まさに”神”技!校庭リンク作り
校庭リンクの作り方
スケートの盛んな茅野市ですが、少子化によるスケート人口の減少や温暖化によるリンクづくりの難しさなどの課題も抱えています。
平成元年(1989年)以降、茅野市国際スケートセンターの開設に伴い、校庭リンクを有する学校は激減しました。現在は、泉野小学校と金沢小学校で校庭リンクが地域の人々によって作り続けられています。
金沢小学校の校庭リンク作りの様子をご紹介します。
11 月初旬「落ち葉拾い」「地ならし」
落ち葉はスケートの刃を傷つけやすく、氷を溶けやすくするため、落ち葉拾いは重要な作業です。
11 月下旬 「水入れ」「リンク作り」
校庭中央に「水取入れ口」、周囲に「防風ネット」を設置します。水取入れ口だけだと波が立ち、水面が凍らないため、周りに「波消し板」を設置します。水を張り、氷が張ったらリンク中央が盛り上がるのを防ぐ緩衝帯を作ります。
12 月下旬~1月末 「水撒き」
気温がマイナス5度以下になるのを目安に「水撒き」が行われ、氷を徐々に厚くします。天然リンクはヒビが入るため、濡らした雪を詰めてヒビを補修します。機械は使わず、すべて人力で行います。水を撒いた氷上は非常に滑りやすいため、撒いた水の上には乗らないように、後退しながら水撒き作業にあたります。
1月上旬 「リンク開き」
大会前には「雑巾がけ」を行い、リンクを滑らかにします。
茅野市のスケート文化
茅野市にはスケート授業や校庭リンクがあり、古くから地域にスケート文化が根付いています。
そこには、スケートに携わる地域の方々の強い思いがあります。
動画版「茅野市のスケート文化」
「スケート年表」を作成しました
より詳しく茅野市のスケート文化をお知りになられたい方向けに、諏訪地方のできごとを中心に、スケート年表を作成しました。