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市の防災対策

事前対策
茅野市では、災害の発生や被害を最小限にとどめるため、次のようなことを行っております。

防災意識の普及啓発

毎年、8月30日から9月5日が防災週間です。期間中に防災訓練を行う日を「茅野市防災の日」と位置づけ、全市民参加による訓練を行い、市民のみなさんに防災意識の普及・啓発を図っています。

防災アセスメントの実施

平成8年に防災アセスメントを実施し、市内の災害特性や危険箇所を把握しました。また、その結果を防災ガイドブック(平成24年全戸に配布)により市民のみなさんに公表しています。

平成29年度に防災アセスメントの更新を行いました。更新後、この結果を茅野市地域防災計画に反映しました。平成31年度(2019年度)に発刊予定の防災ガイドブックにも、更新した内容を反映させていきます。

土砂災害防止法

平成11年広島呉土砂災害を教訓に、平成13年に施行された法律で、土砂災害のおそれのある区域を明らかにし、危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転促進等のソフト対策を推進しようとするものです。

土砂災害の区分で、急傾斜地の崩壊と土石流は、平成21年3月に宮川・金沢地区が、平成22年3月にちの・米沢・豊平・玉川・泉野・中大塩地区が、平成24年3月に湖東・北山地区の対象区域が、平成25年1月に北山地区(緑の村)の対象区域が、平成27年3月と6月に八ヶ岳山麓の別荘地(東急リゾート、鹿山別荘地、アルピコリゾート、蓼科観光別荘地、東洋観光事業別荘地、蓼科ビレッジ、三井の森、三井の森いずみ平、鹿島リゾート、美濃戸別荘地、ヴィラ奥蓼科、ピラタスの丘)の対象区域が、「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」・「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」として指定されました。

土砂災害の区分で、地すべりは、平成28年6月にちの・米沢・玉川・北山地区の対象区域が、「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」として指定されました。

地域防災計画の策定

災害対策基本法に基づいて地域防災計画を策定し、上部機関、市内官公庁、各種団体などの協力を得て、各種防災訓練の実施、および防災啓発活動を行っています。

地域防災計画とは?

地域防災計画とは、災害対策基本法の定めるところにより、市内の防災上必要と認められる対策について定めたもので、市の地域ならびに市民のみなさんの生命、身体および財産を災害から保護するために、総合的かつ計画的な防災・減災体制の整備を図ることを目標とした計画です。

内容は、さまざまな災害や場面を想定した災害予防計画、災害時の市の体制・関係機関との連携等を定めた災害応急対策計画、また、災害後の災害復旧計画などが策定されています。

他市町村や防災関係機関との災害時応援協定の締結

災害時には、みなさんの生命にかかわる救命・救急・医療活動や消防・水防活動、食料・飲料水を含む生活必需品の供給、被災者を一時収容する施設の提供等について、長野県、県内市町村、県外市町村(岡山県総社市、千葉県旭市、神奈川県伊勢原市、千葉県浦安市、福井県あわら市、東京都6市、山梨県4市)および防災関係機関などと相互に協力をする協定が交わされています。

防災資機材及び災害時用備蓄品の充実

現在、災害用備蓄医薬品ついては諏訪中央病院が、そして応急生活物資の供給については信州諏訪農協、生活協同組合コープながのが協力する旨の協定があります。

また、防災資機材についても計画的に整備を進めています。

防災行政無線の整備

災害時には迅速かつ正確な情報収集や伝達のため、また、平常時には「こうほうちの」でお知らせ等を放送している防災行政無線設備子局(ポールにスピーカーがついた放送設備)を市内全域185箇所に設置しています。また、この放送を聞き逃してしまった方は、通話料無料のフリーダイヤル0120-610254へお電話いただくと放送の内容を電話で聞くことができる「フリーダイヤルこうほうちの」のサービスがご利用できますので、ご活用ください。

市では、今後もあらゆる災害を想定して、被害を最小限にとどめるため、市民のみなさんの防災意識を高め、地域の自主防災組織の組織化や育成、災害の未然発生防止(急傾斜地、がけ崩れ、土石流や地すべりなど危険箇所の整備の促進)に努めるなど、総合的な防災体制の確立を計画的に進めていきます。

災害時の対策

災害が起きたときは、市を始めとする防災関係機関は、地域防災計画に基づき災害対策本部を設置し、ライフラインの確保、関係機関への応援の要請、被害状況の把握など、災害の種類・規模に応じて対処します。

災害時の対策として市民のみなさんにご理解いただきたいのは、緊急時の交通規制です。大規模な地震災害が発生した場合や、災害がまさに発生しようとしている場合には、応急対策活動のため高速道路や国道などの幹線道路では、緊急通行車両以外の車両の通行を禁止または制限することがあります。この範囲は防災マップに示してありますので、普段から通勤などに車を利用している方は、あらかじめ確認しておきましょう。

また、市からは、市民のみなさんに対して防災行政無線などにより、安全確保のためのお知らせをします。なかには危険が迫り緊急に避難が必要な場合もありますので、防災行政無線の内容には十分注意してください。

避難とは、自分の身を守る行動を取ることを言います。避難所へ行くことが避難ではありません。川の越水や用水路の溢水で、道路が冠水しているような状況では、自宅の2階や川から離れた部屋にいる方が安全な場合もあります。防災マップで自分が済む場所の危険箇所を把握し、状況に応じた避難行動を取りましょう。

避難所へ避難する場合は、寝たきりの高齢者やハンディキャップのある方々もすみやかに避難できるよう、近所で協力の上、防災マップにある避難施設・避難場所へ避難しましょう。

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