革
2 DX・アナログの再構築
1 GX・ゼロカーボン
2 多様性の尊重
3 縄文文化からの学び
基本構想に掲げた3つのまちの姿に関係する分野を27の基本計画とし、それぞれの基本計画に目指すまちの姿や成果指標と目標、重点施策とその基本的な方針などを定めています。
1 社会福祉 | 2 地域福祉 | 3 健康・食育 |
4 地域医療 | 5 環境・衛生 | 6 道路・河川 |
7 上下水道 | 8 住環境 | 9 公共交通 |
10 防災・減災 | 11 市民生活 | 12 行政経営 |
1 子育て | 2 教育 |
3 読書 | 4 生涯学習 |
5 文化・芸術 | 6 文化財 |
7 スポーツ | 8 共生社会 |
1 農林業 | 2 商工業 |
3 観光 | 4 雇用、人材育成、企業・創業 |
5 シティープロモーション・広聴 | 6 交流人口・関係人口、移住・定住 |
7 中心市街地 |
第6次茅野市総合計画は、令和6年度(2024年度)から令和10年度(2028年度)までの5年間です。
第6次茅野市総合計画の計画書については、下部のダウンロードにPDFファイルを掲載していますので、ご覧ください。各項目をクリックするとPDFファイルが開きます。
※A4版はA3版を分割したデータです。A4版を印刷する場合は、印刷設定のカスタム倍率を90%に変更することをお勧めします。