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【自覚症状ゼロでも要注意!】茅野市がん検診プロジェクト
40歳を過ぎたら、年に1度は大腸がん検診を。
未来の安心は、今の行動から生まれます。
あなたの健康は、家族の笑顔にもつながっています。
がんは日本人の死因第1位です。特に大腸がんは増えています。
日本人の死因で最も多いのは「がん」で、日本人の2人に1人は生涯のうちに「がん」と診断され、亡くなる方の約4人に1人が「がん」で亡くなっています。
なかでも近年、大腸がんは罹患者数および死亡者数も増えてきています。
茅野市の状況
茅野市も全国と同様の傾向にあり、図「茅野市悪性新生物の部位別死亡者数の推移」をみても大腸がんにより死亡する方が増えてきています。
諏訪中央病院と連携・協働した取組
市民の健康寿命の延伸や医療費削減を目的に、諏訪中央病院との連携、協働による茅野市がん検診プロジェクトとして、大腸がん検診受診率向上を目指しています。
がんを知る
がんってなに?
正式名称は「悪性腫瘍」といい、「悪性新生物」とも呼ばれます。がんは、私たちの体の中から生まれ、正常な細胞の働きを妨げる病気です。日本人の約2人に1人はがんになるといわれており、とても身近な病気です。
がんの発生
私たちの身体は成長するために、毎日、細胞分裂を繰り返しています。このとき、誤って遺伝子に傷がついてしまうことで「がん細胞」が生まれます。そのほとんどは、遺伝子本来の働きや免疫により退治されますが、まれに見落とされることがあります。そのようながん細胞が、正常な細胞の栄養分を横取りしながら、成長し大きくなっていきます。
がんは発生した部位により、その症状や治療方法は様々です。
がんになる原因
がんになる原因の半分以上が、喫煙や過度な飲酒、肥満、偏った食生活などの良くない生活習慣といわれています。また、ウイルスや細菌が原因でがんになることや、親からの遺伝が原因でがんになることもあります。
がんの詳しい情報
国立がんセンターがん対策情報センターのホームページでは、各がんの詳しい解説が掲載されています。
国立がん研究センター がん情報サービス<外部リンク>
がん治療は早期発見がカギ
がんは早期に見つけて治療をすれば、治癒の可能性が高いことが分かっています。しかし、初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、気が付かないうちに病状が進行している可能性もあります。
検診で早期発見ができれば、治療期間も短くなり、身体への負担や治療費も少なくて済みます。
また自分自身だけでなく、ご家族の心配や介護負担の軽減にもつながります。
「がん細胞が増殖する前」に発見して治療することが大切になります。
がん検診を受けよう
自覚症状のない健康な時から、定期的にがん検診を受けることで早期発見につながります。
がんの中でも大腸がんは検診を受けることで、比較的早く見つけることが可能です。まずは、大腸がん検診の1つである「便潜血反応検査」を受けましょう。
茅野市で受けられるがん検診
市のがん検診は、健康増進法に基づき、自覚症状のない方を対象にがん死亡率減少を目的に実施しています。また、検査内容はすべて科学的根拠に基づいた内容で実施しており、がんの死亡率減少に優位性があるとわかっている方法で行っています。
茅野市では今年度大腸がん検診の追加実施を行います
今年度、まだ大腸がん検診を受けていな方は、この機会にお申し込みください。
対象者:35歳以上の方(平成3年4月1日以前生まれの方)
実施期間:令和7年11月~令和8年1月
実施場所:茅野市健康管理センター
自己負担額:200円
受診方法:
- 申し込みをする。→大腸がん検診の容器と検診票をお送りします。
- 送られてきた容器に便を2日分とる。
- 検診票と一緒に健康管理センターへ提出する。
お申し込みはこちらから<外部リンク>
(注)市で行っている大腸がん検診は1年に1回の検診です。すでに今年度大腸がん検診を受けた方は受けられません。
諏訪中央病院がん治療認定医飛田医師コラム
関連リンク
厚生労働省ホームページ「がん検診」<外部リンク>
厚生労働省ホームページ「がん予防」<外部リンク>