風水害から命を守るための「マイ・タイムライン」を作ってみよう!
マイ・タイムランとは
マイ・タイムラインとは、風水害などが発生または発生のおそれがある場合に、「難」を避け安全を確保するために「いつ」「何をするか」をあらかじめ時系列的に整理した自分自身の防災計画です。
一人ひとりがとる防災行動を時系列的に整理し、あらかじめ取りまとめておくことで、いざという時に自分自身の行動のチェックリストやサポートツールとして役立てることができます。
自分や家族の命を守ることにつながる「マイ・タイムライン」を作ってみましょう。
マイ・タイムライン作成のステップ
防災行動は、災害の発生過程や自分自身の状況によって、避難の方法や対処方法が変化します。
そこでマイ・タイムラインは、検討段階を2つのステップに分け作成します。
ステップ1 確認しよう
住んでいる地域、職場、学校、保育所等の災害リスクを確認
防災ガイドブック(ハザードマップ)を活用して、土砂警戒区域・特別警戒区域、洪水浸水想定区域等を確認しましょう。
避難場所・経路を確認
防災ガイドブック(ハザードマップ)を活用して、避難所の位置や避難所までの避難経路などを確認しましょう。
避難とは「難を避けること」であり、安全を確保することです。避難所だけが避難先とは限りません。安全な場所にいる人は避難する必要はありません。
避難のタイミングを確認
避難情報のポイント(内閣府防災資料) [PDFファイル/1.08MB]
情報収集の方法を確認
茅野市防災気象情報はこちら<外部リンク>
市内の気象警報・注意報の発令、雨量・風の情報、雨量予測、土砂災害の危険予測等が確認できます。
長野県河川砂防情報ステーションはこちら<外部リンク>
県内の気象警報・注意報の発令、雨量情報、水位情報、土砂災害危険度等が確認できます。
キキクル(危険度分布)<外部リンク>
土砂災害・浸水害・洪水災害の危険度を確認できます。
川の防災情報<外部リンク>
宮川等の水位観測所情報やカメラ情報が確認できます。
ステップ2 考える
ステップ1を基に、自分自身の具体的な防災行動を「マイ・タイムライン」に落とし込みます。
安全に避難するするためにどのような順序で防災行動を行うべきか、避難情報のタイミングに合わせて考えていきます。
また、未就学児や高齢者がいるご家庭では早めの避難を心がけるなど、自分自身の状況に合わせたプランを立てることが重要です。
いつ
例えば
高齢者等避難(警戒レベル3)が発令されたら
大雨・洪水警報が発令されたら など
避難行動判断フロー(内閣府防災資料) [PDFファイル/392KB]
何をするか
例えば
どう避難するかチェック
家族の安否を確認
避難開始
近所に声がけ
水位をインターネットで確認
携帯電話を充電
常備薬の準備 など
作成ツール
手書きで作成
「マイ・タイムライン」をつくってみよう!! [Excelファイル/29KB]
Webで作成
・国土交通省 関東地方整備局のホームページから、Web上で作成ができます。
ホームページはこちら<外部リンク>
・長野県が提供している「信州防災アプリ」で作成ができます。
アプリのダウンロードはこちら<外部リンク>
マイ・タイムライン使用時の心得
風水害は自然現象であり、マイ・タイムラインがあれば常に安全ということではなく、マイ・タイムラインで想定したとおり進行するとは限りません。
マイ・タイムラインを使用する際には、以下の心得を踏まえて行動しましょう。
心得1
あくまで行動の目安として確認しましょう。
心得2
気象警報や避難情報などをこまめに収集・確認しましょう。
心得3
収集・確認した情報をもとに、マイ・タイムラインを参考にして臨機応変に防災行動を実行しましょう。