交通事故を起こさないために ~自動車編~
自動車の交通事故は年々減少傾向にありますが、それでも茅野市内だけで年間2000件近く(物損事故含む)発生するなど、車の運転は交通事故と隣り合わせです。
交通事故の多くは運転者の不注意が原因であり、僅かな注意を払えば防げる事故が沢山あります。
もう一度、基本的な交通ルールを確認して、交通事故を起こさないような運転を心がけましょう。
1 時間にゆとりを持ち、運転に集中を。
時間に余裕が無いと少しでも先を急ごうと気が焦り、速度を出したり、強引な運転をしてしまいます。
時間に余裕、心にゆとりを持ち、運転に集中しましょう。
2 横断歩道に注意
横断歩道上で歩行者がはねられる事故が多発しています。
特に、交差点右折時に横断歩行者と衝突する事故が多く発生しています。
右折時は、対向車に気を取られたり、ピラーの死角の歩行者を見落とさないよう安全確認をお願いします。
3 確実な停止と安全確認
停止線(停止指導線含む)がある場所では、確実に停止して安全確認をして下さい。
市内を走っている車を見ると、停止線手前できっちりと停止して安全確認をしている車はごく少数です。
時々、「停止線で止まっても左右が見えないから、こんなところで止まる必要は無い。」という方がいますが、停止線は左右の安全確認ができる場所ではなく、安全な場所に引いてあります。
(停止線を越えて止まると、自転車や歩行者と衝突するおそれがあります。)
停止線で止まって左右の安全が確認できない場合は、徐行発進して、左右の安全を確認をしながら交差点に進入して下さい。
(安全確認の基本は目視です。交差点に設置されたミラーは安全確認の補助装置であり、死角が存在するため、ミラーばかりを見て交差点に進入することは危険です。)
4 安全速度を守る
40キロ規制の道を10~20キロオーバーして走っていませんか。
速度が速くなると、それだけ交通事故が発生した際の被害が大きくなります。
例えば、時速30キロで歩行者と衝突した場合の致死率は10%ほどですが、時速50キロになると80%を超えるとのデータもあります。
制限速度を守るとともに、学校や保育園、スーパー付近など、歩行者の通行(飛び出し)が予想される場所や、夜間などは速度を落とした運転を心がけましょう。
5 全席シートベルト・チャイルドシートの着用を
道路交通法により、5歳までチャイルドシート、6歳からシートベルトを着用することが運転者の義務となっています。
未だに、後部座席を中心に未着用の方が散見され、事故が発生した時に車外放出や天井に頭をぶつけるなどの重大事故に繋がる恐れがあるため、車に乗る人は、必ずシートベルト等を着用しましょう。
(シートベルトは大人の体格に合わせて設計されているため、身長140センチメートルくらいになるまではジュニアシートを併用しましょう。)