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「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」
茅野市は、株式会社キッツ(千葉県千葉市、代表取締役社長:河野誠)からの企業版ふるさと納税を活用し、株式会社キッツと学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学(東京都港区、学長:田中里沙)と連携し、「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」を下記のとおり実施しました。
第2次茅野市地域創生総合戦略に掲げる「若者に選ばれまち」の実現を目指すプロジェクト研究を開催し、地域課題や社会課題の解決に関する新規事業を構想し価値創造を担う人材を育成します。
「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」について
概要
事業構想大学院大学のカリキュラムのエッセンスを活かし、テーマに基づき、研究参加者の新たな事業構想と構想計画構築を行う7ヶ月間の研究会です。
担当教授が本研究期間を通じてコーディネートとファシリテーションを行いながら、研究員の知見を高めながら進めます。
定例の研究会では、多彩なゲスト講師を招き、研究員の視野を広め、視点を磨きながら、研究員各自の新事業創出を支援します。
対象
- 自社の経営資源や自身の技術を活用して、暮らしやすい未来都市・茅野の構築の実現に繋がる新事業の創出を目指す企業等。
- 新分野展開や、新たな収益の仕組み作りを検討している企業等。
参加していただく方のイメージ
- 人脈や技術など、自社の経営資源を再定義し新事業を創出したい方。
- 今後、社内の中核となっていく幹部候補の方。
- 茅野市をよりよくしたいという熱い想いを持っている方 など。
プロジェクト期間
令和4年9月から令和5年3月 全20回 各回半日程度
会場
KITZ Group イノベーションセンター、ワークラボ八ヶ岳<外部リンク>、オンライン
講義はハイフレックス方式を取り入れており、対面とオンラインを活用して行います。研究会の他に随時個別面談も行います。
講師
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学<外部リンク> 下平 拓哉 教授<外部リンク>
研究会の様子
【第1クール】
開講式及び第1回研究会(令和4年9月16日)
令和4年9月16日、「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」がスタートしました。
25名の応募の中から選考された10人の研究員が下平拓哉同大教授から「任命書」を受けました。研究員10名は製造業等の社員、若手経営者、大学生、茅野市役所の職員等で構成されます。
(参加者には事業構想大学院大学 事業構想研究所のプロジェクト研究員の立場が付与されます)
第1回の研究会では、市の課題についてや、構想の実現性を高める手法の基本的な考え方などを学びました。
第2回研究会(令和4年9月30日)
第2回は、各研究員の自己紹介と事業構想アイデアの発表を行いました。
また、株式会社キッツ様の新規事業の取組みをご紹介いただき、工場を見学させていただきました。
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第3回研究会(令和4年10月14日)
第3回は、事業構想大学院大学の院生のお2人にお越しいただき、自身の事業構想のプレゼンや研究員へアドバイスなどをしていただきました。
また、今回の研究会では、「茅野の〇〇がエモい」を題材にしたグループディスカッションを行いました。様々な意見が飛び交い、賑やかな講義になりました。
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第4回研究会(令和4年10月28日)
第4回は、諏訪出身の事業構想大学院大学の修了生にお越しいただき、事業構想についてのプレゼンや研究員へアドバイスなどをしていただきました。
質問も活発に出て、研究員に刺激になるお話をいただきました。
今後も多彩なゲストをプロジェクト研究にお招きして、研究員の事業構想への支援や人的ネットワークの構築を支援していきます。
続いて、下平先生からマーケティング戦略についての講義を行いました。
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第5回研究会(令和4年11月11日)
第5回は、アイデアプレゼンテーションとして、研究員がそれぞれの事業構想のアイデアを発表しました。
アイデア発表の会場は、いつものイノベーションスタジオではなく、最終発表を行う会場で行いました。
今回も、事業構想大学院大学の修了生2名にお越しいただき、研究員のプレゼンに対してアドバイスなどをいただきました。
プロジェクト研究の第1クール「事業構想の基礎」は、今回で終了となります。
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【第2クール】
第6・7回研究会(令和4年11月25日・26日) 集中プログラム
今回から第2クール「事業構想案構築」に入りました。
年末年始に予定している事業構想案の中間発表に向けて、事業構想案を詰めていきます。
第6・7回は、集中プログラムとして2日連続で開催しました。
第6回(11月25日)は、KITZ Group イノベーションセンターで開催しました。
研究員がそれぞれの事業構想のアイデアを「リーンキャンバス」という1枚の図に整理するフレームワークを活用し発表しました。
今回も、事業構想大学院大学 事業構想研究所の樋口教授と修了生・院生5名にお越しいただき、研究員のプレゼンに対しアドバイスなどをいただきました。また、研究員同士でもお互いにフィードバックし合いました。
その後、夜遅くまで修了生にお付き合いいただき、ディスカッション(壁打ちと言います)を行いました。
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第7回(11月26日)は、ワークラボ八ヶ岳<外部リンク>に会場を移し、6グループに分かれて先生・修了生とリーンキャンバスについてディスカッションを行い、自己の事業構想アイデアを見つめ直しました。
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第8回研究会(令和4年12月9日)
第8回は、事業構想大学院大学の松本秀之客員教授<外部リンク>にお越しいただき、「テクノロジーと事業構想」というテーマで講義していただきました。
また、今回も事業構想大学院大学の院生3名にお越しいただき、グループワークのディスカッションに参加していただきました。
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第9・10回研究会(令和4年12月23日・令和5年1月6日)中間発表
中間発表を第9回(12月23日)と第10回(1月6日)の2回に分けて行いました。
市理事者や(株)キッツ社長ら研究員の所属上長にお越しいただき、研究員がそれぞれの事業構想案をプレゼンし、フィードバックをいただきました。
また、事業構想大学院大学の修了生・院生にお越しいただき、フィードバックをいただきました。
各研究員の事業構想案のテーマは、ゼロカーボン推進、関係人口・交流人口創出、中心市街地活性化、地域コミュニティづくりなどといった内容で、「若者に選ばれるまち」の実現に繋がる事業構想になることを期待しています。
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【第3クール】
第11回研究会(令和5年1月20日)
今回から第3クール「フィールド・リサーチ、事業構想案再構築」に入りました。
現場に出てヒアリングにより事業の実現性等を調査するフィールド・リサーチを実施します。また、事業構想計画に必要な専門的な知識・事例等を学び、多様な視点からディスカッションを行い、3月の最終発表に向けて事業構想案のブラッシュアップを図ります。
第11回は、事業構想大学院大学 事業構想研究所の河村昌美<外部リンク>教授にお越しいただき、「地域イノベーション」というテーマで講義を行っていただきました。イノベーション創出ワークショップなどを行い、アイデアの作り方やフィールド・リサーチに関して学びました。
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第12回研究会(令和5年1月27日)
第12回は、先日行った事業構想案の中間発表でいただいたフィードバックのコメントを自己の事業構想案にどのように反映するか発表し、ディスカッションを行いました。
第13回研究会(令和5年2月3日)
第13回は、事業構想大学院大学の古田 芳浩<外部リンク>教授にお越しいただき、ファイナンスと収支計画の立て方について講義を行っていただきました。
演習や実在の企業の財務分析等を交えながら事業構想を事業計画(経営計画)に落とし込んでいくために必要なビジネス会計について学びました。
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第14回研究会(令和5年2月10日)
第14回は、茅野市に大雪警報が発表されたため休講となり、オンライン個別セッションに振替となりました。
第15回研究会(令和5年2月17日)
第15回は、「ビジネスモデル研究」について下平先生から講義がありました。
事業構想計画最終発表に向けて、研究員同士でディスカッションを行い、事業構想案のブラッシュアップを図りました。
天気も良く暖かだったので、休憩時間にテラスでも活発な議論が行われました。
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【第4クール】
第16回研究会(令和5年2月24日)
今回から第4クール「事業構想計画策定、ストーリーテリング」に入りました。
3月の最終発表に向けて事業構想案のブラッシュアップを図ります。
第16回研究会は、中間発表からブラッシュアップした事業構想計画についてプレゼンを行い、下平拓哉先生や研究員同士でディスカッションを行いました。
今回も、事業構想大学院大学の修了生・院生にお越しいただき、事業収支計画作成のポイントフォローと事業収支計画案に対する個別アドバイスなども行っていただきました。
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第17回研究会(令和5年3月3日)
第17回研究会は、前回に引き続き、中間発表からブラッシュアップした事業構想計画についてプレゼンを行い、下平拓哉先生や研究員同士でディスカッションを行いました。
また、各研究員がエレベーターピッチを行い、事業構想計画の実現可能性について、市と(株)キッツの幹部から評価コメントをいただきました。
今回も、事業構想大学院大学の院生にお越しいただき、リサーチ技術についてのポイントフォローと個別アドバイスなどを行っていただきました。
また、事業構想大学院大学名古屋校新事業開発プロジェクトの研究員とその派遣元企業からの視察がありました。
「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」内で研究員の繋がりができ、事業構想のコラボも生まれてきていますが、さらに他のプロジェクト研究の研究員との繋がりが生まれることも期待します。
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第18回研究会(令和5年3月10日)
第18回研究会は、来週、再来週の最終発表会に向けて、事業構想計画の最終発表資料を確認し、下平拓哉先生や研究員同士でディスカッションを行いました。
最終発表に向けてラストスパートです。本日参加できなかった方は、オンラインで個別フォローを実施します。
最後に、下平先生の最終講義があり、研究員に熱いメッセージをいただきました。
また、研究会のあと、研究員の事業構想の1つである、ワーケーションツアー商品「八ヶ岳 Workation~焚き火編~」のPRイベントに参加し、ツアーを体験しながら、最終発表に向けて英気を養いました。
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第19・20回研究会(令和5年3月17日・24日)最終発表及び修了式
第19回(3月17日)と第20回(3月24日)の2回に分けて、7ヶ月にわたるプロジェクト研究の成果として最終発表を行いました。
市理事者や(株)キッツ社長ら研究員の所属上長にお越しいただき、フィードバックコメントをいただきました。
発表会場の他にも市役所や所属企業において、多くの方にオンラインで聴講いただきました。
また、事業構想大学院大学の修了生・院生にお越しいただき、フィードバックコメントをいただきました。
第20回の最終発表終了後に修了式を行いました。
修了式では、下平拓哉先生から各研究員に「研究修了証」が渡されました。
9月に始まった7ヶ月間、全20回のプロジェクト研究が修了しました。
各研究員の事業構想のテーマは、以下の通りです。
「若者に選ばれるまち」の実現に繋がる事業構想が実現されることを期待しています。
- 茅野市民になりたくなるライフスタイル創造 ~地ビールのある「暮らし」の提案~
- 時代を刷新するコミュニティ作り 楽交(がっこう)
- 御柱ロケット ~挑戦者が集まるまち~
- 愛され続けた温泉を次世代につなぐ ~温泉が茅野を救う~
- 若者を魅了しつづける中心地 茅野市プラネット構想
- 私たちがお助けします! ~茅野から発信!観光業向けコボット導入支援事業~
- 地域を活性化させる新しい採用プラットフォーム「(仮)チルカフェプロジェクト」
- 未来の空き家を救う空き家予防事業
- 未来型 “結” ベルビア ~ベルビアから始まる新時代のコミュニティ創造~
- ワーケーションで実現する 茅野との観光以上、移住未満な関わり方
- 森林(もり)の守り人「ForestGuardian」と共創(つく)る次世代に繋ぐもりぐらし構想
(オープニング) |
(研究員のプレゼンの様子) |
(研究員のプレゼンの様子) |
(研究員のプレゼンの様子) |
(研究員のプレゼンの様子) |
(研究員のプレゼンの様子) |
(研究員のプレゼンの様子) |
(フィードバックの様子) |
(フィードバックの様子) |
(クロージング) |
(オープニング) |
(研究員のプレゼンの様子) |
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(研究員のプレゼンの様子)) |
(研究員のプレゼンの様子) |
(フィードバックの様子) |
(修了証交付) |
(市挨拶) |
((株)キッツ様挨拶) |
(下平拓哉先生挨拶) |
令和5年度の取組みについて
令和4年度に開催した「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」は、10名の研究員が事業構想計画を作成し、修了しました。
令和5年度については、引き続き、研究員の事業構想の実現に向けて、株式会社キッツ、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学と3者の包括連携協定に基づく連携によりサポートしていきます。活動の状況についても、引き続き当ページで報告していきます。
また、研究員の事業構想についても紹介していく予定です。
令和5年7月16日フォローアップイベント
修了生のフォローアップイベントとして、すでに実施されている事業構想について、見学会を開催しました。
修了生の事業構想の進捗報告会は、修了生の都合が合わず実施できませんでしたので、修了生から報告してもらいまとめたものを共有しました。
見学会の様子をまとめましたので、レポートをご覧ください。
令和5年7月16日見学会レポート [PDFファイル/594KB]
令和5年11月24日フォローアップイベント
修了生のフォローアップイベントとして、すでに実施されている事業構想について、見学会を開催しました。
見学会の様子をまとめましたので、レポートをご覧ください。
令和5年11月24日見学会レポート [PDFファイル/315KB]
「月刊事業構想」2024年1月号に掲載されました
「月刊事業構想」(2024年1月号)の特集「地方都市に人が集まる」に茅野市の取組みが掲載されました。「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」についても取り上げていただいています。
以下にオンライン記事のリンクを掲載します。
長野県茅野市が目指す「若者に選ばれるまち」 若い力で全市民に幸せを | 2024年1月号 | 事業構想オンライン<外部リンク>
研究員の事業構想について
実施されている研究員の事業構想についてご紹介します。
- 地域を活性化させる新しい採用プラットフォーム「(仮)チルカフェプロジェクト」
令和5年5月17日カフェオープン、8月から就活カフェ開始。
https://www.instagram.com/kiitos_cafe_/<外部リンク>(instagramアカウント)
- 茅野市民になりたくなるライフスタイル創造 ~地ビールのある「暮らし」の提案~
令和5年4月、蓼科湖畔に新工場稼働(生産能力を4倍に拡充)、8月に併設ショップもオープン。
https://eightpeaks.co.jp/hello/<外部リンク>
- ワーケーションで実現する 茅野との観光以上、移住未満な関わり方
茅野市ワーケーション情報・関係施設のご紹介(ワーケーションプランをご覧ください)
https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/syoukou/workation-portal.html
- 時代を刷新するコミュニティ作り 楽交(がっこう)
空き家を活用した新しいコミュニティ作りの取組み
https://onebridge-com.com/<外部リンク>
本プログラムに関するお問い合わせ先
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所
「若者に選ばれるまちプロジェクト研究(茅野市)」担当
Tel:03-6278-9031
E-mail:pjlab@mpd.ac.jp