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認知症の種類と予防

認知症とは

認知症という疾患は、脳の知的・認知機能が低下し『日常生活に支障をきたす』ようになった状態のことをいいます。早期発見して正しく治療することで症状を改善させることや、原因の疾患によっては治せることもあります。

糖尿病や高血圧を放置すると、脳の神経細胞や血管に変化が起こり、アルツハイマー型認知症や脳血管性の認知症にかかりやすいことがわかってきました。生活習慣病を予防することは、認知症予防にもなります

認知症の種類

認知症には、さまざまな種類があります。

  1. アルツハイマー型認知症
    ゆっくり進行し、からだも気持ちも元気なままなので、自分の症状に気づかない人もいます。男性よりも女性に多い傾向があります。
  2. 脳血管性認知症
    脳梗塞等の疾患により、脳の血管に障害が起こることが原因です。頭痛・めまいの自覚症状や、状態によっては寝たきりになることがあります。進行が早く、元気な時からの予防が大切。比較的、男性に多くみられます。
  3. レビー小体型認知症
    機能低下が全体的に進み、被害妄想が起こりやすいものの、人格は保たれます。比較的男性に多くみられ、パーキンソン病の症状(筋肉のこわばり・手の震え等)が出ることもあります。
  4. その他の認知症
    甲状腺の疾患や水頭症、ビタミンB1、B12の欠乏などの疾患が原因で、認知症の症状が出ることがあります。病気を治療することで、認知症が治る場合があります。
  5. 若年性認知症
    65歳未満で発症する認知症のことです。進行が早く、様々な症状が現れる他、他人への配慮ができにくくなるといった症状もあります。

認知症の予防

日頃から以下の機能を鍛えておくことで、認知症を予防し、発症を遅らせることも可能です。

  1. 計画立案機能
    旅行の計画(行程)を立てる、買い物や料理の手順を考えその通りに行うなど、目標や計画を立てて行動する機能です。
  2. 注意分割機能
    電話で話しながらメモを取る、魚を焼きながら野菜を切り会話もするなど『2つ以上のことを同時に行いながら、それぞれに注意を配る』ことを心がけましょう。
  3. エピソード記憶
    できごとを記憶し、それを思い出す機能です。低下すると少し前の記憶があやふやになったり、直近~数日前の経験を思い出せなくなります。日記や家計簿をつけて機能を鍛えましょう。
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