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「農家を『知る』ツアー」を開催しました

就農希望者向け「農家を『知る』ツアー」を開催しました​

これまで市では、新規就農者の確保に向けて、若い農家の皆さんが就農希望者への支援のために今年6月に立ち上げた「信州ちの就農LABO」等と連携し、首都圏等で開催される「就農相談会」などへの参加や、市独自の就農支援セミナーなどを開催してきました。

今回は、茅野市での就農を考えられている方々に、就農に向けた検討をさらに一歩前進いただくため、農業や農家生活を知っていただくための体験ツアー「農家を『知る』ツアー」を令和6年(2024年)10月13日(日曜日)に実施しました。

今井市長が参加した皆さんを歓迎しました

農家の皆さんがどんな農業生産活動や生活をしているかを知るため、若い農家の皆さんの仕事場やご自宅を見学させていただいたり、話をお聞ききできる機会として本ツアーを企画しました。
市長より「ぜひとも茅野市で夢を実現していただきたい」と、激励の挨拶がありました。
就農ツアー1

野口さんのりんご園の視察

今井市長も、農家の生産現場見学に同行しました。
就農ツアー2

生産者の野口さんからは、「温暖化が進行し、これまでのりんご産地は色づきが悪くなるなど適地でなくなってきている。今は標高が高く涼しい茅野市がりんごの適地になっている。すごく品質の良いりんごが作れる。茅野市でりんご作らないのはもったいない。」との説明がありました。

参加者は自らが木から収穫したシナノスイートを食べて「おいしい!!」と感激していました。
就農ツアー3 就農ツアー4

古川さんのパセリ園と自宅を見学

小さい面積でスタートし、だんだん拡大してきた古川さん。ハウス栽培は露地栽培と比較して、長い期間収穫ができます。今の時期は品薄のため高値がつきます。パセリ生産を基盤として、今後はカラフルで皮の薄いミニトマトなども生産したいとのことでした。

自宅は地域の方に古民家を紹介していただいたそうです。
収穫の最盛期は朝6時前からパートさんを雇い作業してもらっています。暗くて電気をつけながらの時もあるそうです。ご家族が自宅で出荷の調整を行っています。

就農ツアー5 就農ツアー6

「信州ちの就農LABO」代表 鈴木さんの菊生産と自宅を見学

鈴木さんは、菊を80アール生産しています(和ギクが9割、洋ギクが1割)。洋ギクが価格的には高く、所得率が高いですが、生産に手間がかかるとのことです。農業経営は初期で失敗すると、経営継続が難しくなる人が多いため、スタート時は地道に安定生産に努めないといけません。菊はパセリと似ており、少ない面積で経営が始められます。
また、収入保険制度は役立っているとのことです。菊の作業のない冬は農業はしません。冬休みと考えています。

自宅である古民家は自ら改装しています。山好きの鈴木さんご夫婦にとって、茅野は理想の生活が実現できる場所だと話していました。​
就農ツアー7 就農ツアー8

現地ツアー後に市役所で相談会を実施

4組の参加者が相談会に参加しました。農業経営や住居などについて相談会を実施しています。
就農ツアー9

今後は、それぞれの希望に合わせ個別相談で対応していく予定です。
もしかしたら、冬の茅野を知っていただくツアーがあるかもしれません・・・??

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