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【二十歳の式典】代表者挨拶

令和5年20歳の式典 代表者挨拶

20歳を迎えられたみなさん、おめでとうございます

令和5年1月8日(日曜日)、令和5年茅野市二十歳の式典が茅野市民館マルチホールで行われました。

式典は、新型コロナウイルス感染症対策のため、縮小しての開催となりましたが、厳粛な雰囲気の中、参加者は大人への第一歩となる式典に緊張の面持ちで臨んでいました。

20歳を迎えられたみなさん、茅野市で過ごした日々を胸に、大人としての責任や自覚を持ちながら、将来の夢に向かってこれからも頑張ってください。茅野市から応援しています。

20歳を迎えられたみなさん

対象:平成14年4月2日から平成15年4月1日生まれ

該当者数:756名

二十歳を迎えられたみなさんへインタビュー

二十歳を迎えての抱負を伺いました。また、代表挨拶をしてくださった3名の意気込みや式典の様子をご覧ください。

代表挨拶

仲里 葵 さん

20歳の式典 代表あいさつ 中里葵さん

本日は、私達のためにこのような素晴らしい式を挙行していただき誠にありがとうございます。

二十歳の代表として感謝を申し上げます。

今井市長をはじめ、地域の皆様や、同じ二十歳を迎えた皆さんからの祝福と激励の言葉を頂けて大変嬉しく思います。

私は現在、名古屋の専門学校に通い夢である声優になるために学んでいます。

小学生の頃から父や姉弟達とアニメを見ていて、その世界に憧れ、その世界で働きたいと思ったことがすべての始まりであり、今の私が頑張れている原動力だと思います。

そのために声優としての発声方法や正しい日本語の読み方などを学んでいます。また、自主学習として、映像作品を一日一作品鑑賞し、表現の仕方などを学んでいます。

私は将来、自分が憧れたように、誰かに憧れられ、また誰かに夢を与えられるような声優になりたいと思っています。すごく大雑把だと思われるかもしれませんが、私はこれでも良いと考えています。実際のところ私自身も、声優さんに憧れて、この業界の事を学びに名古屋に飛び出したので必要なことは、ひとつの目標と、最後までとことんやり通す責任感があれば私は十分ではないかと思っています。一生懸命頑張っている人の周りには、必ず協力や手助けをしてくれる人がいるので安心してやりたいことに挑戦をすれば後悔はしないと考えています。

さて、私が声優になろうと思ったきっかけとなった作品は「新世紀ヱヴァンゲリヲン」です。放送時期は私が産まれた年よりも前ですが、父がビデオをレンタルしてきて一緒に見入った記憶があります。

この作品を見て、主人公が葛藤するシーンなどにリアリティがあり共感するとともに見ている人たちをその世界に引き込む力強さに私は大変魅了されたことから、私もこんな風にお芝居をしてみたいと思いました。そこから私がアニメ作品海外映画の吹き替え、声優の職業に魅力を感じたことがスタートです。この20年間様々な職業に憧れを抱いてきましたが、一番最初に憧れをもったものが私にとって本当にやりたいことなのだろうと思いました。最後まで絶対に悔いが残らないように、今後思うようにいかないときも初心に帰り、今出来ることまだやってないことを考え、見ている人を引き込み、魅了できる声優になりたいと願っています。

今私達が生きているこの時代は、あらゆるものが便利になり快適に過ごせる社会になっています。しかしそれを阻むように新型コロナウイルスが世界規模で流行し、なかなか思うように行かない状況が続いています。

今世の中に起きていることは10年後になって振り返ると「あの時は大変だったね」と思えるようになると思います。実際私もコロナが理由で、受けたかった授業が受けられなかったり、コロナが怖くて行きたいところに行かれなかったりと辛い状況が続いていますが、そんな中でも私達は自分自身という存在を様々な手段を使い世の中に発信し、微力ながらも社会の役に立てるよう頑張っていきますので、見守っていただけたなら幸いです。

最後になりますが、今日まで育ててくれた両親、仲良くしてくれた友人、暖かく見守ってくださった先生方や地域の皆様に心から感謝しています。そうした方々にこれからの人生において少しずつ恩返しをしていきたいです。

大人として新たに社会の一員となる私達は、責任ある行動を常に心掛け、勇気を持って前に進み、精進してまいります。

今後ともご指導ご鞭撻を頂きますようお願い申し上げます。

簡単ではございますが、以上で二十歳の代表挨拶とさせていただきます。

本日は有難うございました。

 

傳田 達也  さん

20歳の式典 代表あいさつ 傳田達也さん

本日は私たちが二十歳としての第一歩を踏み出すにあたり、このような盛大な式典を催していただき、誠にありがとうございます。今井市長をはじめ、ご臨席いただいた皆様からの、励ましや、お祝いのお言葉、大変うれしく思っております。二十歳を代表いたしまして、心よりお礼申し上げます。

また、こうして無事に二十歳を迎えることができたのも、たくさんの愛情を注いで育ててくれた家族やお世話になった先生方、幼いころから温かく見守ってくださったここ茅野市の皆様のお陰であり、心から感謝申し上げます。

二十歳を迎え私たちは、すでに就職して働いている人や、大学や専門学校で、学業に励んでいる人、将来の夢を探している人など立場は様々ですが、それぞれ自分の人生を一生懸命歩んでいることと思います。

幼いころ二十歳と聞くと、とても大人であるというイメージがありました。私も早く大人になって、自分で何でもできるようになりたいとずっと思っていました。式典を迎えるにあたり、改めて自己を見つめ直すいい機会となりました。

私は小・中9年間に渡り、野球を続けてきました。高校からはラグビーというスポーツに出会いました。それまでラグビーは、ただボールを持って走るだけの、痛く、きついスポーツであると思っていました。しかし実際にやってみると、確かに体の大きな相手が向かってくると、恐ろしく、とても痛かったのですが、それを必死に止めようとする仲間の姿や、トライを取るために自らが犠牲になりながらボールをつなぐ姿。また、試合が終わった後には敵味方関係なくお互いをリスペクトする姿にとても感動を覚えました。その日から私は本格的にラグビーを始め、高校三年生の頃には県の代表選手に選ばれたり、U18の合宿に参加したりといった成果を残すことができました。その成果以上にラグビーからは、いかに仲間のために体を張れるか、痛みを受け入れることができるのかといった、「One for all All for one」(一人はみんなのために、みんなは、一人のために)の精神や、相手に対して感謝をし、相手のことをリスペクトする精神など、人間性の部分を強く学びました。

現在も私は新潟の大学でラグビーを続けています。そこで出会った、私たちの現監督であり、過去に7度、高校ラグビーで全国優勝に導いた谷崎重幸監督の印象に残っている言葉は、「お陰様で今がある、今は今だけ、今に感謝」です。今というこの一瞬は過ぎてしまえば、過去になってしまいます。この盛大な二十歳の式典も明日には過去になってしまうことでしょう。そのため私は今がある事に最大限の感謝をし、今というこの一瞬を大切にして過ごしていきたいと思います。

現在新型コロナウイルスにより私たちを取り巻く環境が厳しい世の中となっています。しかしコロナウイルスによる影響もやがて終りが来るでしょう。今ある環境は良くも悪くも今だけなのです。今があることに感謝をし、この苦境を乗り越えた私達は、きっと強い気持ちでこれから起こり得る困難を乗り越えていけるはずです。

まだまだ経験が足りない未熟な私達ですが、今まで支えてくださった多くの方に対する感謝の気持ちを忘れず、社会に貢献できるように努力していくことを誓い、二十歳の代表挨拶とさせていただきます。

 

小平 咲良 さん

20歳の式典 代表あいさつ 小平咲良さん

本日は私たちのためにこのような式典を開催して頂き、誠にありがとうございます。このような状況下で盛大な式を開催して頂いたこと、またこの式の開催のためにご尽力頂きましたすべての皆様に、二十歳を代表し心より感謝申し上げます。

この茅野市民館には、私の大切な中学時代の思い出が詰まっています。私の通っていた北部中学校では、毎年合唱コンクールをこのマルチホールにて開催していました。合唱コンクールに向けて、クラスや学年が一丸となり、1つの合唱を作り上げようと練習を重ね、

そしてだんだんと自分たちの合唱が上達していくのを感じるのが私はとても好きでした。合唱コンクール当日はこのステージに立つととても緊張する反面、自分たちの作りあげた合唱を披露できることにワクワクしたのを今でも覚えています。

そして今、同じ場所に立っています。中学時代の私はこの生まれ育った土地から少しでも早く離れたいと思っていました。家の近くには何もなく、あるものは山や川、遊ぶ場所と言ったら公園くらいしかありませんでした。何をするにも不便だと感じ、もっと都会のどこへでも、行かれる場所へ行きたいと考えていました。このことから私は、高校を卒業した後、少しでもこの地より都会の大学への進学を決め、この土地を離れました。

進学した先には、自分の思い描いていた賑やかな、都会の世界がありました。駅は徒歩圏内にあり、電車に乗れば行きたいところへ行かれる、そんな環境での生活が始まりました。都会での生活は便利で華やかな反面、どこか寂しく窮屈でもありました。見上げれば、季節を感じる山々の代わりに、背の高い建物がそびえたち、通りには常に多くの車が行きかっていました。小中学校には校庭がないことも多く、ランドセルを背負った子どもたちが満員電車に揺られている姿をよく見かけました。そのような中で生活していると、あれだけ離れたいと思っていた地元に、帰りたいと考えるようになり、そして、このような自然豊かで穏やかな環境で育ったことがどんなに幸せであるかを初めて知りました。この土地から離れたことで、当たり前で普通だと思っていたことが、どれだけ特別で恵まれたことだったのか、それを知ることが出来て本当に良かったと心から思いました。

私は、大学で女子ラクロス部にスタッフとして所属し、70名近くの部員とともに、学生日本一を目指して日々練習を重ねています。そこには、育った環境や価値観、考え方も全く違う人たちが集まり、1つのチームとして活動しています。今まで小さなコミュニティにしか所属してこなかった私にとって、この経験はとても刺激のあるものでした。たくさんの人と関わることで、自分の中の普通が覆され、物事を考える上での新たな視点が生まれ、自分の価値観が大きく広がりました。また、部活動に所属することで、いくつになっても挑戦し続けることの大切さを学びました。だんだんと年齢を重ねることにより、現実を知り、目標を立てることや夢を語ることは少なくなり、自分には無理だと諦めてしまうことが多くなるのではないでしょうか。失敗するのが怖い、それならば最初から挑戦しない方がいい。私もそう考えていました。しかし、この部活動を経験する中で、大学からラクロスというスポーツを始めた部員たちがひたむきに自分と向き合い、確実に成長を重ねる姿を私は目の当たりにしました。なりたいもの、やりたいことに挑戦するのに遅すぎることは無く、自分の気持ち次第でどうにでもなる。そのことを部員たちから学びました。挑戦を恐れるのではなく、自分のやりたいことに正直に、それに見合った努力をしていきたい。これからもそういう生き方をしていきたい。部活動の経験からそう思うことが出来ました。

最後になりますが、私がここまで成長することが出来たのは、私をいつでも支え育ててくれた家族、先生方、また地域の方々のおかげです。私は両親から、何か目標を立てた時に、無理だと言われたことや、これをしなさいと強要されたことはありません。私が自由にやりたいように私を育て、壁にぶつかったときには私を信じて応援してくれた両親には感謝しかありません。これからは、これまで関わってくださったすべての方々に恩返しができるよう、一人前の大人として精進していくことを決意し、二十歳の代表挨拶とさせて頂きます。

 

 

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