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茅野市の地場産業~天然角寒天~

ページID:0000745 更新日:2025年11月11日更新 印刷ページ表示

 茅野市の古くからある地場産業に天然角寒天づくりがあります。今も昔ながらの製法で宮川地区を中心に作られています。

 この地に寒天づくりが伝わったのは、1830年ごろの江戸時代天保年間と言われています。関西に出稼ぎに出ていた玉川村(現在の茅野市玉川地区)の小林粂左衛門が、寒天製法を持ち帰り普及させました。

 寒天が諏訪地域の特産になった理由として、気温が低く寒天を凍結させやすいこと。雪や雨の量が少なく、晴天率が高いため、寒天の融解や乾燥が適度に進むことなどがあげられています。

 工業的製法の粉寒天は世界各地で作られていますが、天然角寒天が生産されているのは諏訪地域だけと言われ、天然角寒天生産量のシェアは全国一です。地元では、御柱祭のおもてなし料理や行事食、祝い食などとして食されています。

天然角寒天干場の風景の画像1天然角寒天干場の風景の画像2

寒天料理のレシピ

長野県寒天水産加工業協同組合<外部リンク>

 寒天の効能やレシピ等、寒天に関する情報が掲載されています。

ビーナネットChino【食改さんおススメレシピ】コーヒー寒天

 2層にわかれるコーヒー寒天のレシピ動画です。

学校給食レシピ紹介

 寒天とハムのマリネ、寒天入り手作りソーセージ、ココアミルク寒天、抹茶寒天のレシピがあります。

寒天は、琥珀糖の材料です

 和菓子の琥珀糖は、宝石のようにきれいな見た目と独特の食感で、若い方にも人気のお菓子です。

 琥珀糖の主な材料は「寒天」と「砂糖」。外側のしゃりしゃりとした砂糖と、内側の寒天の食感のコントラストが、不思議で楽しいお菓子です。

 琥珀糖はご自宅で作ることもできるので、ぜひ茅野市産の寒天で挑戦してみてください。

琥珀糖の作り方​​

準備するもの

材料

水:200cc、砂糖:300g、粉寒天:4g、着色料:食紅またはかき氷シロップ

道具

鍋、耐熱性のヘラまたは泡だて器、着色料を使う場合は着色料を溶かす容器、寒天を流すタッパー、クッキングシート

作り方

(1) 鍋に水と粉寒天を入れ、よく混ぜてから火にかける。

(2) 2分くらいたったら火を止め、砂糖を加え弱火で煮詰める。

※ふきこぼれに注意しながら常にかき混ぜる。やけどに注意!

(3) 10分~15分ほど煮詰め、糸を引くくらいになったら火を止める。

(4) タッパーなどの容器に寒天液を流しいれる。

(5) 好きな色を付け、冷蔵庫で2~3時間冷やす。

(6) 冷蔵庫から出した寒天を適当な大きさにちぎる(型で抜いたり、包丁で切ってもいい)

(7) クッキングシートに並べ、涼しいところで1~2週間乾燥させる。

琥珀糖の写真