令和4年度卒業証書授与式

　令和4年度卒業証書授与式を行いました。87名の6年生が、晴れやかな表情で永明小学校を巣立っていきました。

　本年度は、在校生を代表して、5年生が一緒に式に参加するようにしました。また、来賓を代表して6名の方（市議会議員、ＰＴＡ会長、学校運営協議会会長、主任児童委員、民生児童委員2名）にもご列席をいただきました。

　中学校でのご活躍とご多幸をお祈りいたします。

【令和四年度　卒業証書授与式式辞（校長）】

　三月になり、春めいた暖かな日が続いています。四月になれば、校庭の桜も花を咲かせ、校長室前のチューリップも色鮮やかな姿を見せてくれることでしょう。それに負けじと、本日の卒業生の皆さんの晴れやかな笑顔と凛とした姿から、希望の春を感じています。

　青空の広がる素晴らしき良き日に、茅野市教育委員のご臨席を賜り、また、市議会議員をはじめ来賓の皆さん、保護者の皆さんのご列席をいただき、卒業証書授与式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。

　八十七名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。入学してから六年間、多くのことを学び、成長してきたことと思います。特に、本年度は最上級生として学校をリードしていただきました。そんな皆さんの素敵な姿を紹介いたします。

　まずは、修学旅行。政治や経済、文化の中心である首都東京を見学するとともに、江戸の伝統工芸体験ができたことは、貴重な経験であったと思います。先を見て主体的に行動する皆さんの姿は、とても素敵でした。

　運動会の表現「大輪」。観る人を魅了し、まさに大輪の花を咲かせたような華やかさがありました。また、音楽会の歌声や演奏に、涙が出るほどの感動をいただきました。

　児童会テーマ「つながりを大切に」のもと、全校が楽しく気持ちよく生活できるように取り組んでいました。皆さんの姿は、一年生から五年生までの憧れになったことと思います。

　授業では、主体的に学ぶ姿や友と協働的に学ぶ姿がありました。特に、総合的な学習の時間では、各クラス、地域に学ぶ姿、地域のために貢献する姿が見られました。いずれ社会に出て力強く生きていく皆さんの礎になる学びができたのではないかと思っています。

　そんな卒業生の皆さんに、お願いしたいことが二つあります。

　一つは、自分を支えてくださった皆さんへの感謝の気持ちをもってほしいと思います。

　もう一つは、多面的な見方や考え方をし、柔軟に対応できる資質を身につけていってほしいと思います。

　最近、ワールドベースボールクラッシックが話題になっています。日本は、一次リーグＢ組において、四戦全勝の首位で、Ａ組二位のイタリアと対戦します。日本を離れ、アメリカで活躍する大谷選手やダルビッシュ選手、ペッパーミルで話題のヌートバー選手など、チームジャパンの一員として出場しています。母国を愛する気持ちからだと思います。

　皆さんの中には、将来、茅野市、長野県を離れて、日本各地あるいは世界各国で活躍する人もいるかと思います。ですが、永明小学校のことを忘れずに、「永明の子ら」の一人として活躍してもらいたいと願っています。

　皆さんの未来には、無限の可能性が広がっています。様々なことにチャレンジしながら、さらなる飛躍を、期待しています。

　保護者の皆さん、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。成長した姿を見ると、感慨もひとしおかと思います。改めて保護者の皆さんの学校に対するご理解ご協力をいただきましたことに、感謝いたします。

　また、ご来賓の皆さん、本日はご列席、ありがとうございました。日頃から、学校や子どもたちを見守り、支えてくださっている皆さんとともに、凛々しく中学校へ羽ばたく卒業生の姿を見送ることができること、嬉しく思います。

　子どもたちの健やかな成長を共に願い、これからも温かく見守りお支えいただきますよう、よろしくお願いいたします。

　さあ、卒業生の皆さん、いよいよ旅立ちのときです。自らの足で、一歩一歩着実に歩んでいってください。皆さんのご活躍をお祈り申し上げます。