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5月の考古館

5月のできごと

国際博物館の日記念事業 『国宝「土偶」、海を渡る』

国際博物館の日を記念して、5月16日(日曜日)の9時から16時まで、当館ガイダンスルームにて、2009年に大英博物館で開催された「The Power of Dogu」と、2018年にパリ日本文化会館で開催された「Jômon – Naissance de l’art dans le Japon préhistorique」の様子をスライドショーで放映しました。

国際博物館の日記念事業 スライドショーの様子

国際博物館の日とは?

今年度、当館では5月16日に記念事業を行いましたが、正確には5月18日が「国際博物館の日」として指定されています。1977年に開催された第11回ICOMモスクワ大会(5月18日~29日)にて、博物館が社会に果たす役割を広く知っていただくこと、さらには博物館に親しんでもらうことを目的として、「国際博物館の日」を設ける決議が採択されました。

1977年に制定されてからというもの、毎年世界中の博物館で無料開館などの様々なイベントが開催され、現在では世界158の国と地域で、約3万7000以上の博物館が参加しているそうです。

国際博物館の日 ポスター 【令和3年度版 国際博物館の日ポスター】

縄文教室1「縄文のビーナスを作ってみよう」

5月29日(土曜日)、30日(日曜日)に、縄文教室1「縄文のビーナスを作ってみよう」を開催しました。

昨年度中止となったイベントですが、今年度は各テーブルにパーテーションを設置し、定員も例年の半分とするなど、感染症対策を講じての開催となりました。

1日目

今回の教室では、野焼きのときの破裂・破損を避けるため、輪積み法と呼ばれる作り方で縄文のビーナスを作製します。

実際の縄文のビーナスは、体、両腕、両足、頭をそれぞれ形作ってから組み立てる方法で作製されていて中が空洞になっていません。粘土がぎっしりつまった、中実土偶と呼ばれる土偶です。
縄文のビーナス レントゲン写真 【縄文のビーナスのレントゲン画像】
                    (白くなっている部分が隙間を表しています。)

輪積み法は、粘土紐を作って積み上げていく方法です。そのため中は空洞の作りとなります(中空土偶)。また、実物にはない割り箸1本分程度の穴を、足の裏や頭頂部にあけます。こうすることで焼くときに割れにくい構造となります。
見本の様子 【製作過程の見本】

考古館職員による、縄文のビーナスや、土偶が出土した棚畑遺跡についてなどの解説を受けていただき、いよいよ製作のスタートです!

縄文のビーナス製作の様子

粘土に土を混ぜ、粘土練りをしてから形作りに入ります。
粘土練りの様子

まずは脚の作製です。粘土紐を作り、足型に合わせて片脚ずつ重ねていきます。この時に粘土の厚みを保ったまま積み上げるのがポイントです。
脚 製作の様子

両脚ができたら、縄文のビーナスの特徴的なお尻と腰を、同じように輪積み法で重ねていきます。
脚 製作の様子2 腰 製作の様子

お腹の部分は後から付け足しています。見本のレプリカを横側から見ながら、お腹の張り出し具合を調節します。
お腹 製作の様子

進度はそれぞれですが、1日目終了時点で腕のあたりまで完成しました。
体 製作の様子

2日目

2日目も10時から教室がスタートしました。中には早めにきて作業に取り掛かる参加者の方もいらっしゃいました。
頭 製作の様子 顔 製作の様子 

縄文のビーナスの特徴でもあるハート形の顔。講師の先生によって作り方は様々ですが、こちらのテーブルでは、下の写真のようにハート形に顔を形作って本体に付けていました。鼻の高さや付ける位置によって顔の印象が変わってきてしまうため、レプリカと見比べながら慎重に作業をしていきます。
顔 製作の様子2 

全体の形成が終わったところでいよいよ頭の文様付けです。文様の展開図を見ながら、竹串を使って文様を付けていきます。その間も乾燥を防ぐため、縄文のビーナスの体を濡れタオルで覆っています。
文様付けの様子

最後に全体を磨き上げて完成です!
仕上げの様子

完成した作品は、10月の野焼きまでの間、乾燥させます。
製作した縄文のビーナス 乾燥中の様子

縄文のビーナスの造形は、脚や腕、文様の付き方など、同じように見えていても左右対称ではなく、実物と同じように作り上げるのはとても大変です。縄文のビーナスを作った縄文人は、一体どのくらいの時間をかけて作ったのでしょうか。謎は深まるばかりです、、。

2日間で縄文教室1は終了となりましたが、6月には、縄文教室2「仮面の女神を作ってみよう」を開催予定です。6月20日(日曜日)まで申し込みを受け付けていますので、今回のイベントの様子をみて気になった方は当館までお電話にてお申し込みください。

今後のイベント情報

※今後の感染状況により、臨時休館、また開催予定のイベントを中止とする場合があります。ご了承ください。

<6月のイベント>

  •  縄文教室2「仮面の女神を作ってみよう」
     6月26日(土曜日)、27日(日曜日)午前10時~午後3時30分
     申込受付期間:令和3年(2021年)6月1日(火曜日)~6月20日(日曜日)
     定員を超える申し込みがあった場合は、申込締切り後抽選を行います。
     詳細は<縄文教室>のページをご覧ください。

<6月の休館日>
7日(月曜日)、14日(月曜日)、21日(月曜日)、28日(月曜日)

みなさんの声を聞かせてください

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