八ヶ岳西麓りんご生産アカデミー 「接ぎ木体験」「台木と穂木の配布」開催
接ぎ木実習と台木・穂木を配布しました
前回は、八ヶ岳西麓りんご生産アカデミーのりんごの整枝剪定の実習について報告をさせていただきました。
今回、「接ぎ木体験」を3月11日、「台木と穂木を配布」を3月24日に開催しました。
りんご生産では、りんご園を開園するためには、りんごの「苗木」を手に入れることが必要になります。
りんごの苗木については、苗木屋さんに注文して購入することも出来ますが、自ら「台木」にりんご品種の「穂木(品種)」を接いで苗木を作ることもできます。その場合は、売っている「苗木(2年生苗木)」に育つまで1年を要します。
1年間の管理に係る手間や防除等の費用を除くと、場合によってはリーズナブルに苗木を作ることができます。
ただし、「台木」や「穂木」はどちらも「品種」であり、「品種」は「種苗法」により育成者の権利保護等の規制を受ける場合があり、何でも自由に接いでいいわけではありません。
ご不明な点がある場合は、県の農業農村支援センターやJAなどの専門機関にお問い合わせいただくことが不可欠です。
今回の接ぎ木実習は、アカデミー校長の小池先生、アカデミー特別講師・野口果樹園の野口社長、県の農業技術課・鈴木専門技術員の3人に講師をお願いし、3班に分かれて実習をおこないました。また、県諏訪農業農村支援センター・盛次技師における座学の講義を開催しました。
(特別講師の野口さんの作業を真剣に見るアカデミーの受講者)
接ぎ木の実習については「接ぎ木刀」を触るのも初めてという方が多く、みなさん接ぎ木の工程一つ一つを講師の先生にお聞きし、確かめながら進めていました。
講習が終了したタイミングで、感想をお聞きしましたが、「難しい。」「疲れた。」と言われた方が多かった印象です。経験とともに、だんだん上手になっていくと思います。

(県の諏訪農業農村支援センターの盛次技師の講義)
アカデミーでは、台木に品種の穂木を接いだ「苗木」の注文も「台木」の注文と合わせて、昨年12月のアカデミーの開校式終了後にお受けしております。
「苗木」は来年春に引き渡しとなりますが、「台木」に「穂木(品種)」を接いで来年植える「苗木」をつくるのはこの時期ということです。

(JA信州諏訪茅野市南部営農センターでの台木の引き渡し)
いよいよ、りんご生産に向けて、実際に「苗木」を自らがつくる「接ぎ木」を進めることとなり、アカデミーの受講者の皆さんが、りんご生産の本格的な作業の第一歩をスタートしました。

