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令和元年茅野市議会第2回臨時会招集挨拶

 本日、茅野市議会第2回臨時会をお願いしましたところ、大変お忙しい中をご参集いただきまして誠にありがとうございます。

 昨年、甚大な土砂災害や水害に見舞われ、犠牲者が200名を超える平成最悪の大雨被害となった西日本豪雨から1年が経過いたしました。梅雨の時期に、毎年のように西日本を襲う豪雨は、雨雲が同じエリアで発生し続け、総雨量が増える「線状降水帯」が大きな被害をもたらしています。今年も同時期に、記録的な大雨となった九州南部では、100万人を超える避難指示が出されました。一方、厳重警戒の中、実際に避難された住民は、少なかったと伝えられています。
 内閣府は、昨年の西日本豪雨を踏まえた水害・土砂災害からの避難のあり方についての報告を踏まえ、「避難勧告等に関するガイドライン」を改定しました。「5段階の警戒レベル」では、住民がとるべき行動をそれぞれ5段階に分け、住民自ら行動をとる際の判断に参考となる情報を具体的に明確化し、出された情報と取るべき行動を直感的に理解しやすいものとし、住民の主体的な避難を支援するとしています。
 そうした中、国は国民に向けて、大切な命が失われる前に、「行政が一人ひとりの状況に応じた避難情報を出すことは不可能です。行政が一人ひとりを助けに行くことはできません。」「行政は万能ではありません。皆さんの命を行政に委ねないでください。」などのことを強く求めいています。
 私たち行政は、見逃しは決して許されません。市民の皆様の生命、財産、生活を守るために、常に先手先手の対策や情報をお届けしていかなければなりません。
 しかし、一方で受け取る側の市民の皆様にも意識を変えていただく必要があると考えています。待っているのではなく、それぞれが主体的に動く、できることを実行する。そうしたことが「災害に強い支え合いのまちづくり」の基本ですので、さらに地域社会として「自助」「共助」「公助」が一体となるように取り組んで参ります。

 さて、諏訪地区消防ポンプ操法大会と消防ラッパ吹奏大会が7月7日に原村の原小学校グランドを会場として開催されました。この大会で茅野市消防団は、ラッパ吹奏の部で優勝、小型ポンプ車の部で準優勝、ポンプ車の部では3位と優秀な成績を残されました。
 これまでも数々の栄光を手にされ、伝統ある茅野市消防団ですが、そこに至るまでには、それぞれの団員が仕事を持つ中で時間を割き、消防技術の錬成に充てられた努力の積み重ねであると思うところです。そして、ご家族を始め、地域の方々のご理解とご支援により、成し遂げられたものでもございます。
 地域の若者が消防団員として技術を磨き、地域の防火・防犯活動に努められ、そうした活動を地域の方々が支える。このことは、茅野市の進める「災害に強い支え合いのまちづくり」であり、地域で大切にしたい「自助、共助の仕組、取組」の一つであると考えています。
 7月26日に開催の長野県大会では、「市の代表」であるとともに「地域の代表」として胸を張り、競技をしていただきたいと思います。

 さて、本日ご提案申し上げます案件は、人事案件2件であります。
 議案第10号は、副市長選任の同意を求めることについてであります。
 議案第11号は、固定資産評価員 選任の同意を求めることについてであります。

以上2件につきまして、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、開会の挨拶といたします。

茅野市長 今井 敦

みなさんの声を聞かせてください

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