自然体験学習の森「小泉山(こずみやま)」イベントの様子
小泉山体験の森で開催したイベントについて報告します。
なお、今年度開催ができなかったイベントや特別開催されたイベントについては、過去のイベント開催の報告を掲載しています。
過去のイベント開催の様子
平成31年4月20日、「春の植物観察会」を開催しました。
春に小泉山で観察できる植物の紹介をしながら、小泉山の中を散策しました。また、外来植物駆除の春の姿を紹介し、駆除を呼びかけました。
令和元年5月25日、「第18回小泉山体験の森山開き」を開催しました。
小泉山山頂にて、今年で18回目となる小泉山体験の森山開きを開催しました。約350人が参加しました。参加者は、東部中学校吹奏楽部による演奏やそらの会のオカリナ演奏、玉川小学校・豊平小学校の児童による発表、昔話の語り、ボーイスカウトの皆さんや諏訪東京理科大学の学生の楽しいイベントなどを楽しみました。
令和元年10月5日、「秋の植物観察会」を開催しました。
秋の小泉山で見られる植物の観察会を開催しました。今回は、豊平地区社会福祉協議会との共催で小泉山を散策し、キノコを探しました。
初めに、植物観察会恒例の外来植物の説明が行なわれました。外来植物は近年、小泉山周辺でも数を増やしており、元からあった植物を侵食してしまいます。実物を見た参加者からは、「見たことはあるけれど名前は知らなかった。」、「外来植物だという事を初めて知った。」といった声が聞かれました。
今年は天候不順の影響かキノコが不作でした。キノコ採り名人も食用キノコ2~3本くらいの収穫で、多くの参加者は残念そうな表情を浮かべていました。
小泉山はすっかり秋支度となり、夏に薄青色の花を咲かせたコアジサイは、緑色の実となり、ガマズミは、おいしそうな実をつけ参加者の目を楽しませてくれました。火とぼしが行われる金毘羅様では、長距離を旅する「アサギマダラ」の蝶に出逢いました。
令和2年1月1日、「小泉山元旦登山&博物館まつり」を開催しました。
今年も元日に、「初日の出を見ながら新年のスタートをみんなで祝おう」、「お正月ならではのお祭りをしよう」と、「小泉山元旦登山&博物館まつり」を開催しました。今年も、約300名の参加がありました。まだ暗いうちから、参加者は小泉山の山頂を目指して各登り口を出発しました。
今年は、気温がとても低かったものの雲一つない清々しい空でした。太陽が昇る八ヶ岳のすそ野にも雲がかからず、初日の出を綺麗に見ることができました。日の出前から見えた富士山に、参加者の皆さんも見入っていました。
7時18分頃、八ヶ岳の麓から明るい光が差し始めました。太陽が顔を出すと、参加した皆さんから大きな歓声が沸きました。日の出を拝み、今井市長はじめ参加者全員で万歳をしました。また、玉川や豊平地区の皆さんによる木遣りが盛大に行なわれ、新しい1年が素晴らしい年になるよう、小泉山で祈願しました。甘酒の振舞いは大変好評でした。Lcvさんの生中継と初笑いが山頂より放送されました。
八ヶ岳総合博物館で行われた「博物館まつり」も、お正月らしい振る舞いや催し物が用意され、大変賑わいました。
令和3年10月30日、「武田信玄狼煙リレー」に参加しました。
戦国武将の武田信玄が情報伝達に用いたとされる、のろしを再現する「狼煙(のろし)リレー」が行われました。例年は、下伊那から諏訪地方までつないでいますが、今年は信玄生誕500年を記念して山梨県甲府市まで煙の伝達をつなぎました。
令和3年10月30日、「小泉山体験の森創造委員会20周年記念式典」を開催しました。
小泉山体験の森創造委員会20周年記念事業として、令和3年10月18日~11月1日まで、市役所1階にてロビー展示を行いました。10周年から現在までの活動紹介や、ぬり絵展を行いました。小泉山体験の森キャラクターである「たいけんちゃん」と「こずみちゃん」のぬり絵を市内の保育園等から募集し、優秀作品を選定しました。応募総数 1,656名、一次審査通過 171名、そして二次審査から選ばれた優秀作品5名の表彰を、記念式典にて行いました。式典では、その他に、茅野東部中学校吹奏楽部によるアトラクションや、「小泉山の信仰について」と題し、岡谷十五社松倉克幸宮司から講演をしていただきました。
令和4年のイベント開催の様子
令和4年1月1日、「小泉山元旦登山」を開催しました。
今年の開催は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年行っている万歳三唱や甘酒の振る舞いのセレモニーは中止としました。ですが、毎年登って初日の出を楽しみにしている常連の方など約130人の方が山頂に集まり、初日の出を拝む方、シャッターを切る方など様々に過ごされていました。ちょうど八ヶ岳に雲がかかってしまい、例年よりも遅い7時24分の日の出でした。富士山の見事な眺望と暖かい陽に照らされながら、新年の始まりをお祝いしました。
令和4年4月17日、「春の植物観察会」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。
令和4年5月1日~5月31日、「小泉山体験の森山開き月間」を開催しました。
新型コロナウイルス感染拡大予防のため、例年5月の最終土曜日に開催している山開きイベントは中止とし、令和3年から内容を変更して5月の1ヶ月間を「山開き月間」としました。山頂にあるスタンプで押した用紙を指定の交換場所へ持参し、記念缶バッチと交換しました。令和4年の記念缶バッチは「アズマイチゲ」で、476個配布しました。気軽に登れる小泉山は、学校や園の行事、親子のふれあいの場所(時間)や健康維持としてライフスタイル活用している方など多くの方に登っていただきました。
市内の保育園・小学校の小泉山登山のガイドも行っています。
毎年5月から6月にかけて、玉川小学校は全校児童が姉妹学級で小泉山に登ります。また、市内の保育園の年長児も、同時期に小泉山登山を経験します。小泉山体験の森創造委員会では、ガイドスタッフ部会を中心に、子どもたちが安全に学習できるようサポートしています。
令和4年7月9日、「夏の植物観察会&オオムラサキ観察会」を開催しました。
夏に小泉山で見られる植物の観察会と、夏の時期に幼虫から蛹を経て羽化をするオオムラサキの観察会を開催しました。市内外からの多くの家族連れの参加があり、広く小泉山が知られていることを感じました。夏の食用キノコである「アカヤマドリタケ」を取ったり、「ヤマアジサイ」の花の匂いを嗅ぐなど、思い思いに山の散策を楽しみました。オオムラサキ観察会では、保護施設の中で飛び交うオオムラサキの姿に参加者の方々は感嘆の声をあげていました。サナギから羽化する途中の様子や、エノキの葉に産み付けた卵から孵化(ふか)して生後数日目幼虫を見たり、保護施設の外を飛び交う野生のオオムラサキを追いかけたりと、オオムラサキの成長過程を子どもたちは熱心に観察していました。
令和4年7月17日、「オオムラサキ放蝶会」を開催しました。
今年も小泉山上古田口の保護施設で保護しているオオムラサキが、羽化の時期を迎えました。小泉山体験の森創造委員会では、昔は小泉山にたくさん生息していたというオオムラサキが、近年は数を減らしており、「オオムラサキが乱舞する小泉山」を目指して保護活動を行っています。
当日は朝から小雨が降っていましたが、時折見せる晴れ間のおかげで放蝶会が開催できました。時間前から多くの方が参加し、観察会も兼ねた説明に子どもたちは聞き入り、たくさんの質問をする姿がありました。産卵のための蝶を一部残し、40匹余りのオオムラサキを小泉山へ放蝶しました。放蝶したオオムラサキが山の中で産卵し、野生のオオムラサキがますます増えてくれることを願っています。