日頃から茅野市政に対しまして、みなさまからご支援ご協力を賜り、深く感謝を申し上げます。
茅野市は、八ヶ岳の西麓に位置し、四季折々の美しい自然に満ち溢れ、蓼科、白樺湖、車山高原等のリゾート地を有する高原都市です。また、今から約5000年前の縄文時代中期には列島で最も人口が集中し、東北や北海道まで黒曜石を加工し交易するなど、多くの人が行き交う拠点であったとされています。国宝土偶「縄文のビーナス」や「仮面の女神」そして国指定特別史跡「尖石遺跡」に代表される縄文文化が花開き、現代のSDGsに通ずる時代を超えた大切な財産を有しています。
そして、私たちはこの財産を受け継ぎ未来に引き継いでいく責務を有しています。
さて、新型コロナウイルス感染症は、令和5年5月8日から季節性インフルエンザと同等の5類に引き下げることが決定され、長かったコロナ禍の生活にようやく光が見えようとしています。
一方で、これまでのコロナ禍によるダメージは、市民の暮らしや地域経済、国と地方の関係などへ計り知れない影響をもたらしました。社会構造の枠組みの大きな変化をどう乗り越えていくかが重要課題となっています。
また、少子化等による人口減少と超高齢化が同時進行するなか、これまでのまちづくりの再構築が不可欠となっています。こうしたさまざまな課題を解決に導くためDXやGXに取組み、そして行財政改革を一体的に進め、市民目線で便利で暮らしやすさを実感できるまちの実現に向けた取組を進めています。
今後も、「たくましく、やさしい、しなやかな交流拠点CHINO」の実現を目指し、みなさまとともに未来へと続く新たなまちづくりにチャレンジしてまいります。
茅野市の更なる発展のため、一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和5年4月
茅野市長 今井 敦