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令和6年茅野市議会3月定例会招集挨拶

ページID:0058092 更新日:2024年2月22日更新 印刷ページ表示

本日、3月定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 

1月1日、午後4時10分、最大震度7の大地震が石川県能登半島を襲いました。「令和6年能登半島地震」と名付けられたこの地震では、震度7の揺れにより、7階建てと見られるビルを含む多くの建物が倒壊するといった被害が出たほか、朝市で有名な石川県輪島市では、断水の影響や津波の危険がある中で消火が遅れ、およそ5万平方メートルが燃え、200棟以上が焼失する大火災も発生いたしました。地震直後には津波も発生し、4メートルを超える津波が観測されたところでもあります。

消防庁発表の最新の情報では、今回の震災により、石川県で240人を超える方が亡くなり、今なお9人の安否が不明となっております。石川県を含む北陸4県を中心に、7万棟を超える住家で全壊、半壊といった被害が確認され、12,000人を超える方が、過酷な状況の中避難生活を続けておられます。

この震災によって亡くなられた全ての方のご冥福を心からお祈りするとともに、被害に見舞われた方、今なお厳しい避難生活を送っておられる被災者の皆さんに、この場をお借りしてお見舞い申し上げます。

 

この震災を受け、諏訪中央病院では、発災後間もない1月4日から、医師と看護師を輪島市に派遣し、避難所での巡回診療や医療・救護活動にあたっております。また、茅野市では、避難所の運営支援や給水応援、下水道施設調査、廃棄物処理といった業務に、これまで18名の職員を派遣しております。実際に輪島市の避難所の運営支援に向かった職員からは、「避難所での共同生活の中で、騒音や消灯時間といったことでストレスが溜まっている方に配慮した支援などを行ってきた。一方で、行政職員として避難所へ行くと、あれも、これもと助けてあげたくなってしまうが、やりすぎてしまうと、避難者が何でも受け身になってしまうおそれがある。避難者が前を向いて元の生活に戻れるように、自分で一歩踏み出していけるような支援が必要だと感じた。」といった報告を受けているところであります。また、茅野市社会福祉協議会では、氷見市との協定に基づきまして、ボランティアセンターの運営、ボランティアの募集を行い、現地で家財、家具等の搬出といった作業に従事しているところでございます。

被災地の状況を考えると、復旧、復興までの道のりは、長期戦が予想されます。今後も要請があれば、できうる限りの支援を行ってまいりたいと考えているところでありまして、本日も、現地のNPO法人からの要請で、茅野市内の民間企業が製作いたしました災害支援車が出発したところであります。

派遣出発式であいさつする今井市長

今回の震災では、道路や上下水道、電気といったライフラインが大きな被害を受け、多くの地域が孤立し、なかなか避難も進まず、支援物資も届きづらい状況がしばらくの間続きました。今回の震災を受け、被災地への支援に向かい、実際に現場を見てきた職員などの意見を聞きながら、地域防災計画の見直しなど、必要な対策を考えていかなければならないと思っています。

また、災害の規模が大きくなればなるほど、行政、すなわち公助ができることは限られてきます。そういった場合、地域における支え合い、共助がとても重要になってまいります。現在、地域の皆さんと一緒に地区防災マップの作成を進めております。地域が主体的に行う防災活動や災害時における適切な避難行動の実現が期待できる地区防災計画の策定を進めてまいりたいと考えております。

 

さて、今議会は、いわゆる予算議会であります。令和6年度当初予算について、若干説明をさせていただきます。

新型コロナウイルス感染症が5類に移行され、社会経済活動が再開し、徐々にコロナ禍前に戻ってきています。一方、不安定な国際情勢や円安等による物価高騰が、市民生活や経済へ悪影響をもたらしています。それらに加え、少子化、超高齢化が一層加速し、地域コミュニティをはじめ、様々な場面で社会構造に大きな変化が起きております。

そうした状況下において、茅野市が大切にしてきたものを守り、育てるためには、時代の変化に合わせて、まちづくりの仕組みを変えていく必要があると考えます。

 

そこで茅野市では、現在、新たなまちづくりの指針となる「第6次総合計画」の策定を進めております。

第6次総合計画の基本構想案では、まちづくりの普遍的なテーマとして、「幸せを実現できるまち」を掲げ、このテーマを達成するための「目指すまちの将来像」を、「たくましく やさしい しなやかな交流拠点CHINO」としています。そして、この目指すまちの将来像を具現化するため、

  • 安心して快適に暮らせるまち
  • 心豊かに学び育ち活躍できるまち
  • 活力と魅力があふれる稼げるまち

この3つのまちの姿の実現を目指して、令和6年度当初予算を編成いたしました。

安心して快適に暮らせるまち」では、AI乗合オンデマンド交通「のらざあ」と通学通勤バスの運行支援や、福祉医療費給付事業の拡充、災害時の被害を最小限にする防災対策といった経費を計上いたしました。

心豊かに学び育ち活躍できるまち」では、子ども家庭センターの設置に係る経費や、公立保育園の運営、物価高騰に対応する給食費への補助といった経費を計上いたしました。

活力と魅力があふれる稼げるまち」では、八ヶ岳ファンを通じた交流人口・関係人口の創出や、レイクリゾート構想の策定、農産物販路開拓等の推進といった経費を計上いたしました。

名古屋でのシティプロモーション

また、この3つのまちの姿の実現に向けた手段として、「行財政改革」では、公共施設再編に向けた市民アンケートの実施やふるさと納税の促進による歳入の確保などの事業費を、「DX・アナログの再構築」では、母子手帳アプリとの連携や、区・自治会の回覧板の電子化、入札参加資格申請のオンライン化などの事業費を計上したところであります。

こうしたことを踏まえ、令和6年度当初予算を「未来へつなぐ改革への第一歩予算」とさせていただきました。

 

その結果、一般会計予算の総額は、

301億8,000万円となり、令和5年度に次ぐ、過去2番目の予算規模となりました。一般会計と特別会計、公営企業会計を合わせました全会計の予算総額は、445億7,654万6千円となりました。

財源不足額は、13.8億円で、財政調整基金から8億円、減債基金から2億円、その他の基金から3.8億円を繰り入れたところです。令和5年度当初予算に引き続き、10億円を超える財源不足となり、厳しい財政状況が続いております。このまま基金の取崩しに頼った予算編成を続けていくことはできないと考えております。現在、策定を進める第6次総合計画で目指すまちの将来像を実現するためにも、行財政改革を確実に進めてまいります。

 

さて、本日、ご提案申し上げます案件は、全部で34件であります。その内訳は、事件決議案件5件、人事案件2件、条例案件18件、予算案件9件であります。

 

まず、事件決議案件ですが、

議案第1号は、茅野市を被告とする訴訟に係る付帯控訴の提起について、

議案第2号は、令和5年度永明中学校解体工事の請負契約について、

議案第3号は、市道路線の認定について、

議案第4号は、茅野市等公平委員会共同設置規約の一部変更について、

議案第5号は、諏訪広域連合規約の一部変更について、それぞれお願いするものであります。

 

次に、人事案件であります。

議案第6号は、茅野市固定資産評価審査委員会委員選任の同意を求めることについて、

議案第7号は、財産区管理委員選任の同意を求めることについて、それぞれお願いするものであります。

 

次に、条例案件であります。

議案第8号から議案第25号は、茅野市犯罪被害者等支援条例の新規制定を始め、全部で18本の条例の制定、一部改正、廃止をお願いするものであります。

 

次に、予算案件であります。

議案第26号は、令和5年度茅野市一般会計補正予算第8号について、お願いするものであります。

歳出の主なものといたしましては、

ふるさと茅野市応援寄附金事業費では、茅野市へのふるさと納税が当初の積算より増える見込みとなったことから、返礼品など関係経費の補正増、

商店街等活性化事業費では、原油価格や物価の高騰により影響を受けている生活者を支援するため、一人当たり2,000円のプレミアムが付いた商品券を発行する「プレミアム付生活応援券事業」を実施するための補正増、

その他、退職者が当初より増えたことに伴う職員手当の補正増や国の補正予算を獲得したことに伴い、令和6年度に実施予定だった東部中学校の照明LED化改修を前倒しして実施するための工事請負費等の補正増、決算見込みに基づく補正減など、全部で18の事業について補正、財源振替を行い、歳入歳出予算のそれぞれに3億8,457万2千円を追加して、歳入歳出予算の総額を368億5,003万1千円とするとともに、繰越明許費補正14件、地方債補正6件をお願いするものであります。

 

議案第27号は、令和6年度茅野市一般会計予算についてお願いするものであります。概要につきましては、先ほど申し上げましたので省かせていただきます。

その他、議案第28号から議案第34号は、令和6年度の茅野市特別会計予算、公営企業会計予算、財産区特別会計予算について、それぞれお願いするものであります。

 

以上、議案の概要を申し上げました。詳細につきましては、この後、部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

最後に、市民の皆様、議員各位のご理解とご支援をお願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせていただきます。

 

茅野市長 今井 敦

自見はなこ内閣府特命担当大臣 茅野市視察