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マイマイガの防除にご協力ください

マイマイガの防除にご協力ください

マイマイガの発生の原因は不明ですが、約10年周期で大発生し、2~3年継続する傾向があると言われています。
駆除については、成虫になると効果的な方法がなく、駆除しても2~3日で新しい成虫が羽化してしまうため、今のところ一網打尽にできるような有効な手段がありません。卵や幼虫の時期に駆除することが最も効果的な手段となります。
マイマイガの生態を理解し、正しく・安全に駆除することで翌年以降の大発生を抑制しましょう。マイマイガ

マイマイガについて

マイマイガとは

ドクガ科に属する蛾の一種で、毒はないと言われています。日本各地に生息しているほか、アジア、ヨーロッパ、北アフリカに分布しています。
8月頃から翌年4月頃までを卵で過ごし、ふ化すると幼虫(毛虫)になります。幼虫(毛虫)は山林の落葉樹やりんごなどの果樹のほか、街路樹や家庭の庭木・草花の葉に食害を与えます。
6月下旬からから8月にかけて成虫になります。成虫(ガ)は夜間に街灯などの照明に飛来し、卵を300~600個のかたまり(卵塊)で、建物の外壁や照明近くの樹木などに産み付けます。成虫の寿命は、1週間から10日ぐらいと言われています。

人体への影響等について

皮膚の弱い人、幼児などが毛虫に触れると体毛が刺さるなどの、痛みやかぶれることがあります。成虫からは毒が確認されていませんが、羽にあるりん粉が肌につくと、人によっては発疹の出ることがあります。
また、幼虫は吐いた糸にぶら下がり風に乗って飛ぶことから、外に乾した洗濯物にも注意が必要です。

駆除方法について

卵(卵塊)の場合(8月~4月ころ)

翌年の発生を抑えるためには、8月頃から翌年4月頃のうちに卵塊を除去することが効果的です。卵は毛布をかぶせたように褐色の細毛で覆われており、殺虫剤の効果は期待できないため、ヘラなどを利用して壁から卵塊を剥がして取り除き、小袋に入れてしっかりしばった上で、燃えるごみの袋で一般ごみとして出してください。
ヘラなどは、壁を傷つけないよう、プラスチック製やゴム製のものなど、あまり硬くないものを使用することをおすすめします。また、作業時には卵を覆っている毛が飛散することがあるので、長袖の着衣、マスク、ゴーグル、ゴム手袋を着用するなど十分に注意してください。高圧の水で落とす方法もありますが、卵や水の飛沫が飛散するので周りに十分な注意が必要です。

幼虫の場合(4月~6月ころ)

幼虫の駆除については、市販されている殺虫剤を使用することが効果的です。殺虫剤については、適用・対象害虫に「ガ」が含まれているものを使用してください。
幼虫が大きくなったら、殺虫剤が効かなくなるので、火ばしなどで捕まえ、つぶすか少量の家庭用洗剤を溶かした水に漬けて駆除することが効果的です。なお、農薬を散布する場合は、使用できる植物や散布方法などを販売店や専門の方に相談し、周囲に影響のないようにしてください。
幼虫に触ると皮膚の弱い方は赤く腫れたりかゆみを伴うことがありますので、幼虫を直接触らないようにしてください。

成虫の場合(7月~8月ころ)

ほうきで落としたり、高圧の水で落としたりして集めて、燃やせるごみとして出してください。(成虫の寿命は10日前後です。)成虫に毒性はありませんが、アレルギー体質の方は鱗粉を吸い込まないよう、長袖の着衣、マスク、ゴーグル、ゴム手袋を着用するなど十分に注意してください。
照明などで誘引させないことは対策の一つであり、消灯は効果的ですが、防犯面を十分考慮した上で実施してください。また、照明を誘虫性の低い光源(ナトリウム灯やLED灯など)に交換する方法も有効であると言われています。

お願い・注意点

幼虫の体毛が人に触れると肌のかぶれ等を引き起こすことがありますが、成虫になると人体に害は与えないと言われています。駆除にあたっては、鱗粉などが皮膚や目に付かないよう注意してください。高所の卵塊の除去では、作業者の転落や電線への用具(棒)の接触による感電などに十分注意し、無理の無い範囲で安全に作業してください。

ご自宅など個人の土地に発生した場合は、ご自身で適正に処理していただくようお願いします。なお、市ではマイマイガの駆除は行っておりません。
マイマイガの大発生を抑制のため、防除にご協力をお願いいたします。

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