本文
公共施設については、これまでも茅野市の現状、施設使用料の見直しや公共施設のあり方に関するアンケート結果についてお伝えしてきました。公共施設のあり方については、課題もたくさん抱えている状況です。今回は、公共施設の維持管理についてスポーツ施設をピックアップしてお伝えします。
≪公共施設について掲載した記事は下記をクリックして確認できます≫
広報ちの令和5年9月号 Vol.2「公共施設の現状」
広報ちの令和6年4月号 Vol.6「施設使用料の見直しについて」
広報ちの令和6年6月号 Vol.8「施設使用料の見直しについて」
広報ちの令和6年11月号 Vol.12「施設使用料の見直しについて」
スポーツ施設は利用者に安全かつ快適にご利用いただくために、光熱水費や整備費など多くの予算をかけて維持管理しています。具体的には自由広場や広場野球場等のグラウンド整備、体育館や陸上競技場等の機器等の点検、テニスコート等の砂の補充、弓道場の安土整備等を毎年実施しています。
物価高騰の影響も受けており、光熱水費は令和5年度の決算額は約2千137万円となっており、令和元年度の決算額約1千334万円と比較すると約800万円増加しています。
これらの維持管理費は使用料による収入を大きく上回り、不足分は皆さまから納めていただいた税金で負担しています。
公共施設の多くは老朽化が進み、今後も修繕等の維持管理費は増加することが予想され、公費負担の増加も課題となります。公共施設のあり方については、現在検討を進めていますが、施設を適切に維持するため、また施設を利用する方と利用しない方の負担の公平性を確保するためには、施設使用料等の見直しが必要不可欠です。現在無料でご利用いただいている施設も多くありますが、今後も施設を維持していくためには、利用する皆さまに一定の負担をお願いしなければなりません。
これからも市民の皆さまにとって身近で大切な場所であり続けるため、今後も経費削減等の努力をしながら、公共施設を適切に維持していきます。
行政だけではなく、施設を利用する皆さまとともに支え、公共施設を未来につないでいきたいと考えていますので、皆さまのご理解とご協力をお願いします。
施設使用料について、令和6年度は見直しの年となっており、令和7年4月1日から改定する予定で見直しを進めてまいりましたが、改定時期を延期することとなりました。改定の際は改めてお知らせします。
広報ちの令和7年4月号掲載「行財政改革待ったなし!持続可能な茅野市であるために」vol.15 [PDFファイル/905KB]