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特定外来生物について
特定外来生物とは
特定外来生物とは、もともとその地域にいなかったのに、人間活動によって、他の地域からもちこまれた生物のうち、地域の自然環境に大きな影響を与えたり、農作物に被害を与えたりするもので「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により指定された生き物のことを言います。飼育、栽培、保管、運搬、輸入などは原則禁止されており、違反すると罰則があります。
市内においては、「アレチウリ」や「オオキンケイギク」、「オオハンゴンソウ」などの特定外来生物(植物)の繁茂が確認されています。
詳しくは、下記ホームページをご覧になってください。
長野県ホームページ「外来生物について」<外部リンク>
環境省ホームページ「外来生物法」<外部リンク>
協力団体との特定外来植物駆除活動
トヨタ自動車株式会社 トヨタ工業学園
実施日:令和6年6月27日(木曜日)
場所:尖石縄文考古館周辺
参加人数:125名
対象:オオハンゴンソウ
駆除量:330kg
長野三菱電機機器販売株式会社
実施日:令和6年10月11日(金曜日)
場所:市民の森横河口
参加人数:13名
対象:オオハンゴンソウ
駆除量:120kg
株式会社豊田自動織機 技能専修学園
実施日:令和6年10月13日(日曜日)
場所:尖石縄文考古館(尖り石付近の土手)
参加人数:29名
対象:オオハンゴンソウ
駆除量:70kg
特徴と駆除・処分の方法
特徴と駆除・処分の方法は、次のとおりです。庭先などで見かけましたら抜き取っていただくなど、特定外来生物の拡大防止にご協力ください。また、大規模な繁茂状況を見かけた方は、環境課まで情報提供をお願いいたします。(日時、場所、面積など)
アレチウリ
特徴
北アメリカ原産で、ウリ科の一年生草本です。生育速度が非常に速いつる性植物で、長いものでは10m以上にもなります。5月頃から10月頃まで芽生えの時期があり、花は、8月下旬頃から咲き始め、10月まで続きます。9月下旬には果実が熟し始め、種子をつけ、冬には枯れてしまいます。
アレチウリは、他の植物に覆いかぶさり成長を阻害するなど生物の多様性に悪影響を与えます。また畑に侵入し、作物に影響を与えることもあり問題となっています。
アレチウリの駆除方法
- 種子をつける前、できるだけ小さいうちにに抜き取る。
- 年に数回抜き取る。(6月中旬、7月下旬、9月上旬など)
- アレチウリが現れなくなるまで数年間続ける。
- 作業時の土壌かく乱を避け、埋め戻す。
アレチウリの処分方法
駆除したアレチウリは、種子や根などが出ないよう密閉できるゴミ袋などに入れて枯らし、燃えるゴミとして処分する。
※特定外来生物は生きたまま運搬することが原則禁止されています
アレチウリ紹介動画
オオキンケイギク
特徴
北アメリカ(ミシガン~フロリダ、ニューメキシコ)原産で、キク科の多年生草本です。高さは、0.3~0.7m。花期の5月~7月頃に黄色い目立つ花を咲かせます。
オオキンケイギクは、その土地固有の植物等との競合や駆逐など在来の生物に対して悪影響を与え問題となっています。
オオキンケイギクの駆除方法
- 丁寧に抜き取る。広範囲に生育している場合は地上部を刈り取る。
- 翌年以降も種子の発芽や根茎からの再生がみられなくなるまで継続する。
- 作業時の土壌かく乱を避け、埋め戻す。
オオキンケイギクの処分方法
駆除したオオキンケイギクは、種子や根などが出ないよう密閉できるゴミ袋などに入れて枯らし、燃えるゴミとして処分する。
※特定外来生物は生きたまま運搬することが原則禁止されています。
オオキンケイギク紹介動画
オオハンゴンソウ
特徴
北アメリカ原産で、キク科の多年生草本です。高さは0.5~3m。花期は7月~10月頃で、計10~14枚の花弁は黄色で細長く、やや垂れ下がっています。
オオハンゴンソウは、繁殖力が強く在来の生物の生育場所を奪い問題となっています。
オオハンゴンソウの駆除方法
- 丁寧に抜き取る。早い時期(5~7月)に根を引き抜くのが有効。
- 刈り取る場合は、年2回以上行うとよい。
- 翌年以降も種子の発芽や根茎からの再生がみられなくなるまで続ける。
- 作業時の土壌かく乱を避け、埋め戻す。
オオハンゴンソウの処分方法
駆除したオオハンゴンソウは、種子や根などが出ないよう密閉できるゴミ袋などに入れて枯らし、燃えるゴミとして処分する。
※特定外来生物は生きたまま運搬することが原則禁止されています。