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令和6年 新春市長インタビュー

2024年市長新春インタビュー

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。

一年間市民の皆さまには、市政へのご理解、ご協力をいただきましたことに感謝を申し上げます。

本年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

令和5年(2023年)を振り返って

新型コロナウイルス感染症の5類移行

5月に新型コロナウイルス感染症の感染分類が5類へ移行となり、人々の活動が再開し、経済も動き始めました。

茅野市では、4年ぶりに「トヨタガズーレーシングラリーチャレンジ」や「茅野どんばん」など、多くのイベントが開催されました。その中で、イベントを楽しみ、笑顔があふれる皆さまの姿が大変印象に残りました。

TOYOTA ガズーレーシングin八ヶ岳茅野

茅野どんばん

また、令和5年は茅野市内の6つの小学校(泉野・永明・金沢・玉川・豊平・米沢)が開校150周年を迎えました。各学校で制限などを設けず、開校を盛大に祝福することができ、日常が戻ってきたことを実感しました。

泉野小学校開校150周年記念

デジタル田園健康特区としての取り組み

デジタル田園健康特区として、昨年の2月から「やすらぎの丘」でセンサー技術を活用したスマートルームによる見守り、11月から医療専門職による情報連携ツール「メルタス」の運用をスタートしました。

また、昨年の11月から子ども向けのオンラインチャットを利用した医師による医療相談「リーバー」の実証運用を開始しました。無料のチャット相談に加え、1月からは医師によるオンライン診療(有料)の開始を予定しています。
市内の小児科医をはじめ、医療機関の協力を受けて実施しますので、安心してご活用いただければと思います。

デジタル田園健康特区フォーラム

「のらざあ」運行開始から1年を迎えて

AI乗合オンデマンド交通「のらざあ」が本格運行を開始して1年が経過しました。運行開始直後は、利用方法などに関してご不便をおかけした面もありましたが、そうした面も徐々に解消され、現在は1日平均で200人以上の方にご利用いただいています。

しかしながら、利用者の皆さまのニーズにお応えできていない部分もあります。車両の増加なども検討し、ニーズにお応えできるよう本年もしっかりと取り組んでいきます。

のらざあ車両

茅野市の観光事業について

茅野市の観光に関しては、一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構(以下、「DMO」)に観光客の受け入れやPR事業などを担っていただき、茅野市観光課で観光政策や観光地整備を進める体制をとっています。

DMOの観光客受け入れ事業では、昨年大きな成果がありました。
学習旅行では、学校数が1.7倍、人数が2.2倍。ヤマウラステイでは、宿泊人数が2倍、内外国人数が2.2倍。ちの旅アクティビティでは、体験者数が1.8倍、内外国人数が8.2倍となりました(前年度比)。外国人の利用者が増加したことに加え、利用者の皆さまからは大変ご好評をいただいています。

これだけの受け入れが可能となっているのは、市内の担い手や宿泊施設、事業者の皆さまの協力と歓迎の気持ちによるおもてなしのおかげです。皆さまのお力添えに感謝申し上げます。
引き続き、民間の機動力・即時性、行政の信頼性というものを発揮しながら観光振興に努めていきたいと考えています。

令和6年(2024年)の展望

第6次総合計画の策定

令和2年度に策定した第2次総合戦略のキャッチフレーズ「若者に選ばれるまち」をベースに、市の最上位計画である第6次総合計画の策定を進めています。

また、本計画は、まちづくりのテーマである「誰もが幸せを実現できるまち」を実現するため、【たくましく やさしい しなやかな 交流拠点CHINO】をキャッチフレーズに、一人ひとりの幸せ「Well-being」の考えを取り入れる形で検討を進めています。

茅野駅や蓼科湖・白樺湖周辺、穴山地区などでは、若い世代が中心となり、地元・移住者・高齢者などが一体となってまちづくりや交流拠点を生み出す動きを始めています。第6次総合計画では、こうした活動も行政でサポートし、後押しできるものにしていきたいと考えています。

蓼科BASE

攻めの行政の展開

これまでは、新型コロナウイルスを乗り越えるため、産業を支える政策を行ってきましたが、今後は、産業を呼び込む、育てるといった政策へシフトしていきたいと考えています。観光政策や産業振興に取り組み、茅野市への交流人口・関係人口の増加を図る、新たな企業の誘致や仕事の創出、地元企業の新たな事業への挑戦を支援することを考えています。

加えて、特に注力したいことは、農業振興です。
昨年4月に、八ヶ岳西麓ワインバレーが長野県の信州ワインバレー構想に加わり、特区認定を受けて、茅野市産のワイン生産も始まりました。市内でのワインブドウ生産やワイン作りが活発になり、5年後、10年後、茅野市の特産品となって、それを求めて多くの方が茅野市を訪れるようになることを期待しています。

就農人口の減少が国家的にも重要課題となっている今、新規就農を目指す若者などの支援や年金プラス農業の体制づくりもしてきたいと考えています。

八ヶ岳西麓ワインバレー

DXの推進

市民の利便性を高め、活発に活動できるようにするためのDX。
市役所内で職員が仕事をより効率的に進めるためのDX。

この2つのDXを今年も進めていきます。その中でも「のらざあ」は、市民の利便性を高めるDXの取り組みとして今年も力を入れていきます。

行財政改革の推進

区・自治会をはじめとした地域の課題や茅野市の財政課題の解決には行財政改革が不可欠です。行財政改革を進める中で、予算削減や体制の改革などをお願いする場面もあるかと思いますが、まずは市民の皆さまと議論を重ね、みんなでまちづくりについて考えていく形を取りたいと考えていますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

まちづくり懇談会

永明小中学校の新校舎使用開始

4月から永明小中学校新校舎での学習がスタートします。

特徴的な場所は、2階中央に設置されたメディアセンター「図書館」です。ここは、子どもたちがふらっと立ち寄り、交流ができるスペースとなっています。茅野市が目指している交流によるまちづくりを学校で表現した形になっています。この場所で交流を身に付け、大人になってまちづくりに参加する中で、さまざまな人々と交流しながらまちづくりを進めることに繋がってほしいと感じています。

永明小中学校は多くの方に注目していただいている施設で、行われる教育も重要となります。教育委員会や市民の皆さまと一緒により良い教育を考え、実践していきたいと考えています。

メディアセンター

発展させ、繋げていく1年に

長い期間、コロナ禍が続き、市民の皆さまも非常に苦労されたと思います。そうした中でも、茅野市は確実に5年、10年先の未来を見据えた準備をしてきました。そして、準備したものが昨年から徐々に形になって現れてきました。今年はそれをより発展させて繋げていく1年にしたいと考えています。

本年もお世話になりますが、よろしくお願いいたします。

 

令和6年1月

茅野市長 今井 敦

新春インタビュ-を受ける今井市長

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