市内河川等の水質測定結果について
諏訪湖に流入する主要な河川である上川や宮川などの流域を抱える茅野市では、事業活動等による河川等への汚濁が心配されるため、市内河川の水質状況を監視し、環境基本法に基づく環境基準との比較をするため水質検査を実施しています。
市内河川水質検査
市内河川について、pH、BOD、SS等を検査することにより、目標とする環境基準との比較をしています。
- 令和元年度~令和4年度市内河川水質検査結果 [PDFファイル/176KB]
- 平成30年度市内河川水質検査結果 [PDFファイル/60KB]
- 平成25年度市内河川水質検査結果[PDFファイル/388KB]
- 平成20年度市内河川水質検査結果[PDFファイル/404KB]
- 平成15年度市内河川水質検査結果[PDFファイル/397KB]
用語解説
pH(水素イオン濃度)
水の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値です。pH7のときが中性、7より数値が小さいときは酸性、大きいときはアルカリ性です。水生生物が安全に生息できるpHは、6.8~8.5とされています。
BOD(生物化学的酸素要求量)
好気性微生物が有機物(汚濁物質)を分解するときに消費される酸素量のことです。水中に存在する有機物の量が多いと、微生物の数が増え、微生物が有機物を分解するときに消費する酸素量も多くなります。有機物による水質汚濁の指標として用いられ、BODの値が大きいほど水質が悪いといえます。
COD(化学的酸素要求量)
水中の被酸化性物質を酸化剤で酸化するために必要とする酸素量を求めたものです。BODとともに有機汚濁の指標としてよく用いられ、環境基準では、河川についてはBOD、湖沼および海域についてはCODが設定されています。
SS(浮遊物質)
水中に浮遊する粒径2ミリメートル以下の不溶解性物質の総称です。
大腸菌群数
水中に含まれる大腸菌及び大腸菌に類似する細菌のことです。人や動物の排泄物の指標として用いられています。
全窒素(T-N)
水中に含まれる窒素化合物を示します。富栄養化の指標としてもっともよく使われます。
全リン(T-P)
水中に含まれるリン化合物を示します。全窒素と同じく富栄養化の指標として使われます。
環境基準
生活環境の保全に関する環境基準は、河川、湖沼及び海域のそれぞれに、利水目的に応じて2つ以上の類型を設け、浄化目標値を定めています。このことから、長野県により、河川では、上川(全域)、宮川(全域)がA類型に、湖沼では白樺湖、蓼科湖がA類型に類型指定がされており、目標とする基準値と達成期間が定められています。
- 生活環境の保全に関する環境基準(河川)<外部リンク> 環境省へリンク
- 生活環境の保全に関する環境基準(湖沼)<外部リンク> 環境省へリンク
ゴルフ場農薬水質検査
市内5カ所のゴルフ場について、コース管理のため使用される農薬が一般環境中へ流出し、環境への影響が発生する事を未然に防止するため、各ゴルフ場と協力して年2回(5月、10月)水質検査を実施しています。
令和2年度の検査では、基準値を超える農薬成分が検出された箇所はありませんでした。
- 令和3年度~令和元年度市内ゴルフ場水質検査結果 [PDFファイル/49KB]
- 平成30年度市内ゴルフ場水質検査結果 [PDFファイル/46KB]
- 平成25年度市内ゴルフ場水質検査結果 [PDFファイル/60KB]
- 平成20年度市内ゴルフ場水質検査結果 [PDFファイル/59KB]
- 平成15年度市内ゴルフ場水質検査結果 [PDFファイル/64KB]
霧ケ峰水系水質及び底質試験
霧ケ峰水系について、汚濁に係る環境基準に定めのある項目のうち、汚染の可能性がある代表的な重金属類6項目及びダイオキシン類対策特別措置法で定めるダイオキシン類を検査しています。
令和2年度の検査では、基準値を超える重金属類及びダイオキシン類が検出された箇所はありませんでした。