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令和4年茅野市議会6月定例会招集挨拶

本日、6月定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 

5月3日から5日までの3日間、令和4年壬寅年御柱大祭里曳きが実施されました。

3日間とも穏やかな天候に恵まれ、30年ぶりに御小屋山から切り出された8本の御柱が、大きな混乱もなく、本宮と前宮の社殿の四隅に建てられました。

曳行

それぞれの柱では、14日前からの健康チェックの徹底や、消毒液を携行した「消毒隊」の編成など、感染対策を徹底し、山出しの分の思いを込めた力強い曳行が行われました。

コロナ禍という非常に困難なときに行われた御柱祭であり、マスク着用の徹底や飲食の制限など、厳しいガイドラインに沿った形で実施されたわけですが、1,300年以上の歴史ある御柱祭を、何としても次世代に繋げようという氏子の方々の強い想い、様々な工夫、そして、何より御柱を曳き建てる多くの方の笑顔が印象に残った御柱祭となりました。

この祭に、市としましては、駐車場や仮設トイレの設置、また、上社御柱祭安全対策実行委員会と密接に連携を取りながら、行政としてできる限りの対応をさせていただいたところです。

御柱祭里曳き曳行の様子

さて、これから秋にかけて、各地域で小宮祭が開催されます。

新型コロナウイルス感染症の発生以降、この2年間、各地域の区民祭や運動会、公民館分館の講座など、多くの地域コミュニティの集まりが、中止や規模を縮小しての開催を余儀なくされ、住民間の交流が制限されてきました。

小宮祭には、停滞してしまった地域コミュニティ活動を前進させるきっかけとしての役割が期待されるところでございますが、笑顔で御柱イヤーを締めくくることができるよう、もう一度、新型コロナウイルス感染症の感染対策を徹底して、小宮祭に臨んでいただきたいと考えております。

また、御柱祭を起因とした新型コロナウイルス感染症の感染拡大が、非常に心配されていたわけですが、幸いにも、御柱祭を起因とした集団感染の発生は、確認されておりません。

国においては、マスク着用の是非について議論が行われ、長野県では、5月23日に「医療警報」を解除するとともに、各圏域の感染警戒レベルを切り替えるなど、withコロナに向けて舵を切り始めております。

茅野市といたしましても、今回の御柱祭と国、県の動きを契機として、社会経済活動の平常化に向けて動き始める時期に来ているのではないかと考えているところでございます。

 

ところで、4月12日、茅野市と石川県加賀市、岡山県吉備中央町の3市町を、国家戦略特区の「デジタル田園健康特区」に指定することが、閣議によって決定されました。

この決定を受け、野田聖子内閣府特命担当大臣と面会した際、大臣からは、「デジタルの力を使って、地域の課題解決に向けて頑張ってほしい。」という言葉をいただきました。

野田大臣と今井市長、熊谷政策監

今後、デジタル技術を活用した健康、医療分野における課題解決に向け、国と3市町とが連携して取組を進めていくわけですが、それと並行して、今年度、DX基本構想とDX基本計画の策定を行います。

DX基本構想は、茅野市におけるDX、デジタルトランスフォーメーションを推進していくための、いわば憲法のようなもので、茅野市にとって最適なDXのあり方を明らかにするものであります。

このDX基本構想を受けて、デジタルを活用した地域課題の解決、利便性の向上を軸とした具体的な取組やサービスを位置付けるものとして、DX基本計画を策定していきます。

デジタル田園健康特区の取組も、このDX基本計画の中の一つのサービスとして位置付け、事業展開していくことになります。

DX基本計画の策定に当たりましては、茅野市の市民生活に即した取組やサービスを計画に位置付けていくため、市民の皆さんが参画した策定組織を立ち上げていきたいと考えております。

DX基本構想につきましては、今議会の全員協議会において構想の概要をご説明申し上げます。

また、DX基本計画の策定やデジタル田園健康特区の取組につきましても、その都度議会へ説明申し上げますので、議員各位のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

野田大臣との面談

 

さて、本日、ご提案申し上げます案件は、全部で13件であります。

その内訳は、

専決処分案件   3件、

事件決議案件   1件、

人事案件     1件、

条例案件     1件、

予算案件     1件、

報告案件     6件  であります。

 

まず、専決処分案件ですが、議案第29号は、茅野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の専決処分の承認を、

議案第30号は、茅野市税条例等の一部を改正する条例の専決処分の承認を、議案第31号は、茅野市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例の専決処分の承認を、それぞれお願いするものであります。

次に、事件決議案件ですが、議案第32号は、市道路線の廃止についてお願いするものであります。

次に、人事案件ですが、議案第33号は、茅野市固定資産評価審査委員会委員選任の同意を求めることについてお願いするものであります。

次に、条例案件ですが、議案第34号は、茅野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてお願いするものであります。

次に、予算案件ですが、議案第35号は、令和4年度茅野市一般会計補正予算第1号についてであります。

歳出の主なものといたしましては、

新型コロナウイルスワクチン接種事業費では、4回目のワクチン接種を実施するために必要な経費の補正増、

人材育成等支援事業費では、企業版ふるさと納税を活用し、企業や行政において地域課題や社会課題の解決に寄与する人材の育成を大学等の研究機関へ委託する産官学連携人材育成委託料の補正増、

観光誘客宣伝事業費では、ちの観光まちづくり推進機構が実施する「ちの割」第5弾に対する宿泊施設等応援事業補助金の補正増、

スポーツ施設整備事業費では、陸上競技場の3種公認更新を行うために必要な経費の補正増、

その他に、AIオンデマンド交通「のらざあ」の本格運行の変更に伴うバス運行事業者への補助金の補正増や駅前周辺の市営駐車場の機器更新事業など、全部で14の事業について補正、財源振替を行い、歳入歳出予算のそれぞれに4億9,545万3千円を追加して、歳入歳出予算の総額を、281億9,545万3千円とするものであります。

 

次に、報告案件ですが、報告第2号は、損害賠償の専決処分のご報告をさせていただくものであります。

報告第3号は、令和3年度茅野市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について、報告第4号は、令和3年度茅野市水道事業会計予算の繰越について、報告第5号は、令和3年度茅野市下水道事業会計予算の繰越について、それぞれご報告をさせていただくものであります。

報告第6号及び報告第7号では、茅野市総合サービス株式会社、株式会社地域文化創造の経営状況につきまして、それぞれご報告をさせていただくものであります。

 

以上、議案の概要を申し上げました。詳細につきましては、この後、部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議をお願いいたします。

 

最後に、市民の皆様、議員各位のご理解とご支援をお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。

 

茅野市長 今井 敦

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