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中ッ原遺跡

国宝土偶「仮面の女神」が発掘された
中ッ原遺跡(なかっぱらいせき)

所在地 湖東山口
標高 950メートル
面積 32,000平方メートル
年代 縄文時代中期(約5,000年前)から後期前半(約4,000年前)

特徴

中ッ原遺跡は、ビーナスライン花蒔入口信号機より南へ約300メートル入ったところにあり、東西320メートル、南北100メートルの細長い尾根状台地にあります。遺跡からは、霧ケ峰、蓼科山、八ヶ岳、守屋山が一望できます。古くから知られた遺跡で、大正13年発行の諏訪史第1巻の資料にも紹介されています。また、昭和4年には、伏見宮殿下による発掘も行われています。
平成4年から13年にかけて、ほ場整備事業に先立って行われた発掘調査で、遺跡の全貌が明らかとなりました。遺跡は、その規模などから、近隣の遺跡ばかりでなく、八ヶ岳西麓の中でも拠点的な集落と考えられます。
200軒以上の竪穴住居址、3,300余りの柱穴・墓穴・黒曜石の貯蔵跡などが発掘され、多量の土器や石器が出土したほか、土坑からはヒスイやコハクも出土しました。また、平成26年に国宝に指定された土偶「仮面の女神」が出土しました。
土偶は、34センチメートルという高さ、大きさや美しさばかりでなく、墓穴から出土した副葬品であることから注目されました。同じように墓穴から出土した土器8点も、当時の死生観をうかがえる資料として、同時に国宝指定されています。
この土偶が出土した墓穴を中心に、遺跡の一部は保存され、中ッ原縄文公園として整備されています。

中ッ原縄文公園のページ

 

中ッ原縄文公園仮面の女神出土状態

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