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令和5年 新春市長インタビュー

市長新春インタビュー

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。

一年間市民の皆さまには、市政へのご理解、ご協力をいただきましたことに感謝を申し上げます。

本年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

令和4年(2022年)を振り返って

デジタル田園健康特区の指定

国は、デジタル技術の活用によって、地域における健康、医療に関する課題の解決に重点的に取り組む複数の自治体をまとめて指定し、地域のデジタル化と規制改革を強力に推進するためにデジタル田園健康特区の選定を行ってきました。

令和4年4月に石川県加賀市、岡山県吉備中央町、茅野市の3自治体が国から指定されました。茅野市は、諏訪中央病院などと連携した在宅医療における看護師の特定行為の拡大や、タクシーによる医薬品配送などの規制改革を提案しました。現在、国や他の2自治体とさまざまな調整を行い、改革の準備を進めています。

新しい公共交通システムのスタート

AI乗合オンデマ ンド交通「 のらざあ」の本格運行をスタートいたしました。これは、市内の新しい公共交通を考える中で、市民の皆さまが病院や買い物などに行く時に、「行きたい時に、行きたい場所にいける」交通手段となるものです。また、4月から5路線に拡充し、中・高生を中心にご好評いただいている「通学通勤バス」、障害のある方の足としてご利用いただいている、社会福祉協議会の「移送サービス」。この3つを組み合わせて、新しい公共交通を構築いたしました。

これらのサービスは、まだ始めたばかりで課題もありますが、利用者の声を聞きながら改善し、もっと便利な公共交通システムを作り上げていきたいと考えています。

のらざあ

グリーンヒルズビレッジの完売

交流人口・関係人口の増加を目指し、茅野駅前のコワーキングスペース「ワークラボ八ヶ岳」を核にして、市内の別荘管理事務所やホテル、旅館等でも仕事ができるコワーキングスペースの設置に対して支援事業を行いました。合計53ヶ所(別荘地内5ヶ所、ホテル旅館等48ヶ所)のコワーキングスペースが設置され、若い人たちの多様な働き方に合った環境が整備されています。こうした移住交流事業を推進し、茅野市へ住んでもらう方を増やしていく必要があります。

昨年、グリーンヒルズビレッジの区画が完売いたしました。全226区画のうち、91区画をこの4年間で販売し、購入者の約半分が、30代から40代です。若者に選ばれるまちとして今後の地域の活性化に向けて大きく期待しています。

グリーンヒルズビレッジ

尖石遺跡の整備

茅野市のツールは縄文です。そのシンボルの尖石遺跡を特別史跡尖石石器時代遺跡第2期整備基本計画に基づき、史跡公園のサイン多言語化表示や、支障木の伐採などを行いました。また、特別史跡の指定から70周年を迎えたことから、改めて「尖石石器時代遺跡」の価値を認識し、広く発信するためのシンポジウムを開催し、縄文ファンの皆さまに喜んでもらえるための環境整備や情報発信を進めました。

 

令和5年(2023年)の展望

第6次総合計画の策定

今年は市の最上位計画である第6次総合計画の策定がいよいよ本格化します。この計画では、茅野市を人が行き交うまち・交流拠点にしていきたいと考えています。そのためには、観光振興や産業振興に取り組み、多くの皆さまに観光やビジネスで訪れてもらうことが必要になります。そして経済活動が活発になり、さらに茅野市に進出する企業や店舗が増えるための好循環としていきます。人の交流が活発なまちを創るためには、今まで茅野市が一生懸命取り組み、市民の皆さまと作り上げてきた福祉・環境・教育の分野のまちづくりを、今まで以上に磨き上げていく必要があります。さらなる超少子化・高齢化、人口減少が続いていくことから、DX(デジタルトランフォーメーション)の技術を活用し、パートナーシップのまちづくりを守っていきます。

デジタル田園健康特区としての取組

昨年、国から指定を受けたデジタル田園健康特区については、医療と福祉の連携を大きなテーマとしています。「諏訪中央病院」、「やすらぎの丘」、「ふれあいの里」などの施設や茅野市社会福祉協議会と連携を進める中に、デジタル技術を加えていくことを考えています。昨年から整備を始めているデータ連携基盤(都市OS)を整備して、情報の連携や有効活用をよりスムーズに、そして確実なものになることを目指す年にしたいと考えています。

まちづくりの課題解決に向けて

昨年実施したまちづくり懇談会では、市民の皆さまとの活発な意見交換ができました。ほとんどの地区で「役の受け手不足」、「ごみの収集に関すること」を課題として挙げていました。こうした課題は、市だけで解決できる問題ではありません。市で課題や考え方を整理し、市民の皆さまとキャッチボールをして、より良い形を見つけていきたいと考えています。

まず今年は、「役員の受け手不足」について、市が市民の皆さまにお願いする役を整理し、話し合いを始めていきたいと考えています。

ゼロカーボンの推進

地球温暖化対策のために温室効果ガスの排出のニュートラルを目指す取組として、茅野市、富士見町、原村の首長による「八ヶ岳西麓の豊かな自然環境と共生する未来に向けた共同宣言」に基づき、既存住宅への屋根置き型太陽光発電設備と蓄電池の設備補助を進めています。

また、茅野市地球温暖化対策地域協議会と連携した普及啓発活動を推進するほか、公共施設の照明のLED化や温泉施設への木質バイオマスボイラーの導入の検討などを始めていきたいと考えています。

交流人口・関係人口の拡大

茅野市を知っていただく。そして訪れていただき、見て感じてもらい、茅野市ファンを増やす取組として、多くのイベントを計画しています。

その一つが、「TOYOTA GAZOO Racing in 八ヶ岳茅野」です。このイベントはモータースポーツを通じて、市民はもちろん多くの皆さまに茅野市を知ってもらい、訪れて楽しんでいただくためのイベントです。今年は、4年ぶりにレースだけでなく観客を動員し、イベントなども行う完全開催を目指して計画していますのでお楽しみください。

また、茅野市に住む人たちが、コワーキングスペースなどを活用して、本社のある首都圏や中京圏に、月に数回行けばよい新しい働き方に対応する取組を考えていきます。

2019年に開催された、トヨタガズーレーシングの様子

 

 

 

この3年間は、コロナ禍で、皆さまも本当に大変な日々を過ごしてきたと思います。その中でもたくさんのご協力をいただき、茅野市もここまで駆け抜けてくることができました。

今年は、コロナに負けない茅野市で、より一層みんなで頑張っていきたいと思います。

 

本年もお世話になりますが、よろしくお願いいたします。

 

令和5年1月

茅野市長 今井 敦

令和5年新春市長インタビューの様子

 

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