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エゴマおはぎとどんぐりクッキーの試食会

尖石縄文考古館は、史跡公園の一角にあり、史跡公園には縄文時代の人々が親しんでいたであろうクリやコナラ、ミズナラを植えています。
また、縄文時代に食べられていた可能性があるエゴマを栽培し史跡公園内で拾ったどんぐりを使って、縄文時代の食を知るための試食会を開催しています。

エゴマ栽培の様子

エゴマの種まき(1)芽を出したエゴマ(2)

5月頃に史跡公園に隣接する畑にエゴマの種を苗床にまきます(1)。3~4週間ほどで芽を出します(2)。

苗床からエゴマを移植(3)移植されたエゴマ(4)

エゴマが十分育ったら、苗床から移植します(3)。移植されたエゴマ(4)。ちなみに、なぜ苗を移植するのかというと、種をまいても育たないものがあるので、苗を移植したほうが効率がよく、かつ健全な苗を選んで植えることができて、生産性が高いのです。現代的な手法ではあるのですが、弥生時代の水田では田植えが確認されていますし、縄文時代中期の三内丸山遺跡ではクリの管理栽培の可能性も高いとされています。草本類の移植という育成方法がいつから始まったのか、興味深いところです。

エゴマ栽培での防風ネット張り(5)鳥よけのネットを追加(6)

苗を移植したら、シカに食べられないようにネットをめぐらせます(5)。強風による折れも防げます。9月になれば、エゴマが人の背丈ほどまで伸びてきます。鳥に種子をついばまれないよう、上からかぶせているネットに隙間やたるみがないか、確認します(6)。秋に収穫後は洗って乾燥し、余計なごみを手作業で取り除きます。こうしてやっと試食会で調理できるまでになります。

エゴマおはぎとどんぐりクッキーの試食会 ※令和4年度は中止

おはぎづくり(7)どんぐりクッキーづくり(8)

収穫したエゴマは、毎年11月に開催している「エゴマおはぎとどんぐりクッキーの試食会」で食べられます。煎ったエゴマをすって砂糖や味噌で味を整え、おはぎのタレにします(7)。どんぐりクッキーは、史跡公園に植えてあるコナラやミズナラから落果した実を使います。アク抜きしてすって粉にした実に長芋やくるみ、はちみつなどを混ぜてタネにし、ホットプレートで焼きます(8)。試食会で余ったエゴマは自宅で食べたい、育てたいという方に販売もしています。収穫量によって販売数は毎年まちまちなので、無くなり次第終了です。

試食会の様子(9)試食会でにぎやかなロビー(10)

試食会は、約100人分を用意し来館していただいた方にふるまいます。毎回、小さい子から大人まで、多くの方に足を運んでいただいています(9、10)。 毎年楽しみにしている方や偶然考古館へ来た方、色々な方に縄文時代にも食べられていたであろう味を体験していただいています。

縄文時代の食文化について

試食会では、縄文時代の食文化を知ってもらうため、学芸員によるミニトークも開催しています。話を聞いてから、エゴマやどんぐりを食べることでより縄文人の気持ちに近づけるのではないでしょうか。また考古館の展示室Cでは、縄文時代の人々が食べたであろうどんぐりクッキーを展示しています。真っ黒に炭化したどんぐりクッキーはぱっと見た感じ黒こげのかたまりですが、縄文時代の人々の食文化を知るうえでとても貴重な資料です。なお、どんぐりはそのままでは食べられないので、ご注意ください。

尖石ボランティアと「どんぐり見つけてあそびましょ」

エゴマの栽培や試食会では尖石ボランティアの方にもお手伝いいただいてます。ボランティア活動では他にも様々な場面で考古館の活動に参加していただいています。なお興味のある方は下記関連情報から活動の様子をご確認ください。

「どんぐり見つけてあそびましょ」はどなたでもご参加いただけます。考古館の体験コーナーで使用するどんぐりをいっしょに拾ってもらうイベントです。試食会用のどんぐりもこの時に拾います。親子で史跡公園を歩いてたくさんのどんぐりを見つけて観察してみましょう。どんぐりはもちろん、拾ったその他の木の実はお持ち帰りもできます。

関連情報

地図情報

茅野市尖石縄文考古館

391-0213 長野県茅野市豊平4734-132

電話 0266-76-2270

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