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行財政改革待ったなし!持続可能な茅野市であるためにvol.1
茅野市の行政運営、財政状況は、以前にも増して厳しい状況になっています。
市民の皆さんに現状と取組について、今後数回にわたってお知らせしていきます。
まずは、市の財政状況と今後の見通しについてお知らせします。
市の財政状況と今後の見通しについて
令和5年度予算の状況
市は、毎年度の予算(家計でいうと収入と支出の具体的な計画) に基づいて事業(家計でいうと生活) を行っています。
令和5年度の予算は、永明小中学校建替及び周辺整備事業がピークを迎えていることに加え、昨今の物価高騰などにより、歳出(家計でいうと支出) が歳入(家計でいうと収入) を大幅に上回り、基金(家計でいうと預貯金) を取り崩して事業を行う赤字状態となっています。
基金が潤沢にあって、一時的な取崩しであれば大きな問題はありませんが、茅野市の場合、基金残高が県内19市の中でも最低レベルであり、令和5年度予算における取り崩し額は基金残高の約3割となっています。
また、令和6年度以降も、令和5年度と同程度の赤字が続く見通しとなっており、その結果、令和10年には基金残高が0になってしまう見込です。
なぜ財政状況が厳しくなったの?
人口減少・超少子高齢化を背景とした社会保障費の増加、昭和の終わりから集中的に建設した公共施設の維持管理費や更新費用、昨今の想定外の物価高騰などによります。
このまま何も対策を講じないと…
令和9年度予算では歳入を補う基金が不足することから、歳入見込みに合わせて急激に事業を縮小せざるを得なくなる見通しです。
これからどうするの?
時代の変化を踏まえて、持続可能な財政運営ができるように、公共施設の統廃合や事業の見直しを進めます。
スピード感をもって具体的な取組を検討していきます
上記の財政推計は若干変わる可能性もありますが、いずれにしても、時間的猶予はあと数年しかないことから、スピード感をもって具体的な取組を検討していきます。
紙面でもご覧いただけます
「広報ちの」令和5年8月号掲載(行財政改革待ったなし!持続可能な茅野市であるために) [PDFファイル/438KB]