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茅野市は、昭和50年代から平成初期にかけて市民サービスの向上と都市機能の充実のため多くの公共施設を整備しました。これらの施設は老朽化が進むとともに、急激な人口減少と少子高齢化が進むなか、公共施設に対する住民ニーズの変化もあり活用されていない公共施設や、管理運営面でさらに工夫が必要な公共施設があるなど多くの課題を抱えています。
そこで、茅野市では無作為抽出した18歳以上の市民3,000人を対象に、公共施設のあり方に関するアンケートを実施しましたので、その結果の一部をお伝えします。なおアンケート結果は今後の公共施設の方向性や再編を検討するための基礎資料とします。
・実施期間:令和6年6月19日(水曜日)から7月10日(水曜日)
・調査方法:無作為抽出した18歳以上の市民3,000人にアンケートを郵送
回答は返信用封筒にて返送またはWebフォームで回答
1 子育て支援施設 33.7%
2 保健福祉施設 29.0%
3 小中学校施設 27.2%
4 観光・産業施設 24.5%
5 温泉施設 18.5%
6 スポーツ施設 17.9%
7 図書館施設 14.5%
8 文化・芸術施設 9.8%
9 コミュニティ施設 9.3%
10 公民館施設 4.0%
11 博物施設 3.5%
12 その他 4.4%
【回答者:980人】
1 誰もが自由に立ち寄れるスペースが充実している 52.9%
2 イベントやプログラムが多く実施されている 31.3%
3 地域の情報が集まる・交流ができる 23.6%
4 子ども(乳幼児)を遊ばせことができる 22.8%
5 開館日が多く、開館時間が長い 22.1%
6 生涯学習のサポートが充実している 18.5%
7 学習スペースが充実している 10.5%
8 部屋や貸会議室が多くある 8.8%
9 その他 5.1%
【回答者数:952人】
1 同じ機能の施設を統合する 53.6%
2 市民ニーズの高い施設は建て替えをする 38.1%
3 異なる機能の施設を複合化する 37.9%
4 民間譲渡する 24.5%
5 廃止する 19.9%
6 受益者負担を求める 13.6%
7 現状のまま使いきる 6.3%
8 その他 2.5%
【回答者数:993人】
1 利用頻度や稼働率が低い施設 56.1%
2 社会情勢の変化などにより、市民ニーズに合わなくなった施設 46.7%
3 地域内で役割や機能が重複している施設 30.6%
4 維持管理に多額の費用がかかる施設 23.1%
5 老朽化が目立つ施設 22.5%
6 民間施設でサービスや機能の代替が見込まれる施設 18.3%
7 その他 1.4%
【回答者数:986人】
1 人口の推移や時代の変化に合わせて効率化をはかること 56.2%
2 将来世代に財政負担が集中しないようにすること 52.0%
3 行政サービスの水準が低下しないようにすること 27.5%
4 世代等に関わらず誰もが利用できること 26.2%
5 行政サービスの地域格差が生じないようにすること 18.9%
6 地域のコミュニケーションが活性化するような場づくりをすること 13.9%
7 その他 2.6%
【回答者数:983人】
1 図書館 29.5%
1 温泉施設 29.5%
3 総合体育館 25.5%
4 公園施設 21.2%
5 市民館 19.3%
6 地区コミュニティセンター 14.4%
7 尖石縄文考古館 13.8%
8 スケートセンター 12.9%
9 陸上競技場 7.7%
10 中央公民館 6.7%
11 ひと・まちプラザ(ゆいわーく茅野) 6.6%
12 八ヶ岳総合博物館 2.3%
13 その他 6.2%
【回答者数:967人】
1 中央公民館 29.6%
2 八ヶ岳総合博物館 28.8%
3 スケートセンター 22.4%
4 地区コミュニティセンター 19.1%
5 ひと・まちプラザ(ゆいわーく茅野) 18.9%
6 温泉施設 16.2%
7 公園施設 15.1%
8 尖石縄文考古館 10.2%
9 陸上競技場 8.8%
10 市民館 7.9%
11 図書館 5.3%
12 総合体育館 2.8%
13 その他 7.5%
【回答者数:914人】
このほか、市内の公共施設について、認知度や利用度、必要度などもアンケートをしています。アンケート結果をすべてご覧になりたい方は茅野市ホームページに掲載していますのでご覧ください。
また、今回のアンケート結果を持って施設の存続や廃止等を決定するわけではありません。今後の公共施設のあり方について、ハード面だけではなくソフト面でも参考にしながら検討を進めていきます。
広報ちの令和6年11月号掲載「行財政改革待ったなし!持続可能な茅野市であるために」vol.12 [PDFファイル/623KB]