ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 市長の部屋 > ごあいさつ > 市長の部屋 > 令和5年茅野市議会第1回臨時会招集挨拶

令和5年茅野市議会第1回臨時会招集挨拶

本日、令和5年第1回臨時市議会の招集に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 

議員の皆様方におかれましては、先般の統一地方選挙の激戦において市民の衆望を担われ、ご当選されましたこと、心からお喜びを申し上げます。

私も、市民の皆様方の力強いご支援とご厚情を賜り、2期目の市長の重責を担わせていただくこととなりました。

改めてその責任の重大さを痛感いたしますとともに、初心に戻り、市民お一人お一人の声に耳を傾け、私に寄せられました信頼と期待に応えるべく、渾身の努力を捧げていきたいと考えているところであります。

議員の皆様方には、今後の市政運営におきまして、何とぞ温かいご理解をいただき、市民の皆様の幸せと茅野市の更なる発展のため、一層のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

初登場

また、本日、矢島正恒議長、長田近夫副議長が就任されました。

お二人の豊かな力量と識見に大いにご期待申し上げますとともに、ますますのご活躍を心からご祈念申し上げます。

 

さて、ゴールデンウイーク真っただ中の5月4日、午後1時41分ころ、茅野市、諏訪市の両市にまたがる霧ケ峰高原のガボッチョ山山頂付近で下草が燃える火災が発生いたしました。

諏訪広域消防や両市の消防団、防災ヘリなどによる懸命な消火活動が展開されましたが、南西からの強い風にあおられ、火の勢いは収まらず、延焼が続きました。

広域消防による徹夜の消火活動や、翌5日早朝からは、自衛隊による消火活動が行われたこともあり、発生から約23時間後の5日午後0時26分、鎮火が確認されました。

霧ケ峰高原のガボッチョ山山頂付近で下草が燃える火災

霧ケ峰高原のガボッチョ山山頂付近で下草が燃える火災

この火災を受け、まず現場で火災の状況、消火活動を確認し、4日、午後5時に緑の村別荘地と車山高原別荘地に対し避難指示を発令するとともに、北山小学校と北部中学校に避難所を開設いたしました。

その後、午後5時30分に、北山地区コミュニティセンターに現地対策本部を設置いたしました。

午後8時には、対策本部を市役所へ移し、状況確認、情報収集等を引き続き実施したところです。

翌5日、午前4時30分に現地へ赴き、自衛隊による消火活動を見守り、午前6時55分、火災の鎮圧を確認いたしました。

午前7時には、緑の村、車山高原両別荘地に出していた避難指示を解除し、午後1時25分に対策本部を解散いたしました。

諏訪市との合同記者会見

今回の火災は、現在、原因等を調査しているところですが、暫定で約180ヘクタールが延焼したと思われます。

しかし、昼夜を問わず消火活動にあたった広域消防や、茅野市、諏訪市両市の消防団、自主防災組織、長野県、陸上自衛隊など、多くの皆様方のご協力により、人や建物への被害がなかったことは、不幸中の幸いでありました。

また、避難所の運営に当たり、避難された方の冷静な行動や、避難指示が出ている区域にあるペンションのオーナーの方々が、避難者の送迎を行ったり、毛布や軽食の差し入れをしていただくなど、大きな混乱もなく避難活動を終えることができたことに関し、この場をお借りして感謝申し上げます。

 

これから夏の観光シーズンを迎えます。

今回の火災の影響が心配されるところですが、ニッコウキスゲの群生地への延焼はなく、影響は限定的であるという見方もあります。

諏訪市や観光事業者の方と連携する中で、今回の火災の影響が出ないよう、取り組んでいきたいと考えております。

 

この霧ケ峰林野火災の鎮火から間もない、5月5日、午後2時42分頃、石川県珠洲市で震度6強を観測する強い地震が発生し、お一人の死亡が確認されました。

この地震による茅野市内における被害は、確認されていません。

 

また、翌日6日夜から降り始めた雨は、7日午後から強さを増し、7日、午後10時37分、茅野市に今年初めての大雨警報が発令されました。

関係課が庁内に詰めるとともに、水道課では、内水対策として排水ポンプ車を小江川に配備いたしました。

一時、上川通勤バイパスの一部が通行止めになるなど、一定の影響は見られましたが、大きな混乱もなく、8日午前には、晴れ間が見えるまで回復しました。

 

これから梅雨の時季を迎えます。

大雨や台風による豪雨災害や地震など、想定され得る災害に対し、万全の態勢を整えていくことが、行政に課された大きな役割であると、改めて強く認識したところであります。

 

 

さて、一期目の4年間を振り返ってみますと、ほぼ新型コロナウイルス感染症の対応で追われる日々となりました。

しかし、その中でも、アフターコロナを見据えた未来へのまちづくりの種をまき、そして着実にその芽が吹いてきた4年間であったと考えています。

二期目にあたりまして、まずは、新たな時代に対応した、第6次総合計画を策定してまいります。

この第6次総合計画は、新しいまちづくりの指針となる計画です。

新しい時代を切り拓くのは、新しいまちづくりの進め方、やり方となります。

そして、まちづくりの仕組みや進め方を変えるための手段が、DX(デジタルトランスフォーメーション)であり、GX(グリーントランスフォーメーション)であり、行財政改革となってまいります。

 

これらのことを進めていくためには、職員はもちろん、市民の皆さんのご理解と意識の改革が必要不可欠であると考えます。

地域の様々な課題を自分事として捉え、課題の解決に向け市民自らが考え、実践していただくこと、そして、そのために必要な情報を共有し、市民の皆さんと対話を重ねていくことが重要であると考えています。

勇気をもって、そして、市民を信じて、まちづくりを進めるため、新たな決意と覚悟をもって、誠心誠意市長の職を全うしていきたいと考えています。

初登頂 市長挨拶

さて、本日、ご提案申し上げます案件は、人事案件1件でございます。

 

議案第24号は、茅野市監査委員選任の同意を求めることについてであります。

よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

 

結びに、市民の皆様、議員各位のご理解とご支援をお願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせていただきます。

 

茅野市長 今井 敦

  • 茅野市公式フェイスブック<外部リンク>
  • 茅野市公式インスタグラム<外部リンク>
  • ビーナネットChino<外部リンク>