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クマ出没注意! クマとの遭遇に注意!
長野県内に発出されていた「ツキノワグマ出没警報・出没注意報」は7月31日をもって期間が終了となりましたが、引き続きご注意をお願いします。
秋のクマは、冬眠に備えて脂肪を蓄えるため、エサを探し回ります。登山やキャンプ、キノコ採りなど山林内に立ち入る際は、クマとの偶発的な遭遇を避けるため、注意が必要です。
目撃情報
・令和7年7月26日(目撃) 泉野地区 チェルトの森別荘地入口付近で目撃
・令和7年8月7日(錯誤捕獲) 金沢地区 林内で錯誤捕獲
・令和7年8月9日(目撃) 豊平地区 三井の森別荘地角名川堰堤付近にて目撃
・令和7年8月12日(痕跡) 玉川地区 農地にツキノワグマのものと思われる足跡、作物被害
・令和7年8月13日(目撃) 玉川地区 道路上で子グマと思われる動物の目撃
・令和7年8月31日(目撃) 豊平地区 三井の森別荘地 りんどうヶ丘付近で目撃
・令和7年9月7日(目撃) 米沢地区 県道諏訪茅野線にて目撃
・令和7年9月23日(目撃) 泉野地区 チェルトの森別荘地内で親子と思われるクマ3頭の目撃
目撃等場所の詳細は「R7クマ出没マップ」をご覧ください。
茅野市内のクマ出没マップ
クマ出没注意!
県内では里地でのクマの目撃件数が近年増加傾向にあり、人身被害も発生しています。
自然豊かな長野県にはツキノワグマをはじめとする野生鳥獣が数多く生息しています。
登山・山菜採り・きのこ採りで山に入る際や農作業時等のクマとの遭遇による人身被害を防止するため、山林内、山際の耕地や道路では十分気をつけてください。
秋のクマは冬眠に備えて脂肪を蓄えるため餌を探し回ります。
冬の間、クマは冬眠期間となりますが、個体差もあり行動する場合があります。クマに遭遇した場合やクマを目撃した場合は、以下のような対応を心がけてください。
クマによる人身被害を防ぐために
クマは本来、木の実などが主食の温厚で臆病な動物で、人間に気がつけば、自ら逃げたり、身を隠したりするために、出会うことはめったにありません。しかし、クマがエサ探しに夢中になっていたり、沢沿いで水音がうるさかったり、その他の理由で人の気配に気づかず、バッタリ出会ってしまった場合には、人身事故につながってしまうことがあります。とくに、春先は、冬ごもりから目覚めたクマが食べ物を探して活発に行動するため、遭遇の危険性が高まります。
クマとの人身事故を未然に防ぐには「クマに遭わないこと」が最善の防衛手段です。以下のことについて、日頃から心がけてください。
人の存在を知らせる
クマは人の気配を感じると、自分から人を避ける行動をとります。森林内への立ち入りや山際の農地で作業をする場合は、鈴や笛を鳴らしたり、ラジオをつけるなど、音の出るものを携帯し、クマに人間の存在を知らせましょう。
明け方、夕暮れ時は最注意
クマの出没している地域周辺では、クマの活動が活発になる、明け方・夕暮れ時の外出はなるべく避けましょう。また、できるだけ単独での行動はやめ、複数で声を掛け合いながら行動しましょう。
痕跡を見つけたら危ない
クマの新しい痕跡(フンや足跡)を見つけたらクマが近くにいます。直ぐに引き返しましょう。もし、遭遇してしまったら、慌てずに、クマを驚かさないように、ゆっくりと後ずさりしてその場を離れましょう。
子グマの後ろに親グマ
子グマは比較的警戒心が薄く、歩道などに出てくることがあります。しかし、子グマの近くには、母グマがいて子グマを守るために、襲ってくる場合があり非常に危険です。子グマを見た場合にはそっと立ち去りましょう。(どんなに可愛くても絶対に近づいてはいけません。)
クマの好みそうなものにも要注意
クマを誘引するような物の管理に注意し、ジュースの空き缶、弁当箱のポイ捨てなどをしないようにしましょう。
クマの好みそうな物の代表例
- 生ごみ
- クリ、カキ等の未利用果樹及び廃果
- 漬物
- はちみつ
- 飼料
- チェーンオイル
- 塗料等
関連情報
『ツキノワグマによる人身被害を防ぐために(長野県のホームページ)』(別ウィンドウが開きます)<外部リンク>
『環境省作成マニュアル及びパンフレット等』<外部リンク>





