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ことばとこころを育てる読書活動
第4次こども読書活動推進計画(こども読書の森づくりプラン)
計画の性格
茅野市では、子どもたちが「読書活動を自ら楽しむ習慣」を身につけるためには、発達段階に応じた支援が重要と考え、地域や行政などの関係機関が一体となって、胎児期からの子どもの読書活動を計画・推進し、幼保小連携教育、小中一貫教育を通して、読書を学校教育に位置付け、根付かせてきました。令和5年(2023年)3月に文部科学省より「第五次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」が示され、今
後は、デジタル社会に対応した読書環境を整備し、子どもが主体的に読書活動を行うことができるよう主体的な参画を推進し、多様な子どもたちの読書の機会を確保していくことが大切になります。そして、物語を読み、自分の心に深く染み透り心を育てる読書、また、説明的な文章や多様な資料を読み取り、考える力を伸ばす読書を通して、様々な面からの読解力が向上し、より読書に親しむことができるように取り組んでいきます。また人の声での読み聞かせによるぬくもりや、ページをめくり紙の本を読むことの意義を大切に、「ことばとこころを育てる読書活動」を推進していきます。
発達段階別の重点事項を実現するための取組を、読書活動に関係する機関・団体(活動の場)ごとに示します。
茅野市が目指す子どもの姿 「たくましくやさしい夢のある子ども」
「少しの困難にあってもへこたれない、たくましく生きる力を持った子ども」
「命を大切にして、相手のことを思いやれるやさしい心を持った子ども」
「一人ひとりが自分の夢を持って、それに向かって努力する子ども」に育つことを願っています。
(出典:茅野市たくましく・やさしい・夢のある子どもを育む条例 平成24年 (2012年)12月27日 条例第19号)
計画の目的
茅野市の子どもがさまざまな機会と場所で、本と出会い、感動を覚え、読む楽しさや知る喜びを体験できるよう、読書活動に親しむ機会の充実と環境の整備を図り、読書の質を高め、子どもの自主的な読書活動を総合的に応援・推進していくことを目的とします。
計画の位置づけ
この計画は、「子どもの読書活動の推進に関する法律(平成13 年(2001年)法律第154号)」第9条第2項、また文部科学省による 第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(令和5年(2023年)3月)」と「茅野市教育大綱」及び「茅野市生涯学習推進指針」に掲げる方針に基づいて策定するもので、「茅野市こども・家庭応援計画(どんぐりプラン)」との整合を図り、茅野市の子どもの読書活動を推進していくための総合的な計画です。また、「第6次茅野市総合計画」の「基本計画」に関連する計画です。
計画の期間
2024年度から2029年度までの6年間とします。
こども読書活動推進のための主な活動
ファーストブックプレゼント
出生届提出時に1冊、4か月児健診時にもう1冊、合計2冊の絵本をプレゼントします。
出生届提出時のファーストブックセレクト5は、
・茅野市に住民票がある新生児
・茅野市の市民課窓口で出生届を提出した新生児
が対象です。
ファーストブックリスト30は、茅野市に住民票があり、4か月児健診を受診する赤ちゃんが対象です。
セカンドブックプレゼント
茅野市に住民票のある小学一年生に「セカンドブックリスト30」の中から、1冊をプレゼントします。
毎朝の各園での絵本の時間・各校での朝読書の時間
市内全保育園、認定こども園、小中学校及び高校で、朝の読書を実施しています。
学校図書館長
平成24年度から市内の小中学校の学校長が学校図書館長になりました。教育課程の中での学校図書館の活用を充実させ、子ども達の学びを深め、考える力を向上させていく学校図書館経営を推進しています。
読書教育研究指定校
読書教育推進事業として、学校教育の中でのことばとこころを育てる読書教育について研究実践を深めています。市内の小中13校の中から、読書教育研究校を指定し、研究を深めるとともにその成果を公開することによって、他校はもちろん市民の読書の質が向上するようにしていきます。
こども読書活動応援センター
読書の森 読りーむinちのなどと連携しながら、保育園、認定こども園、学校、地域などでの子どものための読書推進活動の応援をしています。