「八ヶ岳西麓りんご生産アカデミー」参加者募集
「八ヶ岳西麓りんご生産アカデミー」を開講します
新たなりんご産地としての期待が高まっています
気候温暖化の進行の中で、これまでのりんご産地では品質等に多大な影響が発生し始めています。また、「輸送の2024年問題」の中で農産物を始めとした生鮮物における遠方への輸送が難しくなっています。
このような中で、八ヶ岳西麓地域は標高が高く冷涼な気候であるとともに、首都圏や中京圏に近いという立地条件もあり、将来に向けて新たなりんご産地として首都圏マーケット等からの期待が高まっています。
また近年では、「高密植栽培」という小面積でも早期多収が可能な新しい栽培方法の普及により、農地確保や収入面等でりんご栽培への新規参入のハードルも低くなっています。
八ヶ岳西麓地域では、すでに若手農家がりんご栽培を拡大しているとともに、今後行政とJAの連携による経営支援体制の強化が進められており、産地化への期待が高まっていることから、JAや県、市町村が連携した「八ヶ岳西麓(茅野市・富士見町・原村)りんご生産アカデミー」を設立し、生産者の確保育成を進めることとしました。

イタリア南チロルの高密植栽培りんご園の広がる景観
(小池洋男氏(元長野県果樹試験場長)資料より)
県果樹試験場へ見学に行きました

令和7年10月29日(水曜日)に、須坂市にある長野県果樹試験場の視察会を開催したところ、りんご栽培に興味のある25名が参加しました。
視察会では、果樹試験場にあるりんごの樹の前で、果樹試験場長と栽培部長から説明がありました。
温暖化の進行の中で、これまでのりんご主力産地で生産されるりんごの色づきが悪くなってきていること、蜜が入らなくなっていること、果肉が柔らかくなり日持ちが悪くなっていることなどの説明があり、私たちの地域がりんご栽培に参入することに期待しているとのエールをいただきました。
また、「高密植栽培」の優位性や省作業性についてもご説明をいただき、参加された方の意欲が更に高まったようです。
視察会を終了し、市役所に到着したタイミングで、6名の方からアカデミー参加受講願いの提出があり、りんご栽培への強い期待を感じました。

長野県果樹試験場の高密植栽培りんご園の視察の様子
八ヶ岳西麓りんご生産アカデミー 参加者募集
「八ヶ岳西麓りんご生産アカデミー」の開講にあたり、受講者を募集します。
申し込み方法
アカデミーへの受講を希望される方は、茅野市農林課までお問い合わせください。
(電話 0266-72-2101 内線402、403)
※富士見町産業課営農推進係、原村農林課農政係でも受付けております。
下記の「受講願い」をダウンロードまたは印刷し、ご記入のうえ、茅野市農林課農政係までご提出ください。
申込期限:令和7年(2025年)12月10日(水曜日)まで
メール送付先:norin@city.chino.lg.jp
受講願い
八ヶ岳西麓りんご生産アカデミー 開講式
八ヶ岳西麓りんご生産アカデミー開講式を以下の日程で開催します。また、栽培の講習会は令和8年1月中旬の剪定の勉強会からスタートを予定しています。
日時:令和7年12月24日(水曜日) 午前9時から10時30分
場所:茅野市役所8階大ホール

