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令和6年中の茅野市の年間人口増減(人口動態)[統計]

ページID:0057609 更新日:2024年4月16日更新 印刷ページ表示

1 令和6年の人口増減の状況

7年続けての人口減

令和6年中の茅野市の年間人口増減についてお知らせします。

毎月人口異動調査によると、令和6年中の茅野市の年間人口増減数は、212人の減少となりました。

人口増減数 △212人(人口増減率△0.38%)

  • 自然増減数 △418人(出生269人、死亡687人)
  • 社会増減数  208人(転入2,267人、転出2,059人)
  • その他の増減数 2人

(1) 人口について

人口増減数は212人の減少 
人口減少の原因は出生数の減少と出生数を上回る死亡数

令和6年1年間の人口増減数は、212人の減少でした。

転入数と転出数の動向を示す社会動態数では、昨年の26人増から大幅に増加し、208人増の転入超過になりました。
出生数と死亡数の動向を示す自然動態数では、14年連続で減少しており、出生者数が減少して死亡者数の増加している傾向が一層著しくなっています。

茅野市の人口は、ピークだった平成20年11月1日現在の57,406人以降は、平成29年を除き減少しています。

男女別の内訳をみると、令和6年1月1日現在の人口55,290人で、男性は27,795人、女性は27,495人となり、性比では男性の方が300人多い結果となっています。 

また、婚姻数は174件、離婚数は94件でした。婚姻数は、前年の184件に対して10件の減少、離婚数は、前年の86件に比べて8件増加しました。

図1 人口増減、自然増減数と社会増減数の推移
人口増減、自然増減数と社会増減数の推移

資料:毎月人口異動調査

 

図2 人口動態の推移


人口動態の推移

資料:毎月人口異動調査

第1表 人口動態の推移 [Excelファイル/44KB]

(2) 自然動態の推移について

自然増減数は418人減少、出生率4.87‰
過去最低を更新

令和6年中の自然動態は、出生者数が269人に対し、死亡者数が687人で、自然増減数(出生者数と死亡者数の差)は418人の減少となり、過去最低を更新しました。

出生数の減少と死亡数の増加による差が、自然増減数減少の原因となっています。

出生率(人口1,000人当たりの出生数)は4.87‰で、前年比0.7ポイント減少しました。
死亡率(人口1,000人当たりの死亡数)は12.43‰で、前年比0.43ポイント減少しました。

自然動態の推移を増減率でみると、年々減少の傾向にあり、平成22年までは、プラスの数値で推移していましたが、平成23年にマイナスに転じてから年々減少しており、令和6年はマイナス7.56‰となり過去最大の減少になっています。

また、平成23年は、死亡率が出生率よりも多くなる転換期となっており、出生者数は減少して、死亡者数が増加する傾向は続いています。

 

図3 出生率、死亡率、自然増減率の推移
出生率、死亡率、自然増減率の推移

資料:毎月人口異動調査

第2表 自然動態の推移 [Excelファイル/24KB]

 

(3) 社会動態の推移について

 

社会増減数208人増加、社会増減率0.38% 
転入超過

令和6年中の社会動態は、転入者数が2,267人に対し、転出者数2,059人で208人(増減率0.38%)の転入超過でした。

社会動態の推移をみると、昭和47年以来転入超過の状況が続き人口の増加要因となっていましたが、平成18年に転出超過となり、平成19年は転入超過となったものの、再び平成20年からは転出超過となり人口減少の傾向となっていました。令和元年2年は転出超過、令和3年が転入超過、再び令和4年は転出超過でしたが、令和5年には転入超過に転じ、令和6年はさらに転入超過の増加率が上がりました。

図4 転入率、転出率、社会増減率の推移
転入率、転出率、社会増減率の推移

資料:毎月人口異動調査

第3表 社会動態の推移 [Excelファイル/25KB]

ア 地域別転入・転出者数の推移

県内からの転入は899人(前年比110人増)、県内への転出は846人(前年比55人減)で、転入超過53人。
県外からの転入は1,368人(前年比51人増)、県外への転出は1,213人(前年比34人増)で、転入超過155人。

県内への転入超過53人の内訳をみると、
諏訪地方への転入超過は60人、諏訪地方を除く県内へは転出超過7人となっています。
諏訪地方の内訳は、原村へ5人、富士見町へ11人の転出超過となっており、諏訪市から46人、岡谷市から19人、下諏訪町から11人が転入超過となっています。 

諏訪地方を除く県内では、松本市へ5人、塩尻市へ20人の転出超過、長野市から16人の転入超過となっています。

県外からの転入の内訳をみると、国外から352人、東京都から235人、神奈川県から115人と続いています。

県外への転出の内訳は、東京都へが238人、国外へ204人、神奈川県へ121人、千葉県72人、愛知県56人と続いています。

図5 地域別転入超過数の推移
地域別転入超過数の推移

資料:毎月人口異動調査

第4表 地域別転入・転出人口の推移 [Excelファイル/212KB]

 

イ 年齢3区分別

すべての区分で転入超過

年齢3区分別にみると、年少人口(0~14歳)で23人(男性9人、女性14人)、生産年齢人口(15~64歳)で156人(男性53人、女性マイナス103人)、老年人口(65歳以上)で29人(男性12人、女性マイナス17人)と、すべての区分で転入超過となりました。

前年と比較すると、転入者数では0~14歳が1人の増、15~64歳が136人の増、65歳以上が24人の増で、すべての区分で転入が増加しました。
また、転出者数では、0~14歳が14人の減、15歳~64歳で17人の減、65歳以上で10人の増で、老年人口の転出が増加しました。
平成22年からの推移をみると、老年人口では平成29年及び令和元年を除いては、毎年転入超過が続いています。令和6年は29人の転入超過となりました。

生産年齢人口では、令和元年から転出超過が続いていましたが、令和5年に転入超過に転じ、令和6年は転入超過156人となりました。

図6 年齢3区分別転入超過人口の推移
年齢3区分別転入超過人口の推移資料:毎月人口異動調査

第5表 年齢3区分別転入転出人口の推移 [Excelファイル/124KB]

ウ 年齢5歳階級別

若年層で転出超過傾向

男性は74人(転入1,227人、転出1,153人)の転入超過で、女性は134人(転入1,040人、転出906人)の転出超過でした。
これを年齢5歳階級別にみると、転入超過数が最も多い年齢階層は、15歳~19歳で53人増(男性61人、女性マイナス8人)、次いで55歳~59歳の34人増(男性19人、女性15人)の順になっています。

転出超過数が最も多い年齢階層は、20歳~24歳で85人減(男性40人、女性45人)となっています。

男性の転入超過数を年齢階層で見ると、15歳~19歳が61人で最も多く、次いで55歳~59歳の19人の順となっています。転出超過数では、20~24歳が40人で最も多く、次いで25~29歳の37人の順となっています。

女性の転入超過数を年齢階層で見ると、25~29歳が49人で最も多く、次いで30~34歳が23人の順となっています。転出超過数では、20~24歳が45人で最も多く、次いで15~19歳の8人の順となっています。

県外への転出超過は、25歳~29歳の男性51人、20歳~24歳の女性47人が多い年齢層となっています。

県外からの転入超過では、15歳~19歳の男性59人、女性では30歳~34歳の37人と25歳~29歳の31人が多い年齢階層となっています。

図7 男女別年齢5歳階級別転入超過の状況
男女別年齢4歳階級別転入超過の状況

資料:毎月人口異動調査

第6表 年齢5歳階級別転入転出者数(社会動態) [Excelファイル/156KB]

2 地区別、区・自治会別人口増減数

(1)地区別人口増減

社会動態をみると

転入超過となった地区は5地区で、豊平地区158人増、北山地区88人増、玉川地区42人増、金沢地区31人増、泉野地区4人増です。
転出超過となった地区は5地区で、宮川地区68人減、米沢地区20人減、湖東地区11人減、ちの地区8人減、中大塩地区8人減です。

自然動態をみると

すべての地区で自然減少となっています。
自然減は、人口減少の大きな原因の一つとなっています。

第7表 地区別人口増減の内訳 [Excelファイル/201KB]
第8表 地区別毎月人口増減の内訳 [Excelファイル/529KB]

(2)区・自治会別人口増減内訳

蓼科区42人の人口増加

区・自治会別の人口増減の内訳で、人口が多く増加した区は、

  • 蓼科区で42人の増(転入超過49人、自然減8人、その他増1人)
  • 本町区が38人の増(転入超過44人、自然減6人)
  • 塩之目区が31人の増(転入超過33人、自然減2人)

次いで広見区30人の増、西茅野区27人の増と続いています。

出生者数は上原区が27人で市内で最も多く、次いで神之原区16人、本町区13人と続いています。

人口が減少した区は、塚原区が最も多く54人の減(転出超過40人、自然減14人)となっています。続いて宮川茅野区44人、中大塩3区26人、横内区21人と続いています。
死亡者数は、宮川茅野区が32人で市内で最も多く、次いで上原区28人、神之原区24人と続いています。

第9表 区・自治会別人口異動集計表 [Excelファイル/205KB]

3 令和6年中の長野県の市町村別異動状況

県下77市町村の内、人口増減率が増加したのは、2町5村(白馬村4.05%、小谷村3.28%、野沢温泉村1.76%の順)で、19市中では、茅野市は2番目のマイナス0.38%で、昨年のマイナス0.66%から0.28ポイント減少しました。
19市中、人口減少が最も低いのは小諸市のマイナス0.31%、茅野市のマイナス0.38%、安曇野市のマイナス0.41%の順となっており、19市すべての市で減少しています。

茅野市の自然増減率は、マイナス0.76%で19市中の4番目となっています。自然減少率が最も低いのは松本市のマイナス0.62%、塩尻市のマイナス0.68%、諏訪市のマイナス0.76%の順となっており、19市すべての市で減少しています。

茅野市の社会増減率(その他の増減数を含めたもの)は、0.37%で19市中の4番目となっています。
社会増減率(その他の増減数を含めたもの)は、佐久市で0.52%、安曇野市の0.50%、千曲市0.41%の順となっており、19市中10市で転入超過となっています。

長野県の毎月人口異動調査のホームページはこちら<外部リンク>をクリックしてください。

第10表 令和4年中長野県市町村別異動状況 [Excelファイル/189KB]

4 令和6年中の諏訪地方6市町村の人口異動状況

諏訪地方の人口増減率を見ると1,690人の転出超過で、0.90%の減少となっています。
また、長野県は人口増減数マイナス15,478人、0.77%の減少となっています。

茅野市は、212人減で人口増減率は0.38%の減少、その他の市町村もすべて減少となっています。

転入転出による社会増加数については、茅野市で206人の転入超過となっています。
富士見町・原村は転入超過で、岡谷市・諏訪市・下諏訪町は転出超過となっています。

なお、自然増減数については、各市町村共にマイナスになっています。

第11表 令和3年中の諏訪地方6市町村の人口異動状況 [Excelファイル/32KB]

5 令和6年中の茅野市の年間人口増減数に対する考察

令和6年中の人口増減は212人減となり、令和5年中の367人減に比べ、減少幅は少し緩やかになりました。

人口減少の主な理由は、出生数よりも死亡数が多い、自然減少によります。

令和6年中の自然増減数は418人となり、過去最大の減少となりました。
死亡数は、前回令和5年中の716人から29人下回りましたが、出生数は、前回の310人を41人下回った269人となっています。平成26年から令和5年の過去10年平均426人と比べても、大きく下回っており、出生数減少の傾向が顕著となっています。このことは、婚姻数が昭和47年以来過去最少となっていることも影響していると考えられます。

一方、転入転出による社会増減は、208人の増となりました。

年齢別に見ると、主に15歳~64歳の生産年齢人口が転入超過になっています。また、地区別に見ると、別荘やホテル・旅館が多い地域、宅地開発が進んだ地域、工業団地に近い地域が大きく転入超過になっています。この地域への転入は、日本人・外国人ともに増えています。
このことから、製造業・観光業への就業者の増加や別荘地等への移住者の増加も今回の大幅な増加に寄与しているものと考えられます。