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太古のビーナスに出会う

縄文時代の暮らしがうかがえる。多数の出土品と国宝を展示

縄文のビーナスの写真

すべての方向から観賞できる縄文のビーナス

 

八ヶ岳山麓一帯では、縄文時代の遺跡が多く発見されています。今から5000年もの昔、この地にいくつもの大集落が存在し、繁栄していたことをうかがい知ることができる、貴重な痕跡です。茅野市のある八ヶ岳西麓で発見された集落のひとつ、「尖石(とがりいし)遺跡」でも、縄文中期につくられた土器や石器などが多数出土しています。

この遺跡のそばにある「茅野市尖石縄文考古館」では、尖石遺跡を含む八ヶ岳山麓の縄文遺跡の出土品2000点余りが収蔵・展示されています。館内では、「縄文のビーナス」、「仮面の女神」と名付けられた2体の国宝の土偶に出会うことができますが、特に注目したいのは、高さ27cm、重量2.14kgの立像の「縄文のビーナス」。縄文時代の遺物として最初に国宝に指定された、まさに「日本最古の国宝」です。妊婦をかたどったお腹や、どっしりとした腰周りなど人間味あふれる造形で、雲母(うんも)が練り込まれた粘土が使用されているために、キラキラと輝いて見えます。

他に出土した土偶には意図的に破壊されたような欠損や損傷があるのに対し、この「縄文のビーナス」は、欠損のないほぼ完全な姿での出土でした(なお、「仮面の女神」(高さ34cm、重量2.7kg)は右足が胴体から外れた状態での出土でしたが、わざと取り外したことが研究によって、明らかになっています)。全方向から観賞できるよう展示されているので、ぜひ足を運んで確認してみてください。

 

◆column

粘土を使った土器や土偶づくり体験(有料)や、縄文時代のものづくりができる教室なども開催。見て、触れて、縄文時代の暮らしを体感することができる貴重なスポットです。

仮面の女神の写真

重厚な存在感の仮面の女神

 

土器の写真

尖石遺跡から出土した土器などを展示している

 

〈DATA〉

茅野市尖石縄文考古館

ちのしとがりいしじょうもんこうこかん

住所:長野県茅野市豊平4734-132

TEL:0266-76-2270

交通:JR茅野駅からアルピコ交通メルヘン街道バスで20分、尖石縄文考古館前下車、徒歩すぐ

観覧料:500円

時間:9〜17時(入館は〜16時30分)

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、土・日曜を除く休日の翌日、年末年始(12/29~1/3)

URL:https://www.city.chino.lg.jp/site/togariishi/

 

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