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茅野市では、令和4年6月に「茅野市DX基本構想」を策定し、市民一人ひとりが心豊かで健やかに、快適な生活を送ることができるまちでありつづけることを実現するためにDX(デジタル・トランスフォーメーション)に取り組むこととしました。
また、第6次茅野市総合計画では、幸せを実現できるまちの”まちづくりの基本となる手段”として「DX・アナログの再構築」を導入することとしました。
「茅野市DX基本計画」は茅野市のDXの進め方を具体化するとともに、各分野別計画においてDX事業を推進する際の基本となる横断的な計画として策定しました。
茅野市においては「DX」を、茅野市に住む人や関わる人のくらしや仕事の当たり前を見直し、”人の幸せ”を生み出すために、デジタル技術を活用する取組として推進します。
これからの心豊かで快適な市民生活の実現に向けて、DXをその手段として取り入れていくためには、私たちがみんなで「DXで目指す”くらし”と”まち”の姿」を共有する必要があります。
これまでの当たり前を見つめ直し、人がやるべきことの取捨選択やデジタルへの置き換えによって、市民が生活に「ゆとり」を生み出すことができる社会を目指します。
個別の課題解決が新たに誰かの困難を生むことなく、社会全体の幸せが向上するようなDXを検討し、実現できる社会を目指します。
DXで目指す社会の実現に向けて、間違ったDXの進め方をしないために大切にする共通認識を3つのあいことばとして、皆さんとともに取り組んでいきます。
本人の同意によって、点在するアプリやサービスが保有するデータを繋ぐ(またはいつでもつなげる状態にしておく)ことで、必要な情報やサービスを必要な時に取得、利活用が出来る仕組み(デジタルインフラ)を構築し、DXに活用します。
これまでのくらしや仕事の進め方の”当たり前”を見つめ直し、社会の変化に合わせた最適な方法に変えていきます。
事業推進団体から構成する”茅野市DX推進協議会”と、受益者である市民で構成する”茅野市DX外部評価委員会”を中心とした「共創」を進めるための組織体制を構築し、DXの取組に参加する主体がそれぞれの役割を担いながら一体となってDXを進めます。
市民がDXに安心安全に参加できるよう、DX基本構想に掲げた「4つの柱」を具体化し、これらを基盤としたDXを進めていきます。
市民の暮らしや地域の様々な課題解決を図るために、生活者の声を取り入れた地域のDX化と、市役所の業務効率化に向けた庁内DXを進めることで、一人ひとりのニーズに合わせた、デジタルの得手不得手に関わらず誰もが恩恵を受けることができるサービスを提供します。
令和7年度からの3年間は「医療・介護等」・「防災」・「地域コミュニティ」・「子育て」の4つを重点テーマに定め、各テーマや、まちづくりにおける普遍的な分野との連携を図りながら、具体的な解決策を検討、実施します。
(1)行政事務のコストダウンを図りつつ、利便性の高い行政サービスを提供することで、市民の満足度向上を目指します。
(2)国の動向を注視し、業務効率の向上を図ることで、職員にとって働きやすい、魅力ある市役所を目指します。(職員ファーストの庁内DX推進)
茅野市DX基本計画は3年を1期とします。
本計画は令和7年度(2025年度)から令和9年度(2027年度)までの3年間の計画です。
計画の内容については以下からご覧ください。