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令和5年茅野市議会12月定例会招集挨拶

本日、12月定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 

9月26日の中大塩地区から始まった今年度のまちづくり懇談会は、11月6日に行われた北山地区まで、全10回開催し、延べ365人の方々にご参加いただきました。

今年度は、「大切なものを守るため、新しいまちづくりを始めよう」をテーマとし、行財政改革やパートナーシップのまちづくりの再構築に向けた現状を説明し、茅野市の未来に向けての意見交換を行ってまいりました。

非常に難しいテーマで、どういった反応があるのか不安もありましたが、参加者の皆さんはこの状況を冷静に受け止めていただき、市民の皆さんのしなやかさ、たくましさ、そして、市民力を感じることができました。意見交換では、建設的なご意見をいただき、有意義な懇談会になったと感じているところであります。

中大塩地区まちづくり懇談会の様子

さて、11月7日、茅野市行財政審議会から、市の行財政改革に関する提言をいただきました。

令和3年7月に策定いたしました茅野市行財政改革基本方針に掲げる36の改革実行項目に加えて、「行財政改革プラン2023」に掲載した30の優先改革事項について、計画どおり確実に遂行するよう求めるとともに、小学校の再配置の検討など、これまでになく、一歩も二歩も踏み込んだ提言となっております。

 

一方で、行財政改革を進めるうえで、お金がない、人が足りない、あれを止(や)める、これを減らす、といった削減の視点だけで改革を考えると、茅野市という「まち」そのものが徐々に衰えていってしまいます。そして、更に人が減り、若い人がまちからいなくなり、仕事も少なくなっていく。こうした悪循環が続くことで、少しずつ、少しずつ「まち」自身が歳をとり、やがて衰退していってしまうと考えています。

そうならないためには、現状を踏まえた上で、しっかりと将来を見通し、新しい取組にも着手をしていかなければなりません。行財政改革と並行して新たな取組の種をまくことは、とても難しいことです。しかし、これをやり切ることで、必ず茅野市の新しい未来が見えてくると信じております。そして、その道筋をよりはっきりとつけていくため、来年4月から副市長二人体制へ移行するための関係議案を今議会に提案させていただきました。

現在のお金がない、人が足りない、という状況は、じっとしていれば過ぎ去っていくというものではありません。茅野市の将来を思い描き、新しい時代を自分たちでつくっていこうという強い意志がなければ、これらの取組は進んでいかないと考えております。

茅野市の職員はもちろん、茅野市民には、それをやり遂げるポテンシャルがあると、私は信じております。非常に困難な道のりが予想されますが、私が先頭に立ってこの難局を乗り越えていきたいと考えておりますので、ご協力をお願いいたします。

スーパーシティ・デジタル田園健康特区フォーラムの様子

さて、本日、ご提案申し上げます案件は、全部で12件であります。その内訳は、

事件決議案件 3件、
条例案件 6件、
予算案件 2件、
報告案件 1件

であります。

 

まず、事件決議案件ですが、議案第66号は、令和4年度永明小中学校社会体育館建設建築主体工事の変更請負契約について、第67号、第68号は、市道路線の認定について、それぞれお願いするものであります。

 

次に、条例案件ですが、議案第69号は、茅野市組織条例の一部を改正する条例について、第70号は、茅野市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例について、第71号は、茅野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について、第72号は、茅野市家庭教育センター条例を廃止する条例について、第73号は、茅野市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例について、第74号は、茅野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、それぞれお願いするものであります。

 

次に、予算案件ですが、議案第75号は、令和5年度茅野市一般会計補正予算第6号についてであります。

歳出の主なものといたしましては、

公立諏訪東京理科大学関連事業費では、当初の見込みよりも学生数が増えたことなどに伴う、諏訪広域公立大学事務組合への負担金の補正増、

バス交通確保事業費では、地域間幹線である岡谷茅野線の運行を維持するためのバス運行事業補助金の補正増、

福祉医療費給付等事業費では、令和6年4月から、福祉医療費を給付する子どもの対象年齢を18歳まで拡充することに伴う受給者証作成委託料などの補正増、

制度融資あっせん等事業費では、新型コロナウイルス感染症の影響や物価高騰により制度融資の利用件数が増えたことに伴う制度融資保証料の補正増、

その他に、自治体システムの標準化に伴うシステム内文字同定作業委託料の補正増や、人事異動などに伴う人件費補正など、全部で22の事業について補正を行い、歳入歳出予算のそれぞれに4億1,781万8千円を追加して、歳入歳出予算の総額を、360億4,007万円とするとともに、繰越明許費の追加2件、債務負担行為補正7件をお願いするものであります。

 

議案第76号は、令和5年度茅野市国民健康保険特別会計補正予算第1号について、県支出金等過年度精算による返還金の補正増などをお願いするものであります。

 

次に、報告案件でありますが、報告第11号は、損害賠償の専決処分のご報告をさせていただくものであります。

 

以上、議案の概要を申し上げました。詳細につきましては、この後、部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議をお願いいたします。

 

最後に、市民の皆様、議員各位のご理解とご支援をお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。

茅野市長 今井 敦

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