地域と共に子どもたちの夢と希望を育む「宮川ドリームゼミ」

心豊かで　たくましく、やさしい、夢のある人育ち
自分の人生、自分たちが生きていくまちの未来をえがく
（茅野市学校教育グランドデザインより）

　茅野市では「21世紀を切り拓く心豊かでたくましく、やさしい、夢のあるひと育ち」の茅野市教育を推進し、「生きる力」を育む教育を行っています。そして、子どもたちの「自分の人生、自分たちが生きていくまちの未来をえがくすがた」をめざしています。

宮川小学校の子どもたちがめざす姿
「一人ひとりのちがいが輝く宮川小学校 ～協働・創造・寛容～」

　宮川小学校では、一人一人の子どもが輝けることをめざして、協働・創造・寛容の三つを大切に考えています。協働とは、「友や自分自身と対話しながら学びに没頭できること」・創造とは、「新たなものやことを自身で創ること」・寛容とは、「一人一人のちがいを尊重する心」です。

仕事の本物を見る・触れる、体験型のキャリア教育「宮川ドリームゼミ」
（令和5年10月11日）

　「宮川ドリームゼミ」は、宮川小学校が、開校150周年を記念して昨年度から催されている事業です。「宮川ドリームゼミ」は、学校で行う職場体験学習であり、生き方教育でもあります。子どもたちの将来に夢と希望を育むこと、自分が住むまちを知り、自分のまちへの愛着と誇りを育てることを目的とし、地域のみなさまのお力をお借りして行いました。今年度は、地域でお仕事をされている方、30の事業所の方々を宮川小学校にお迎えして、仕事のこだわりや、やり甲斐を伺うとともに、実際にそのお仕事を体験させていただきました。1,2年生はクラスごとに4つのブースを回って、お話を伺ったり体験させていただいたりしました。3～6年生は、事前にアンケートをとって体験したいコースを選び、当日は子どもたち一人一人が3つの仕事を体験させていただきました。

　仕事の工程を知って驚いたり、初めて本物の道具を使わせていただいたり、初めての味を味わったりと子どもたちは、新たな発見をしつつ楽しく体験していました。子どもたちは、仕事を体験することで、仕事を学ぶと同時に地域のよさを再発見しています。ふるさとの魅力を肌で感じ、目を輝かせてドリームゼミを楽しむ子どもたちの姿が印象的でした。
　また、ご協力いただいた事業所のみなさまから、地域企業のすごさや地域の魅力を知ってもらえればと願ってご協力くださっているという声・子どもたちの熱心な取り組みから来年以降も是非参加させてくださいという声等をいただきました。地域の事業所のみなさまが、宮川小学校の子どもたちに思いを寄せてくださっていることを有り難く感じています。

　子どもたちが、夢をもち、地域を愛し、未来を描いていける「宮川ドリームゼミ」の体験が、子どもたちの未来に繋がっていることを感じています。