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令和4年茅野市議会第2回臨時会招集挨拶

本日、令和4年第2回臨時会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 

この臨時会の招集に当たりましては、年末を前にして、電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する緊急支援を行うことを骨子とする補正予算を提案させていただきました。

ロシアのウクライナ侵攻に端を発した世界的なエネルギーや原材料価格の高騰、また、歴史的ともいえる急速な円安を背景とした物価の上昇が続き、企業活動や家計を圧迫しています。

レギュラーガソリンの価格は、170円を超える状態で高止まりが続いております。

食品では、10月に、今年最多の6,699品目の値上げが、11月には、牛乳や乳製品など833品目の値上げが行われました。

電気料金は、昨年8月から14か月連続で値上がりが続いております。

 

総務省が発表した9月の消費者物価指数は、前年同月比3.0%上昇の102.9となり、消費税増税の影響を除けば、31年ぶりの伸び率となりました。

ただし、この31年前は、賃金の上昇率も4%台であったため、物価が3%上がっても、賃金の上昇で飲み込めていました。

しかし、現在は、賃金の上昇が物価の上昇に追いついておらず、「悪い物価上昇」が始まっているとの指摘もあります。

 

政府は、この物価高騰などに対応するため、約29兆円の総合経済対策を策定し、年内の補正予算成立を目指しております。

この経済対策では、光熱費と燃料代の家計負担の軽減や、中小企業の賃上げ支援などに取り組むとしております。

 

茅野市といたしましても、本日ご提案申し上げます補正予算におきまして、国や県の交付金を活用し、この物価高の影響を大きく受ける世帯などへの支援金の交付や、肥料や飼料の価格が大きく高騰している農業者への支援などを行うこととしております。

また、6月議会の補正予算で計上した、燃料費の高騰に苦しむ運輸事業者や交通事業者などに対する運輸・交通・卸業等持続化支援事業の対象事業者に、利用者の送迎に車両を利用する介護・福祉事業者などを加えることといたしました。

 

この物価高騰の流れは、来年以降も続くという観測もある中、寒さ厳しい冬を迎えます。

国や県と連携する中で、適宜的確に、また、柔軟に市民生活や事業活動を守るための対策をとってまいります。

 

さて、本日ご提案申し上げます案件は、予算案件1件であります。

 

議案第60号は、令和4年度茅野市一般会計補正予算第6号についてであります。

歳出の主なものといたしまして、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金支給事業費をはじめ、六つの事業におきまして、電力やガス、食料品等の価格の高騰が続く中、家計や事業活動に影響が大きい世帯や事業者に対し、各種支援給付金や補助金を交付するための予算の増額補正を行いました。

また、新型コロナウイルスワクチン接種事業費では、接種対象者や接種回数が拡大したことに伴う新型コロナウイルスワクチン接種委託料などの補正増を行い、歳入歳出予算のそれぞれに7億4,882万1千円を追加して、歳入歳出予算の総額を、300億2,004万4千円とするものであります。

更に、令和5年度に予定されている永明小中学校建設事業に伴う社会体育館建築事業では、令和4年度当初予算で債務負担行為の設定をしたところでありますが、設定当時とくらべ、資材費などが大幅に高騰し、工事単価が上昇しておりますので、再度設計し直したところ、債務負担行為の限度額を超えることから、補正をお願いするものでございます。

 

以上、議案の概要を申し上げました。

詳細につきましては、この後、部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。

 

茅野市長 今井 敦

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