ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 観光 > イベント > 茅野市魅力情報発信サイト > 【特集】小津安二郎監督 生誕120年

【特集】小津安二郎監督 生誕120年

広報ちの 令和5年夏のおたより号 小津安二郎監督特集

広報ちの 令和5年夏のおたより号掲載 小津安二郎監督特集 [PDFファイル/1.97MB]

2023年は、小津安二郎監督 生誕120年

日本映画はもとより、世界的な映画監督として名高い小津安二郎監督は2023年で生誕120 年を迎えます。

蓼科をこよなく愛し、蓼科の「無藝荘」で過ごした小津監督の生涯や無藝荘での暮らしなどをご紹介します。

小津安二郎監督 経歴

1903年12月12日、東京市深川区に生まれる。父・寅之助と母・あさゑの三男二女の次男。深川明治小学校から父親の郷里・三重県松阪市の小学校に転校。
三重県立第四中学校(現・宇治山田高校)に入学、14歳の時にトマス・インス監督の『シヴィリゼーション』を見て、監督になる
決心をしたという。

松阪から30キロ山奥の宮前の小学校で代用教員となるが、やめて10年ぶりに東京に帰る。

松竹キネマ蒲田撮影所の撮影助手として就職。その後、兵役につき除隊後の26年に助監督となり、27年『懺悔の刃』で監督デビューする。

生涯54本の映画を作り、日本映画史に燦然たる数々の名作を残した。
一生独身を通し、鎌倉に母と二人で暮らし、こよなく愛した母が1962年2月4日、86歳で死去。
小津自身も還暦を迎えた翌1963年12月12日の誕生日に病気のため60歳でなくなった。
1958年、紫綬褒章受章、1962年・芸術院会員に選ばれ勲四等を受ける。

小津の散歩道

小津監督と脚本家の野田氏が、蓼科生活の一番の楽しみとして、日に何度となく散歩した「小津の散歩道」があります。

写真は、「小津の散歩道」ルートにある「小津の一本桜」です。

小津の一本桜

無藝荘

小津安二郎監督と無藝荘

無藝荘

​1954年、「東京物語」の公開を終えた小津監督は脚本家野田高梧に伴われ蓼科高原にある野田山荘「雲呼荘」を初めて訪れました。

蓼科の自然、人情、美味い酒がすっかり気に入り「東京暮色」以降、亡くなるまでに6本のシナリオを蓼科で書き上げました。

1本のシナリオが完成するまでに百本の地元銘酒「ダイヤ菊」の空瓶が並んだ、というエピソードが残されています。

小津は酒を愛し、訪れる人々を連れ立って疎林を散策するなど高原での生活を心から楽しみました。

また、地元の人たちとも気さくな付き合いをしている様子が「蓼科日記」からも克明に読み取ることができます。

「雲呼荘」はすでに取り壊されてしまいました。

しかし、小津が仕事場として使い、また東京などから訪れる映画関係者を接待する場所として使った、小津自ら命名した「無藝荘」
は往時のまま林間にひっそりと残されていました。

2003年、小津生誕百年の記念事業として地元ではこの山荘を保存することにし、小津と野田の蓼科生活の中心地であったプール平に移築して今日にいたっています。

茅葺の屋根、囲炉裏のある居間の風情、風呂場、かまど、手洗い場、などすべてがまったく当時のままです。

無藝荘の詳細はこちら<外部リンク>

無藝荘 令和5年開館日

開館時間:午前10時~午後4時

問い合わせ先:蓼科観光協会 電話0266-67-2222

無藝荘 令和5年開館日
8月 全日開館
9月 1日(金曜日)~10日(日曜日)
16日(土曜日)~18日(月曜日)
23日(土曜日)~30日(土曜日)
10月

1日(日曜日)
6日(金曜日)~9日(月曜日)
13日(金曜日)~15日(日曜日)
20日(金曜日)~22日(日曜日)
27日(金曜日)~29日(日曜日)

11月 1日(水曜日)~5日(日曜日)

無藝荘 内装

小津安二郎記念・蓼科高原映画祭

小津安二郎記念・蓼科高原映画祭ロゴ

蓼科は、小津安二郎監督が、コンビを組むシナリオライター野田高梧氏とともに高原の生活を楽しみながら数々の名作を生み出したゆかりの地です。

小津映画の世界を広く発信し多くの方に「小津のこころ」に触れていただくため、平成10年に「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」がスタートしました。

小津監督が一貫して描き続けた「家族」をテーマに、作品の上映やゲストトーク、短編映画コンクールやシネマカフェなど、さまざまな催しを予定しています。

上映作品、ゲスト、イベント等は決定次第、映画祭ホームページ<外部リンク>等でお知らせします。

第26回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭

開催期間:2023年9月23日(土曜日)~10月1日(日曜日)

会場:新星劇場、茅野市民館ほか

上映作品

  • 蓼科で作られた小津監督作品「小早川家の秋」「秋日和」「秋刀魚の味」
    ゲスト 岡田茉莉子さん【9月30日(土曜日)午後1時~】
  • モノクロ時代の小津監督の名作、紀子三部作「晩春」「麦秋」「東京物語」
  • 第61回日本映画監督協会新人賞受賞作品「さがす」
  • 諏訪湖でのロケ作品「百花
    ゲスト 川村元気監督【10月1日(日曜日)午後4時~】

この他、「ある男」「RRR」「すずめの戸締まり」「コーダあいのうた」「ラーゲリより愛を込めて」などを上映します。また、短編映画コンクールの入選作品を上映します。

上映作品の詳細、上映スケジュール、チケットガイドは、小津安二郎記念・蓼科高原映画祭ホームページ<外部リンク>をご覧ください。

映画祭に関するお問い合わせ

「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」実行委員会事務局
茅野市 観光課内
電話 0266-72-2101(内線423)

みなさんの声を聞かせてください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

  • 茅野市公式フェイスブック<外部リンク>
  • 茅野市公式インスタグラム<外部リンク>
  • ビーナネットChino<外部リンク>