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本日、令和7年第3回臨時会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
10月も下旬を迎え、秋の行事が市内のあちこちで盛んに行われています。
9月20日には、茅野駅前で映画とビールと街歩きを楽しむ「ちのの休日2025」が開催されました。このイベントは、昨年に引き続き小津安二郎記念・蓼科高原映画祭の来場者に地域の魅力を発信しようと、若者たちが企画をしました。
今回は、八ヶ岳西麓産のワインや諏訪地域で醸造されたクラフトビール、地元グルメ、中学生たちの企画など実に60団体が出店し、茅野駅周辺ににぎわいを生み出してくれました。
茅野市で生まれ育った若者も、市外から移住してきた若者もごちゃまぜになり、このまちをもっと元気にしようとそれぞれが得意分野を活かしながら力を結集し、このイベントが昨年よりもパワーアップしておこなわれたことをたいへん頼もしく感じました。
若者たちが主導するこうした取組を通じて、茅野市のまちが人と人とをつなぐ交流の場として少しずつ成長していくことが、「若者に選ばれるまち」の実現に向けた着実なステップになっていくものと考えています。
また、茅野駅周辺につきましては、現在取り組んでいるベルビア1階未利用床の公民連携による新たな交流拠点整備や、西口の青空駐車場の拡張工事、市民館前交差点改良工事などが着々と進んでいます。
これらの整備がひと段落すると、今年で開業120周年となる茅野駅は、諏訪地域の交通の結節点となるだけでなく、上伊那、下伊那を含めた南信地域の交通の要衝となることが期待されます。また、環八ヶ岳構想においても、八ヶ岳の玄関口として重要な役割を担うなど、その存在感がますます高まっていくものと考えています。
これからの茅野市の発展を担っていく若者たちとともに、ソフト、ハード両面において、人を呼び込む施策から人が集積する施策への転換を図りながら、引き続き「交流拠点CHINO」実現に向けた取組を進めてまいります。
さて、本日ご提案申し上げます案件は、予算案件1件でございます。
議案第71号は、令和7年度茅野市一般会計補正予算第4号についてであります。
以上1件につきまして、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。
茅野市長 今井 敦