ことばとこころを育てる読書活動
第3次こども読書活動推進計画(こども読書の森づくりプラン)
計画の性格と目的
第3次計画では、茅野市の子どもがさまざまな機会と場所で、本と出会い、感動を覚え、読む楽しさや知る喜びを体験できるよう、読書活動に親しむ機会の充実と環境の整備を図り、子どもたちの自主的な読書活動を総合的に応援・推進していくことを目的とし、第1次・第2次計画の基本的な考えを引き継ぐとともに、第2次計画の成果や課題、社会情勢の変化などを踏まえ、「たくましくやさしい夢のある子ども」に育つことを願い、「ことばとこころを育てる読書活動」を実践するための取組を、発達段階別及び読書活動に関係する機関・団体別に示しています。
茅野市が目指す子どもの姿 「たくましくやさしい夢のある子ども」
「少しの困難にあってもへこたれない、たくましく生きる力を持った力強い子ども」
「いのちを大切にして、相手のことをおもいやれる、やさしい心をもった親切な子ども」
「一人ひとりが自分の夢をもって、それに向かって努力していく子ども」に育つことを願っています。
計画の基本的な考え方
乳児期(胎児期)から豊かなことばと出会い、家庭での読書活動に親しみ、生涯にわたって自ら読書活動を楽しむ習慣を身につけられるように応援します。
子どもの発達段階に合わせた読書活動を、日常的・継続的に実践することにより、子どもの読書活動の充実を図ります。
読書環境の整備・充実を図り、連携・協力により読書活動推進体制を整えます。
子どもの読書活動の意義や大切さについての啓発と情報提供を行います。
幼保小連携教育、小中一貫教育を通して、子どもが読書の楽しさを味わい、考える力や想像する力を高め、読む力をつけるように支援します。
計画の位置づけ
この計画は、「子どもの読書活動の推進に関する法律(平成13年(2001年)法律第154号)」第9条第2項に基づいて策定するもので、「茅野市こども・家庭応援計画(どんぐりプラン)」との整合を図り、茅野市の子どもの読書活動を推進していくための総合的な計画です。
計画の期間
2018年度から2023年度までの6年間とします。
こども読書活動推進のための主な活動
ファーストブックプレゼント
茅野市に出生届を提出または、茅野市に本籍または住民票のある新生児に、「ファーストブックリスト・セレクト5」の5冊の絵本のうち、1冊をプレゼントします。
茅野市に住民票があり、かつ茅野市で4か月児検診を受ける赤ちゃんに「ファーストブックリスト30」の絵本のうち、1冊をプレゼントします。
セカンドブックプレゼント
茅野市に住民票のある新一年生に「セカンドブックリスト30」の本や絵本のうち、1冊をプレゼントします。
毎朝の絵本の時間・毎朝の全校読書の時間
市内全保育園、幼稚園、認定こども園、小学校及び中学校で、朝の読書を実施しています。
学校図書館長
平成24年度から市内の小中学校の学校長が学校図書館長になりました。教育課程の中での学校図書館の活用を充実させ、子ども達の学びを深め、考える力を向上させていく学校図書館経営を推進しています。
読書教育研究指定校
読書教育推進事業として、学校教育の中でのことばとこころを育てる読書教育について研究実践を深めています。市内の小中13校の中から、読書教育研究校を指定し、研究を深めるとともにその成果を公開することによって、他校はもちろん市民の読書の質が向上するようにしていきます。
こども読書活動推進連絡会
こども読書活動推進連絡会を開催し、子ども読書にかかわる関係者、団体の連絡を図ります。
こども読書活動応援センター
読書の森 読りーむinちのなどと連携しながら、保育園、幼稚園、認定こども園、学校、地域などでの子どものための読書推進活動の応援をしています。