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6月の考古館

6月のできごと

ちの縄文遺産市民ガイド育成講座 いよいよスタート!

国宝「土偶」(縄文のビーナス)が出土した「棚畑遺跡」。国宝「土偶」(仮面の女神)が出土した「中ッ原遺跡」。考古館に隣接し、国指定特別史跡の「尖石遺跡」や、竪穴住居が復元された「与助尾根遺跡」。これらの遺跡以外にも、茅野市内には縄文時代の遺跡が200か所以上あります。

しかし、そういった縄文文化遺産はまだまだ知られていません。そんな茅野市の縄文文化遺産を学び、伝えていただく、そんな「ちの縄文遺産市民ガイド」を育成する講座が「ちの縄文遺産市民ガイド育成講座」です。

令和3年(2021年)6月20日(日曜日)と、6月23日(水曜日)に、「ちの縄文遺産市民ガイド育成講座」のガイダンスを行い、2日間で約30名の皆さんにご参加いただきました。

来月から月に1回ずつの講座が始まります。今年度3月に最終の講座を終え、既に「縄文検定上級」に合格している皆さんは来年度4月より、「ちの縄文遺産市民ガイド」として活動していただく予定です。

今後の講座の様子も随時お伝えしていきます。

 

縄文教室2「仮面の女神を作ってみよう」

令和3年6月26日(土曜日)、27日(日曜日)の2日間、縄文教室2「仮面の女神を作ってみよう」を開催しました。

縄文教室1「縄文のビーナスを作ってみよう」と同様に、昨年度は感染症拡大防止のため中止となりましたが、2年ぶりに開催することができました。

1日目

はじめに、国宝「土偶」(仮面の女神)についてのお話をお聞きいただきました。

「仮面の女神」は「縄文のビーナス」に比べ、高さは約7センチほど高く、重さも約560グラムほど重い、かなり大型の土偶です。また、「縄文のビーナス」は頭にのみ文様が付いていますが、「仮面の女神」は上半身に無数の文様が付いており、例年、苦戦される参加者の方が多くいらっしゃいます。そのため今年度は、「仮面の女神」の脚の部分のみ、講師の土器サークルの皆さんに作成していただきました。

採寸のようす 脚配置の様子

作成の前に、ものさしを使って脚と脚の間の間隔や、腕の長さ、お腹の張り出し具合など細かく計測していきます。大変な作業ですが、これをすることでより本物に近い「仮面の女神」を作成することができます。

体の積み上げの様子

脚の場所を決めたら、お尻の部分から積み上げていきます。「仮面の女神」は「縄文のビーナス」に比べて女性的な表現が少ないように感じますが、「縄文のビーナス」と同様にお腹が前に張り出した表現となっており、妊婦さんを表しています。「仮面の女神」を実際に作成した縄文人は、お腹の部分に後から粘土を付け足していますが、こうすると粘土に空気が入ってしまい、焼くときに割れる原因となってしまいます。

そのため今回の教室では、粘土紐を外側にはみ出すように積み上げ、粘土をのばしてならす際にも厚みが失われないように注意をしながら、「仮面の女神」のお腹の張り出しを表現しました。

腕作成の様子

その後、両腕を付けていきます。進度はそれぞれですが、1日目はこのあたりまで出来上がりました。

2日目

顔作成の様子

「仮面の女神」のトレードマークともいえる逆三角形の仮面は、正三角形のようにも見えますが、計測してみると二辺がほぼ等しい長さで二等辺三角形に近い形です。形を作ったら粘土が乾かないうちに顔の表現を加えます。仮面の表現ではありますが、鼻と口がはっきりと表現されていて、両目のあたりには吊り上がった目の様な、紐のような表現もあります。よく見ると鼻の穴もあって、縄文人が細部までこだわって作成したのがわかります。

後ろ作成の様子

顔を付け終わったら今度は頭頂部です。頭はポコッと盛り上がっていて、なにか被り物をかぶっているような表現です。ここにも文様が付けられています。

仮面の女神 磨き上げの様子

「仮面の女神」は表面が良く磨かれていて光沢感があります。実物のような光沢感を表現するために、文様などを付ける前によく磨いていきます。

様子 後ろ側の文様付けの様子

腕や足の付け根、お尻やおへそなど、張り出した表現が多く、後ろ側には仮面を紐で縛っているような表現もあります。粘土が乾燥しないように気を付けながら、1つ1つ再現していきます。

前側の文様付けの様子 

その後、上半身につけられた文様を竹串などを使い付けていきます。文様付けが終わったら完成です!

完成作品を乾燥させている様子

完成した作品は、前回の教室で作製された縄文のビーナスの横の棚に並べて、10月の野焼きまで乾燥させます。

今回の第2回をもって今年度の縄文教室は終了となりました。今年度予定していた2回の教室を無事終えることができて大変嬉しく思います。今回参加していただいた参加者の皆さんには、感染症対策を徹底していただき、また、講師の皆さんにもお忙しい中、4日間の教室と事前準備をしていただきありがとうございました。来年度は例年通り20人の定員で開催できることを願って、当館も日々の感染症対策に取り組んで参ります。

今年度の様子をご覧いただき、少しでも多くの皆さんに関心を持っていただけますと幸いです。

今後のイベント

<7月のイベント>

一般の方向けのイベントはございません。

今年度の「縄文ゼミナール」の申し込み受け付けが7月13日(火曜日)より開始いたします。
申し込み受け付け期間は、各回前日の16時30分までです。(先着順となります。定員を超えた時点で受付を終了いたします。)お申し込みは尖石縄文考古館(Tel:0266-76-2270)までご連絡ください。
詳細は<縄文ゼミナール>のページをご覧ください。

<7月の休館日>

5日(月曜日)、12日(月曜日)、19日(月曜日)、26日(月曜日)

 

みなさんの声を聞かせてください

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