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公共下水道私設汚水ポンプ設備設置費補助金
茅野市では公共下水道へ接続するために、私設汚水ポンプを設置する必要がある方に対して補助制度を設けています。
下水道は通常、自然流下(川の流れのように自然勾配で汚水を排水すること)で設計されていますが、地形的条件によっては自然な勾配によって排水することが困難な場合があります。
こうした地形的条件の土地にお住まいの方、またはこれから建築される方を対象に、補助する制度があります。
補助制度の概要
補助の対象となる経費は、以下の通りです。
対象経費 |
補助率 |
限度額 |
1 汚水ポンプ槽、汚水ポンプ、制御盤、汚水ポンプ設備設置経費(圧送管を除く) |
対象経費の10分の10以内の額。 |
100万円 |
2 設置後おおむね15年を経過した私設汚水ポンプ設備の更新に係る必要最小限の経費 |
50万円 |
補助対象となる経費
- 汚水ポンプ槽、汚水ポンプ、制御盤、ポンプ装置の付帯部品に係る設置経費(新設は上限100万円)
- 設置されからおおむね15年程度経過したポンプの設備更新に係る経費(上限50万円)
- 耐用年数を経過し、ポンプ装置を交換する場合などが対象
補助対象とならない経費
- 圧送管(汚水ポンプから公共桝へ送り出す送水管路)の設置経費
- 自然流下部分の排水設備(建物内部から汚水ポンプまでの排水設備)の設置経費
- 水洗便所等の設置経費
- ポンプ設備の点検・清掃・維持管理費用
- ポンプ設備の故障に伴う修理費などの日常的な維持管理に係る経費は対象外となります
- 耐用年数(おおむね15年)を過ぎて装置の交換などが必要になったときは、補助対象となります(上限50万円)
私設汚水ポンプの維持管理
私設汚水ポンプとして設置された設備は、申請者(所有者)の責任において維持管理をして頂きます。
維持管理に係る点検整備などの費用、電気使用料金については、申請者(所有者)の負担となります。
補助対象となる方
補助を受けるには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 下水道事業区域内の土地であること
- 低地等の立地条件により、下水道に自然流下で接続することが困難な土地であること
- 茅野市合併処理浄化槽設置補助金を受けて合併浄化槽を設置した家屋については、7年を経過していること
- 茅野市生活環境保全条例第3条第2号アまたはイに規定する開発を伴わないこと
- 市税、下水道事業受益者負担金、上下水道使用料等の滞納がない方
交付申請手順
- 下水道指定工事店へ工事の申し込み
- 排水設備工事は、指定工事店でなければ行うことができません。
- 指定工事店に測量を依頼し、私設ポンプが必要な立地条件か確認してください。
- 私設ポンプを設置しない方法があるときは、これを検討してください。
- 補助金を申請したいことを指定工事店に伝えてください。
- 申請書を提出
- 茅野市公共下水道私設汚水ポンプ設備設置費補助金交付申請書 [rtf/60KB](指定工事店が作成)
- 排水設備新設等計画確認申請書(指定工事店が作成)
- 審査
- 補助金交付決定通知書の交付
- 工事着手
- 完了検査
- 排水設備工事完了届兼公共下水道使用開始届を提出(指定工事店が作成)
- 指定工事店が工事の完了検査を受ける
- 完了検査に合格したときは、検査済証が交付される
- 実績報告書・請求書を提出
- 指定口座に補助金を振込
申請書等の提出方法
- 茅野市役所5階上下水道課下水道管理係の窓口で提出
- 指定工事店に提出を依頼するか、申請者本人が提出することもできます。
- 郵送での提出可(以下の住所に郵送)
- 〒391-8501 長野県茅野市塚原二丁目6番1号
茅野市役所 上下水道課 下水道管理係 宛 - 書類に不備があるときは連絡しますので、連絡先を明記してください。
- 〒391-8501 長野県茅野市塚原二丁目6番1号
- 電子申請不可
- 必要書類は、指定工事店が作成する必要があるものが多くあります。
- 指定工事店を通じて作成していない申請は無効となります。
補助金交付申請書の作成方法
- 茅野市公共下水道私設汚水ポンプ設備設置費補助金交付申請書 [rtf/60KB]
- 補助金交付申請額は、あらかじめ指定工事店が見積書を作成し、見積額と上記補助限度額のいずれか低い金額を記入します。
- 圧送管、ポンプ設備以外の排水設備は補助対象外となるため、見積額から除外してください。
- 申請者欄は、署名または記名押印してください。
- 指定工事店及び責任技術者欄は、必ず押印してください。(押印省略不可)
- 補助金交付申請額は、あらかじめ指定工事店が見積書を作成し、見積額と上記補助限度額のいずれか低い金額を記入します。
- 位置図、配置図、配管図、縦断面図(指定工事店が作成)
- 建物から公共桝まで、排水設備全体がわかるもの(圧送管を含む)
- 埋設深度は、自然流下部は最低土被り40cm以上、圧送管は凍結深度以上の土被りを確保。
- 公図の写し(管轄法務局で取得)
- 工事見積書(指定工事店が作成)
- 圧送管、ポンプ施設以外の排水設備は補助対象外となるため、これらを除いたもの
交付決定を受けた内容に変更が生じたとき
- 交付決定通知を受けた後、設計変更、工事額が変更となったとき、工事を中止もしくは廃止しようとするときは、変更承認申請書の提出が必要です。
- 軽微な変更は申請不要。(設計と出来形でわずかに寸法が変わった等)
- 設置する設備の位置変更や、設備の仕様変更などは申請要。
- 提出書類
- 茅野市公共下水道私設汚水ポンプ設備設置費補助金変更(中止・廃止)承認申請書 [rtf/65KB]
- 添付書類は交付申請書と同様
補助金実績報告書、請求書の作成方法
- 茅野市公共下水道私設汚水ポンプ設備設置費補助金実績報告書 [rtf/64KB]
- 申請者欄は、署名または記名押印してください。
- 指定工事店及び責任技術者欄は、必ず押印してください。(押印省略不可)
- 補助金精算額は、補助金交付決定通知書に記載された補助決定金額を記入。
- 申請者欄は、署名または記名押印してください。
- 竣工図(指定工事店が作成)
- 排水設備全体の竣工出来形検測に基づく配置図、配管図、縦断面図、ポンプ槽の設置横断図、仕様書(ポンプ槽・汚水ポンプ・制御盤)
- 領収書の写し及び内訳書(指定工事店が作成)
- 補助対象額だけの領収書及び内訳書を添付してください。
- 補助対象外経費も含めた領収書しか発行できない事情があるときは、これを明記した任意の書面を添付してください。
- 内訳書は、補助対象額が必ず確認できるものを添付してください。
- 工事写真(指定工事店が作成)
- 補助対象設備の工事写真(カラー)
- 検査済証の写し(指定工事店が完了検査を受けた際に交付)
- 完了検査時に交付された検査済証のコピー(白黒可)
- 茅野市公共下水道私設汚水ポンプ設備設置費補助金交付請求書 [rtf/61KB](申請者本人が作成)
- 申請者欄は、署名または記名押印してください。
- 補助金交付請求額は、補助金交付決定通知書に記載された補助決定金額を記入。
- 振込先口座は、誤りがないようよく確認してください。